目次
あらすじ
製作、監修;ヤス
自らを磨くため、神により下界に降ろされた魂達。
下界では魂達は人間という体をまとい、色々な制約があった。そして自分の思い通りにならない世界に悩んだり葛藤したりしながらも、仲間と力を併せることで生きていく。
下界では自分たちの姿とは異なる妖精や魔物なども出現した。
善の象徴である妖精、悪の象徴である魔物、、、人間などとは異なり、物凄いパワーを持つと考えられていた彼らも実は、人間と同じように悩んだり不安を抱えていたりすることを知る、、
妖精からの要請により色々と手助けなどをする人間となった魂達。
手助けをしながら、妖精や魔物の本当の気持ちというものに気づいていく、、
そして段々と、「実は妖精や魔物が持っていた悩みというのは人間界にもそのまま当てはまる」のではないかということに気づいていく、、、
多くの試練を仲間と力を合わせてクリアしながら、遂には仲間を助けるためにと一生懸命にやっていたことが実は!自分自身を救うことになっていた、、、
それに魂達が気づいた時、神は微笑んで彼らを天界に呼び戻した。
しかし、魂を磨く旅はこれで終わりではなく、実はコレが始まりだったのだ、、、
続く ~次回はクエストを参加者の皆で創りあげよう~
第一コース ~種の秘密を探れ~
製作;林
「あの妖精を助けてあげて!」と天の声にささやかれ、
気がついたら、片手には何かの地図が。。
そして目の前には、妖精が立っていて、どうやら困っている様子。
「私は、誰なんだろう。何の為に生まれてきたんだろう。」
妖精は、自分が誰なのか、何の為に生まれてきたのかが分からず、困っていた。
「コレが唯一の手がかりなんだけど。。」と渡されたのは黒い粒。
君はこの妖精が誰なのか、何の為に生まれてきたのか、その答えを導き出すことができるだろうか!
・・・
このフィールドには、どうやら色んな生き物や、野菜・草花の妖精たちが共存しているようだ。
この黒い粒を頼りに、まずは妖精たちに会いに行こう!
よく見てみると、地図にはさっきの妖精に似ているキャラクターが描かれていて
「私を探して!」と書かれている。
よし!まずはこの地図にある、マークの場所に行ってみよう!きっと何か分かるはずだ!
(マークには番号が付いていて、ルートは三種類だけど、最後に行く場所は一緒)
と、旅が始まる。。
旅の途中には、妖精がたくさんいて、その妖精たちの話を頼りに、謎を解いていく。
「それはきっと、植物のタネだね」
「確か一年に一回、これくらいの暖かい時期によく見るよ」
「いつも空からみんなを見ててくれてる彼なら、何か分かるかも
(太陽だということは伏せる。雲キャラもいるが、偽キャラ)」
「太陽って、たしか大人でも手が届かないくらい高い場所にいるんだよね
(体育館の三角フラッグの脇に太陽を忍ばせる。その太陽には「タネの一生」が掲示されている場所のヒントがある)」
「○○にいる蜂さんに聞いてみたら、何かわかるかも
(「タネの一生」の場所に誘導するための蜂キャラ登場)」
・・・と、色んな情報を頼りに、最後に行ったマークの場所には、門番がいた。
門番「何しに来た。お前たちの旅の目的は何だ!」
「妖精の正体を知りたくて。。。」
門番「その、手に持っている粒は何だ」
「これは○○のタネです!」
門番「よし!中に入れ!」
中に入ると、そこには妖精の神様がいた。
妖精の神
「あなたの持ってるそのタネは、○○のタネよ。在来種と言って、昔からこの北杜市の地に生息している植物のタネなの。そのタネを持っていた妖精は、○○の妖精なの。私たち妖精は、この植物が元気に育ってくれるように、ミミズさんに土を耕してもらったり、蜂さんに花粉を運んでもらったり、太陽さんに照らしてもらったり、雲さんに雨を降らせてもらったり・・・たくさんの仲間と交流を持つ為に働いているのよ。みんな自然の中で、支え合いながら生きているの。その為に、私たち妖精は、元気よく毎日飛び回っているのよ。」
・・・そうか。自然界は、み〜んな、繋がっているんだね!
