ブログのプロフィールにも書いた通り、自分がなぜ農園を始めたかはわかリません。 ただ、意味があることだけはわかっています。 農業には興味もなく、知識もなかった自分が森のような荒れ地を開拓して畑にしながら、少しずつ見えてきたものがあります。
Contents
- 1 現時点でのビジョン(Smile & Shine!)
- 1.1 項目ごとの補足説明
- 1.1.1 1)野菜が自然に育つ環境を作り、それが可能であることを見せる(無農薬、無肥料、無灌水、無除草)
- 1.1.2 2)スーパーなどで売られているような画一的な野菜に慣れている人達に野菜本来の味、香り、形などを知ってもらう
- 1.1.3 3) 生産者と消費者の相互理解が進む手助けをする
- 1.1.4 4)野菜育ては子育てにも通じる。そして自然との関わりは人生にも通じる。それを体感できる場所を提供する
- 1.1.5 5)人との繋がりを大切にし、放棄された土地を有効利用することで生きていくことができることを知り、それにより不安から開放される体験を提供する。
- 1.1.6 6)人と人の間の壁が溶け、対価を求めずとも進んで助け合う環境を創る
- 1.2 =最終的には=
- 1.1 項目ごとの補足説明
現時点でのビジョン(Smile & Shine!)
- 野菜が自然に育つ環境を作り、それが可能であることを見せる(無農薬、無肥料、無灌水、無除草)
- スーパーなどで売られているような画一的な野菜に慣れている人達に野菜本来の味、香り、形などを知ってもらう
- 生産者と消費者の相互理解が進む手助けをする
- 野菜育ては子育てにも通じる。そして自然との関わりは人生にも通じる。それを体感できる場所を提供する
- 人との繋がりを大切にし、放棄された土地を有効利用することで生きていくことができることを知り、それにより不安から開放される体験を提供する(beyond concerns and limits)
- 人と人の間の壁が溶け、対価を求めずともすすんで助け合う環境を創る(beyond borders)
- 最終的には、、
細分すると上記のようなものが思い浮かびますが、簡単にいえば
『Smile and Shine!(皆が笑顔で輝いている世界を創る)』
ただ、それだけ。これさえできていれば細分したような項目は実はどうでも良い気がします。 このコンセプトだけは農園を始める前からインスピレーションとして頭のなかに入ってきたもの。 それだけを求めて進めているうちに段々と見えてきたものが上記6つのものです。 これらのビジョンは生きており、状況により色々と変化していくものと思われます。でも、『Smile and Shine!』だけはいつまでも残るのではないかなと思っております。
項目ごとの補足説明
1)野菜が自然に育つ環境を作り、それが可能であることを見せる(無農薬、無肥料、無灌水、無除草)
現時点では生産される多くの野菜は農薬や化学肥料を用いて生産されている。 しかしながら、農薬や肥料など、外部から購入しないでも野菜が作れれば、コストダウンが可能であり、食べ物からのアレルギーが多い中、人々が安心できる食物が得られる。 山間部など、灌水設備がないような畑は放棄され気味。しかし、灌水なしでも育てられるやり方が見つかれば、それらの農地も使いたいという人が現れるだろう。
2)スーパーなどで売られているような画一的な野菜に慣れている人達に野菜本来の味、香り、形などを知ってもらう
一般に売られる野菜はF1種と呼ばれる均一に生育する種をしようしている。この種の種は生産効率、経済効率を優先して育種されているものが多く、味や香り などよりも見た目や収量などに重点を置いた改良がなされている場合がある。自然に任せて育ったトマトなどは本当はかなり味や香りがしっかりとしていて自分 でびっくりした。 トマトはあまり好きでなかった自分も子供もビヨンドのトマトは喜んで食べる^^
3) 生産者と消費者の相互理解が進む手助けをする
