内観ワークショップの様子 2019.05

ヴィパッサナー瞑想などにも参加したことがある、精神探求中のS君が参加してくれました。実は、彼はすでにビヨンドに過去に2回来ています。その際にも精神探求のヒントを話させていただいていたのですが、深い理解までには至らなかったようです。真理探求はかなり深いですからね~♪

今回、悩むところがあり、なんとかそんな状況を改善したいと思って参加してくれたようです。

内観 ~苦しみはどこから?~

まずはじめに、彼の頭の中にあることを整理してもらいました。
そして、どんな思いを持っているかを聞かせていただきました。

聞いていると、非常に悩みが強いことは伝わってきます。
こんな状況になっちゃってるんです、、と残念がってるような感じも伝わってきます。

しかしながら、自分には「まあ、そうなるだろうな」と感じられるのです。
精神世界の観点からすると、極めて自然な成り行きなのです。

そこが見えないので苦しみを感じることになります。不安を持つことになります。そして不満を持つことになります。

「こんなことも起こって、あんなことも起こって、、、、」

彼が好ましくないと思っていることが、彼の口から沢山出てきます。

しかしやはり感じるのは、「そりゃ、そうだよね^^」

実は完璧

彼からするとすごく苦しい状況なのですが、自分から見ると、ちょっとギャグ漫画のような感じなのです。内観ワークショップは何度もやっていますが、いつもそう感じます。

「右に行きたいんです!」と叫びながら、真逆の方向に、目をつぶりながら突っ走ってるような感じに見えるのです。

しかしながら、本人がここに気づくのは非常に難しいです。常識的な考えを強く持っていると確実にここには気づけないです。

いい人であろうとか、正しくあろうとか、、、素晴らしい理念を持っているように思えても、実はそのような考えの人は視野が物凄く狭まっていることが多いです。

彼の場合も、正しくあろうと頑張り、もがいていました。

正しくあろうと頑張るのであれば、それは素晴らしいことではないかと思うかもしれません。
しかし、そうすることで彼らは幸せになれていたでしょうか?そうではなく、残念ながら苦しむことになっていたのです。

それはなぜか?

『正しい』という定義の問題です。
何が正しく、何が正しくないというのは誰が決めたのでしょうか?

彼は常識的な考えに縛られ、それゆえに常識的なところの『正しさ』を強く追い求めていました。

正しさを求めるということは、正しくないことは排除したいと考えていることになります。
正しくないことは認めることができず、見たり聞いたりするだけで嫌な気持ちになってしまうのです。

正しくあろうと思うことが面白いことに、苦しみを生んでしまうのです。

S君に変化が! ~気づき~

普通にしていても考え方の癖はなかなか抜けませんが、視野が広くなってくると自然に考え方・感じ方が変わってきます。

人にもよりますが、これには少なくとも三日間ぐらいは真剣に取り組む必要があると思っています。
S君は5日感滞在しました。

S君はかなり真剣に取り組んでくれました。夜は一人で唸り声を上げたり、、、
S君の苦闘っぷりは共に滞在していた方たちが、ちょっとびっくりしてしまうほどのもの
でした。

「このまま東京には帰れない!」

覚悟は凄いものの、一人でただ考えていたり瞑想していてもなかなか気づくのは難しいと思うので、ヒントを与えました。

S君が持っている感情とS君が本当に求める答えとの大きなギャップ、引き起こされている出来事が実は意味があり、非常に有り難いヒントであること、、、

瞑想指南も行いました。

「目の前を自分の都合の良いようにコントロールしてやる!」なんていう心持ちでは幸せには至れないことも。

五日目、S君の心は劇的な変化を遂げていました。
これは見ていた人はかなり驚けたのではないでしょうか?

呻くほどに悩み、苦しんでいたS君、思わず笑いだしたり、鼻歌を歌いだしました。

「自分はなんて愚かだったんだ、、、。なにも気づいていなかった、、」

「幸せしかない、、、、」

そしてこんな嬉しい言葉をいただきました。

「みんなが必死になって手に入れたお金や学歴でも絶対解決出来ないことを解決していける内観の面白さがわかってきました^_^」

今回も参加者の大きな変化を見ることができ、自分としてもすごく幸せです。本当に嬉しいです!!
また、彼の変化を他のボランティアスタッフたちも見ることができたこととかも嬉しいです。そのような変化は実は簡単に引き起こせることを感じてもらえるきっかけになると思うからです。

内観ワークショップは通常、要望があり次第の開催なので、興味がある人、いましたら連絡ください。