ライフシェア 2020.10 の様子

『互いの人生から学び合う』ことを目的としたイベント『ライフシェア』を久しぶりに開催しました。

今回もかなり盛り上がりました。

「自分の人生をシェアする」

こんなテーマでいざ人前で話すと緊張するかもしれませんね。しかし、最初はポロリと、そして皆がそれらに質問したり、自分の人生の経験をポロリポロリと重ねていくことで自然とお互いの人生経験をシェアすることができます。

本イベントの目的は『お互いの人生から学び合う事』ですが、これはただお互いの人生経験をシェアするだけでは成し遂げられません。

それらのシェアされた経験がどのように活かされるかを紐解き、その背景や意味に気付く必要があるのです。

その紐解き作業は普段からかなり深く哲学的思考をしているような方でないと難しいと思います。
気づきはまるで違う角度からもたらされるのですが、そのような視点を持てるようになるには経験が必要ですね。

自分はその部分でお手伝いができると思い、このようなイベントを開催しています。

苦しみ脱却の転換点

精神的に苦しみ、薬に救いを求めるも改善が見られない、、、

「逆に薬の副作用として自分の感情が薄くなることに危惧を抱き、自らの意思で薬を断ち、その後に回復した」という参加者の経験を他の参加者たちは興味深そうに聞いていました。参加者の関係者に同じような境遇に悩む人々がいたりするからです。

それらの改善策は何だったのか?と聞くと、結局は自らの強い意志だったとの回答。なんとも渋い答えですね!

自分は精神探求時代に色々なジャンルの本を読みまくりましたが、苦しみ脱却の転換点としては『本人の覚悟』がキーになっているケースが物凄く多かったです。そんな共通点に気付くと、勇気をもらえる人もいるかもしれませんね。

違う考え・価値観・文化に触れるメリット

人は苦しみにある時、その苦しみを慰めてくれる人、共感してくれる人を望む傾向があります。そして同じような境遇の人を周りに置くようにしたりします。

苦しんでいるのは自分だけではないと感じることができ、傷ついてもやさしく慰めてくれる人々がいるという安心感が得られるからでしょう。

ただ、そのままだと心地良いかもしれませんが、状況の改善は進まないことも多かったりします。

「できないのは当然であり、苦しむくらいなら目を背けたい」、「うん、そうだね。あなたは悪くないよ。」というような会話がなされている横に、まるで違う意見を持ち、まるで違う行動をとる人がいたりすると、まるで違う展開を生むことがあります。

「あの人にもできるのであれば、自分にもできるかも、、」
そんなことを感じてもらえたりもするかもしれません。

相手が話を聞いてくれない?

困っている状況にある人に、自身の経験などからアドバイスができると感じる場面は多いと思います。
しかしながら、そのようなアドバイスをすると相手は硬化し、まるで聞き入れてくれないというようなことも多いでしょう。

実際、本イベントでもそのような経験をシェアしてくれる人がいました。
相手ことを思って甘やかすのではなく、少し厳しめにアドバイスをしたところ、相手が硬化してしまったそうです。

ビヨンド自然塾には引きこもりの方や発達障害という方なども多く来ますが、そういう方は優しくされることを強く望む傾向があります。しかしビヨンドでは基本的にそういう人たちを特別扱いすることはなく、一般の方々と同じように接しています。

最初はそのような対応が「優しくない」、「厳しい」と相手に取られることもあります。

しかしながら、相手を傷つけまいと当たり障りのないことを話すだけよりも、相手が幸せになるきっかけを与えられる可能性があるのであれば多少厳しめな意見になったとしても、言ってあげた方が相手のためになると自分は考えています。もちろん、相手がそれを受け入れるタイミングであるかどうかは見てあげる必要がありますが。

参照
優しさって何? ~ストレートで愛情に溢れる~

そして結果、最終的には感謝されることが多いです。明らかに心が軽くなる方向に行けるようになるので。

参加者の感想

今回の参加者にイベントでどのようなことを感じたか、学び取ったかを教えてもらいました。
自分が伝えたかったようなことが伝わっていてうれしいです^^

K.O.

人生は『心』の問題だと思った。

A.Y.

皆の人生を本人から聞けたのは価値があった。普段は聞けないから。納得いくまで自分に問いかけること、人に会う事は重要だなと思った。

T.S.

自分は不真面目路線だったが、それでも良いかなと思った。

M.A.

一人一人のバックグラウンドを聞くと、理解が深まる。フィルターを外し、親近感が湧く。そういう機会が増えれば争いがなくなるなと感じた。

A.N.

普通の女子会では当たり障りのない話に終始することが多い。人生をテーマに話すとか深い話をできるのは結構良いと思った。より深く相手を知れるのは素晴らしい。これからもやっていきたい。

内観ワークショップ

今回のイベントは二時間のショートバージョンでしたが、もっと深く色々な気付きを得てもらうためのイベント(内観ワークショップ)を11月に開催しようかと考えています。
そちらのイベントは三日間、物凄く深い部分まで自分の心を掘り下げていき、自らの人生がどのような意味を持っていたかを知り、自分の進むべき道を見つけ出すというものです。
参照内観ワークショップ

自分は世界一不幸だと言っていた人が、三日後には自分は世界一幸せ者だ!と変貌してしまったりしています。
人生の出来事の意味に気付くと考え方、価値観がガラリと変わるのです。
参照内観ワークショップ参加者の体験談 カズキ S.さん

このイベントは要望があり次第開催しますので、興味がある方はご連絡願います。