実際に自分で作ってみてわかったのだが、自然に任せて野菜を育てるとかなり多様な姿形となり、生育にもばらつきが出る。また、野菜が混み合ってくるとその 部分は虫に食われたり枯れたりする。そうなると売り物にはならないということで間引きなどの作業が必要となる。しかし、これは人が間引かずとも虫が間引い てくれているとも考えられる。 収穫時に虫食いや枯れた部分だけちぎったり、調理時に包丁で切り落とすことはたやすい。 もしそれらが消費者に許容されるのであれば、生産者の手間は減ることになる。それには生産者は消費者にそれらの背景を知ってもらう機会を与えてあげる必要 が有る。
4)野菜育ては子育てにも通じる。そして自然との関わりは人生にも通じる。それを体感できる場所を提供する
小さい子供が転びそうな遊びをすると、「危ないからやめなさい!」と止めてしまうかもしれない。しかし、小さい時に転ぶことを経験できなかった人は、実際 に転ぶ時に手をつくことが出来ず、顔を地面に直撃したりする。子供に痛い目を見させたくないという親心からの行為なのだが、子供の生育チャンスを奪ってし まうことがある。 「そうは思いつつも、やはり心配で自由にはさせられない、、、」そんな人にとって野菜を育てるのはいい経験になる。 野菜に虫がつく、、、心配になり農薬をかけたくなる、、でも、自然の摂理を信じてそのまま経過を見守る、、(子供だったら心配で我慢できなくても、野菜な ら我慢しやすいのでは?) 気づくと特定の野菜だけ食べられたが、他の野菜は食べられていない!しかも、あれだけ沢山いた虫はどこにも見えない!そんな経験をすることが出来た時、 『自然を信じてあげれたように、子供も信じてあげよう』というような気持ちにもなれたらいいなと思っている。
5)人との繋がりを大切にし、放棄された土地を有効利用することで生きていくことができることを知り、それにより不安から開放される体験を提供する。
日本には沢山の放棄山林、耕作放棄地がある。地元の人から見ると価値がないものなのかもしれないが、都会の人から見たら宝の山のようなものだ。ジャングル のような荒れ地でも、実は個人で開拓できる。種をまけば野菜を育てることもできる。田んぼが手に入れば水稲まで作ることができる。山林などには小屋を建て ることもできる。 食べ物があり、寝る所があれば、最低限、生きてはいけるのではないか? そんな安心感を得ることができれば、お金のためだけに働くのではなく、自分が本当にしたいと思うことをしよう!と思えるのではないだろうか。
6)人と人の間の壁が溶け、対価を求めずとも進んで助け合う環境を創る
なんでもかんでも自分でやってやる!と気合を入れて自給自足のような暮らしをするのもいいかもしれない。 しかし、人はそれぞれ得意分野が違うものだ。それを活かし、皆で手を取り合うことができれば、『皆給皆足』ができると思う。 野菜を育てるのが好きな人、花を育てるのが好きな人、それらを収穫して売るのが好きな人、それらの商品を消費者に届ける運搬が好きな人、絵を書くのが好きな人は農園の看板の絵を書き、野菜は育てている人から提供してもらう。 大工仕事が得意な人が小屋を作り、左官が好きな人が土壁を塗る、、、、 皆が手を取り、皆がわけ合えば、皆で生活できるのではないかな?そう、家族のように^^
家族同士では、行動に対して対価を求めたりはしない。お互いが想い合っていることをしっかりとわかっていれば、見返りや対価などを求める必要はなくなるから、、、
「何かを欲しいから行動する」のではなく、ただ、「好きな相手を喜ばせたいから!」皆が行動する、、、そんな環境を作って行きたいです^^
=最終的には=
いつかビヨンドが『公的』なものと認められて税金や地代なども徴収されなくなったりしたら面白いな~
公園や教会のように自由に誰でも入れ、そこで育った野菜などは無料でお持ち帰り可能! 宿泊したい人は宿泊施設(有志で小屋など設置)に無料で宿泊も可能! 育てたい人は自由に区画を利用して育てて良し。宿泊施設も自由に作って良し、、、
こんなものを目指しています。 今のところ国やいろいろな所からお金は取られていくので完全無料はまだまだ先ですが^^;