ミミズさんや蜂さん、太陽や雨だって、一つの植物を育てる為に必要なんだ!
そうやって育った野菜たちを、僕たちは食べさせてもらってるんだね。
よし!あの妖精に、このことを伝えに行かなきゃ( ^o^)ノ
・・・
こうして、妖精の正体も、役割も、自然界の繋がりも分かり、妖精に全てを伝えると、お礼を言って、元気に妖精は去って行った。
第二コース ~魔物の本来の姿とは~
製作;蓮池
妖精の正体を知った勇者たち・・・
妖精は美しく、可愛らしく、そして綺麗な心を持っていた。
それに感動したのも束の間、妖精はこの国の現状について語り出した。
話しを聞いていると、どうも西の国に恐ろしい魔物が住んでいる。
そして、毎年妖精たちがさらわれては、二度と帰ってこないのだそうだ。
妖精は泣きながら話してくれた。
「私の妹も帰ってこないの・・・」
その時!目の前の妖精が強い風にさわられ、西へと連れ去られていくではないか!
「たすけてー!!」
妖精の姿が見えなくなったとき、天から声が聞こえた。
「お前たちの次のミッションはこれだ。『妖精の国を救出せよ!』」
ヒントキャラやミッションに導かれ、
時に恐怖におののき、
時に笑い転げ、
時に人助けをし、
時に仲間で助け合い、
いよいよ西の国に到達した。
魔物よ、覚悟!
勇者たちが闘いを覚悟したのも束の間、
よく見ると、魔物は悲しそうな顔をしている。
「ただ、仲間がほしかっただけなんだ・・・」
そっか・・・みんなは魔物だって言うけれど、
ただ不器用なだけで、
体が大きいから「魔物だ」って言われていただけなのかもしれない・・・
「僕らが仲間になってあげるよ」
勇者たちがそう言うと、「魔物」は嬉しそうな顔をした。
「ほんと?ぼく、セバスチャンっていうんだ。うれしいな。妖精さんたち、ごめんね・・・」
なんだ、悪役だって、ちゃんと話したら良いやつじゃん。
勇者たちはセバスチャンから、お礼にと、ある封筒を渡された。
「君たちは、この先のミッションで、大きな決断を迫られるだろう。もし、どうしたらいいか迷ったら、この封筒の中身を見るんだ。きっと、選ぶべき道を教えてくれるよ」
セバスチャンと妖精たちに見送られ(「ありがとうー!!」)、
勇者たちは次のステージへと歩みを進めるのであった。
あ、そうそう、妖精の国と西の国は、末永く仲良く、幸せに暮らしましたとさ。
第三コース ~真の目的とは~
製作;ヤス
魂の修行をしてきなさいと、怪しげな場所に放り出された住人たち。
怪しげなマップを渡され、連れて行かれた場所には謎のヒントキャラたち、、、
住人には具体的な目的は告げられず、意味もわからないままクエストを開始する。
人々はバラバラにミッションのクリアを目指すが、実はクリアには仲間の協力が不可欠であることに気づく、、
どんなに力の強い者でも、、、
クエストを進めるうちに『ポイント』と呼ばれるものが溜まり始めた。
人々はいつしか『ポイント』を強く求めるようになり、『ポイントを多く持つものが偉い』という風潮まで出てきた。
ある時点でポイントを放棄するかどうかの選択を迫られる。
仲間の救出には『ポイント』の放出が必要だったのだ。
せっかく貯めたポイント、、、、揺れる気持ちの勇者が選択した答えは、『ポイントよりも仲間』だった!
この勇気ある行動に人々はそれぞれが持つポイントをすべて放棄した。
「目に見える『ポイント』なんかよりも、もっと大切なモノがあるんだ、、、」
クエストを通じて知り合ったかけがえのない仲間たちがそれを教えてくれたのだ。
そして、ここに気づかせることが、神が与えた今クエストの真の目的だった。
この光景をみた神は、ニッコリと微笑み、住人を天国に呼び戻した。
しかし、クエストは終わってはいなかった。
魂の修行は第一章が終わっただけであり、第二章では住人自らがクエストを作る必要があるらしい
第一章で知り合った仲間とともに、次のクエストを創りだそう!