<<この物語はフィクションです>>
異常気象
ここのところ、もう200日間も毎日、雨が続いている。 作物が育たないために食べ物は満足に得られず、各地では土砂崩れや水没なども報告されている。 「こんなことがあり得ていいのか?!!」 街では皆が憂鬱になり、自殺者まで出る騒ぎだ。 真司は早朝に一人で山の方に歩いて行った。 首を吊ろうと思ったのだ。もはや正常の精神状態では無かった。
謎の老人
山で一人、木にロープを縛り付け、いよいよ死のうと思った瞬間、目の前に白い服を着たお爺さんが立っていた。 ”いつのまにこの人来たんだ?!” 首の辺りに輪っかになったロープを持ったまま、真司は固まっていた。 Read more