北杜市環境審議会+北杜市子供・子育て会議 ~太陽光パネル問題~

北杜市環境審議会の委員に委嘱されました

環境保全などに対して考え、より良い環境を創っていこうという会であり、市民の声を行政に反映することが出来ます。

今回、会議に出席すると色々な議題がありましたが、中でも市民側の一番の関心は太陽光パネルの設置に関してでした。

環境に力を入れ、観光を促進していこう!という基本スタイルの北杜市ですが、最近は太陽光パネルの設置が目立ち、景観を損ねていると感じている人が多いのです(^_^;)
2015-05-11 14.17.18

委員会の様子

【市民】

  • 委員の方々(市民)の意見は、殆どが『太陽光パネルの設置に節度を!』というもの
  • 太陽光パネルの設置や自然エネルギー推進の考え方は理解するものの、快適な生活との両立を図るために設置方法を考えたほうが良い

【市の職員】

職員の対応は、市民の意見は理解でき、尊重したいものの、法的に緩和され、法律で守られている太陽光パネルの設置に関して、市で条項などを設けて規制を試みても結局法的な強制力はないので意味が無いと考えているとのことでした。

=法的な緩和=
工場立地法;工場ではなく、環境施設とみなすことに(2012年)

  • 実際に甲府市、甲斐市などは市で条項を設置したものの効力は発揮されておらず、その点から北杜市として条項を設置することに意味を感じていない
  • 現時点では、設置する施工会社に「節度を保つように」と依頼するくらいしか出来ない
  • この状況を変えていく手立ては、今のところ目処が立っていない
  • 市民グループが署名を持ってきたが、以上のことを説明させていただいた

【感想】

動きづらいと言う行政側に対して、実際に動けるようになるには市民側から色々と提案をしていくことが有効だと思います。(実際、市の方は太陽光パネル設置に関するデメリットなどの情報は知りたいようでした。)

個人的には、規制どうこうというよりも、皆が楽しく暮らしていけるモデルを示していくのが良いかなと思っています。

実際に自然農園ビヨンドはそういう活動であり、『里山を有効利用し、見ていて和む景観を保ちつつ、自然の豊かさを皆で享受する』というイメージを体験により共有できたら良いなと思っています。

山や自然の素晴らしさが伝わり、人々がそれを求めて沢山訪れ、活用するようになったとしたら!

そんな山の木をバリバリ伐採して大規模にパネルを設置したくなったりはしないんじゃないかな~

業者が積極的に太陽光パネルを設置するのは、それに旨味があるからでしょう。
その旨味が無くなり、逆に周りに対して印象を悪くする行為になるとしたら、自然とそのような行為はしなくなると思います。

それよりは山の中に小屋を建て、その屋根に太陽光パネルを設置するようなカタチを取りたい人が増えたりするんじゃないでしょうかね?

北杜市子供・子育て会議

ちなみに、この日は保育園の保護者連合会の副会長として、北杜市子供・子育て会議にも出席^^
2015-05-11 16.13.55
こちらでも多くの方がより良い街づくりのために活発に意見を述べていました~

皆にとって素晴らしい環境を創っていけますように。