先日八ヶ岳の最高峰、赤岳に登ったのだが、その経験は非常に素晴らしい物だった。
友達の言では、8月などの夏は雲が出て頂上から綺麗な眺めが見られない事が多いらしく、7月、9月頃がオススメとの事だった。
すなはち、今は素晴らしい山登りシーズン!
という事で、金峰山に登ることにした。今回はフラリと一人で登ってみようと思った。
登りたくなったのには何か意味があるから、その意味は登ってみればわかるだろう
前日に寝るのが遅くなったため、今日は起床時間が遅くなった、、、
自分としては金峰山と瑞牆山の両方を登ろうかなと考えていたのだが、出発時間が遅れたので金峰山だけに登ることにしたのだ。
瑞牆山荘前の登山口に到着すると、タイ人の女性が声をかけてきた。
「すみません、一緒に登っても良いですか?」
彼女は近くの農園にWWOOFで滞在しており、今日はオフ日だったので登山に来たらしい。
面白い流れだなと思いつつ、一緒に登り始めた。
彼女(JKii)は日本語を結構話すことが出来、登りながら色々と話しをした。
彼女は人生をどのように進もうかといつも悩んでいると言っていた。
自分はいつも、人の人生に影響をおよぼすようなことがしたいと思っているので、このような事が起こったのかな^^
何が好きなの?と聞くと、「音楽を聞くこと、写真を取ること、雑誌を作ること」と答えてくれた。
そして「体に良い野菜やお米を作り、それを食べる人々を健康にしてあげたい」とも言っていた。
「やりたい事はあるけど、お金がないからできない」というようなことも言っていた。
お金か、、、どこの国でも同じだな、、。お金があるかないかでやれることが制限されるなんて、、、
そこで自分の思うことを話してあげた。
「お金が稼げたとしても、もし顔が輝かなかったとしたら、人生としては楽しくないよね。
自分はサラリーマンだったことがあるけど、お金はあっても使う暇はなかった。遊ぶ暇や人生とは何かを考える時間もなかった。
好きな事をやったらいいと思うよ。」
「『どこへ行くのも音楽と一緒。音楽が友達』と言うほど音楽を聞くのが大好きなら、聴きまくったらいいんじゃない?
そして、私はこのような音楽が好きですとか、リラックスしたい時にはこのような曲がオススメですとかを紹介する雑誌を作るというのは?雑誌を作るの好きなんでしょう?おぉ、そうだ!写真を取るのも好きなのなら、アーティストの写真も自分で撮ってあげたらどうかな?」
「JKiiが紹介したアーティストや曲が注目されてヒットしたりするようになったりすれば、素晴らしい才能を持ちながらもメジャーになれずに生活が厳しいようなアーティストたちを救うことにもなるね!」
そんな事を話しているうちに、ドンドン頂上は近づいてきた。
頂上の一時間手前の『砂払いノ頭』ではかなり素晴らしい眺望が!
この尖った岩の上に登ると周りがすべて一望できて綺麗だった~。
JKiiちゃんも喜び、キャーキャー言いながら写真を撮っていた。
そこから頂上への道はかなり狭い尾根で、幅が数十センチしか無かったりする。右は崖、左は草の生えた急斜面。
歩くのが怖い人もいるかもしれないが、素晴らしい眺望が楽しめる。
更に岩がゴツゴツしたところを登ると頂上に到着!
結構楽に登れるものだな^^
頂上では昼食を食べながら眺望を楽しみ、そして下山。
途中で一度だけ少し道がわからなくなったが、少し探したら見つかり、無事にゴール!
それにしても色々と面白いことは起こるものだなぁ。
数日前から、何故か急にKaeneというバンドの曲が聞きたくなり、ずっと聞いていた。
頭の中にはずっとKeaneの曲が流れていた。
そんな時に急に目の前に現れたタイ人の女性、JKii、、、
彼女が好きなアーティストの一人がKeaneだった。数日前までは名前も覚えていないバンドだったのに、、
この共通の趣味により話は盛り上がり、打ち解けた彼女はかなり嬉しそうに話をしてくれたのだ。
また、彼女のWWOOFの受け入れ先である巨摩komaファームのちはるさんからお礼のお電話も頂いた。
このちはるさんも友達から以前お話しを聞いて今度会ってみたらと言われていた方だ。
自分が会いに行ったりしないでいると、こんなカタチで急に繋がったりする。
一つ一つは殆ど気にならないような出来事も、全てがつながった時に初めて意味がわかる。
すべてをコントロールしようとするのではなく、ただ全てを受け入れる。
次に何が起こるかをワクワクしながら過ごすのが面白いんだよな。
『心に羽を』
本当にやりたい事なんて
自分では気づいているだろう?
その気持ちにフタをする理由が
本当はちっぽけなものであることに
気づくことが出来たなら
心には羽が生え
あなたは自由になるだろう