家の作り方ワークショップの体験談 N.O.さん 千葉県


 家作り、自給自足、そんなことに興味があり、beyondのホビットハウス作りワークショップに参加した。元々は家造りの技術を学ぶために来たけど、技術よりも強く印象に残ったのは、代表の室田さんと話した内容だった。ワークショップの後、室田さんが駅まで軽トラで送ってくれた。韮崎駅の駐車場で夜遅くまで色々な話をしてくれた。

 室田さんは、韮崎高校出身の有名人、中田英寿と同じようなオーラがあった。「本質的なことを求めたい。それ以外のことに興味はない」、そんな意志を感じた。

 話の内容に何度も驚かさせられた。「高校のとき、先生に授業中に筋トレすることを認めさせた。」(バトミントンでオリンピックを目指していたそうです)
 「新卒で入った会社では、上司から何も言われず好きにやっていいと言われていた。好きに研究して、成果を出した。」

 僕から見れば、学校も会社も自分のやりたいことと異なるものを押し付ける場所だと思っていた。「自由を奪う場所」だと。しかし、室田さんはそんな場所でも自由を獲得していた。何が違うのか?

 自分の目標に対してベストを尽くし、「自分ならできるはずだ」、そう自分を信じること。そしてベストを尽くす姿を周りに見てもらい、しっかりとした結果を出すことで、周りの人に「こいつには自由を与えても大丈夫だ。信用していい。」、そう思わせること。

 自由が欲しいと思っていたけど、自分を信じる力が足りていなかった。信じる力の不足は、自分の成長力を弱めてしまう。昔の自分なら、自分を信じて努力することを煩わしく感じていた。最近は、「もっと自分を信じて成長したい」、そんな気持ちが芽生えてきている。

 室田さんが言ったことで特に印象に残った言葉。少し違うかもだけど、だいたいこんな内容かな。「お金がなきゃ生きていけない。会社に行かなきゃ生きていけない、そんな既成概念がある。でも一人の考え方が変わると、周りの人も変わる。ドミノ倒しのように、自分が倒れた方向に周りの人を変えていくこともできる。周りの人の希望になれるよ」

 自分で家や食べ物を体を動かして作る。自分らしく生きていることを実感する。そんな経験を自分がして、周りにも伝えていく。主体的に生きられると信じて生きていく。結果的に持続可能な社会、みんなで幸せになれる社会になってほしい。そんな気持ちを忘れずに生きていきたい。険しい道になるかもしれない。でも自分を信じて、愛して歩んでいきたい。ありがとうございました!

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