受験勉強中、問題集をただ黙々と解く人がいる。
しかし、解くことは目的ではない。学ぶことが目的である。
だから学びさえできれば解く必要はない。
逆に、解いていても学べないのであれば意味がない。
学びとは、自分の枠を広げることである。
新しい知見を獲得し、それを活かせるようになることである。
だから、解くことよりもずっと大切なことは、
自分が解けない問題を探し、見つけることだ。
その解法を学び、それを自分で活かせるようにすることだ。
解けない問題があるとがっかりする人がいるが、それは目的と手段を混同しているからだ。
本当の目的を知っていれば解けない問題が見つかった時こそ、喜びにあふれるのだ。
これは人生においても同じことが言える。
困難に直面した時、それは自分の枠を広げるための、学びを活かすチャンスを得たことと同じなのだ。
がっかりするシーンではない、ありがたい、チャンス獲得のシーンなのだ。