一年生の親子レク ~争いは避けるべき?~

一年生の親子レクリエーションに参加してきました。


(はい、並んで並んで~!)

妻が参加するとのことだったので、自分は妻に任せて不参加にしようかなと思っていたのですが、気が変わって参加することに。実は気になることがあったのです。


(皆で手形を作ろうね。洗うのは教室に行ってね。)

自分はPTAの役員であり、このレクの運営に関わっています。レクの準備段階でこんな議題が上がりました。

■子供達に配るジュースは喧嘩のないように一種類に統一すべきか?

大した事ない議題に聞こえるかもしれませんが、ここはかなり哲学的に深い意味を持つと自分は感じました。


(思い出のタイムカプセル作り)

自分は複数のジュースを提示し、生徒たちに自ら考え、自ら選択させてあげたいと提案し、多数決の結果、実際にそのようにすることになったのですが、”やはりトラブルを心配する人はいるだろうな”と気になったのです。そこで、ジュース配りの際には自分が説明を加えさせてもらおうと思ったのです。


(大好きな恐竜の折り紙つき♪)

「トラブルを避ける」

この事について皆さんはどうお考えでしょう?この事は当然だと教わることが多いと思います。学校でも会社でも、家族でもそう教わることが多いでしょう。

あまりにも当たり前のように教わるので、深く考えることはなくなるかもしれませんが、実はその真の意味は「『無用な』トラブルは避けよ」と言うことだと思います。

意味なくわざわざトラブルを招く必要はないでしょう。しかし、トラブルと呼ばれるものは意味のある学びとなる事もあると思います。それらを全て『トラブル』と一括りにして避けてしまうのはもったいないなと個人的に感じています。

ジュースが一種類であれば確かに喧嘩になる可能性は減るかもしれません。しかし、実はそうとも限りません。オレンジジュースに統一した場合、「オレンジだけは死んでも嫌!」という子が一人でもいれば癇癪を起こすかもしれません。トラブルを全部避けれるのであれば良いかもしれませんが、それはかなり難しいでしょう。

だとしたら、トラブルが起こった時に対処できるようになった方が良いかもしれません。

転ぶと怪我するからと、一度も外遊びをしなかったとしたら、ある時転んでしまった際に大怪我するかもしれません。軽いけがで済むうちに転んでおくのはそんなに悪い選択肢ではないかなと思うのです。

というわけで、転ぶ可能性がありながらも、転んだ時にきちんと起きれるように提案をしながら?ジュースを配らせてもらいました。

子供達に「喧嘩なんかせずに皆で分配できるかな?」と聞いたところ、「大丈夫!」との強い返事をもらえました。「そんなときはじゃんけんすればいい!」などの具体的な提案ももらいました。心強いですね^^

うちのケースで言えば、大きな学びがある時には、その前に大きな『トラブル』があったりしています。

参照