日雇いバイト(説法会?)

友だちに声を掛けられ、二日間、草刈りのバイトに行ってきた。
農園は収入がないので、こういう収入を得る活動もたまにはいいな。
バイトだとうちの農園の年収が数日で稼げる(^_^;)

自然農園ビヨンドの活動はお金で考えると面白くなくなるから、今は収益よりも概念やビジョンをわかりやすいように示せるような環境を創ることに専念している。その後に少しずつバランスが取れていくといいなという感じ。

現場はクズなどが生い茂る斜面。
結構足が滑ったりして危険、、、 これは怪我する人とか多そうだな。
自然農園ビヨンドでは広い面積を草刈りするときは大鎌でそれほど不便を感じていないのだが、草刈機って凄いな!
ススキとかスパスパ切れる!細くてなびいてしまいそうな草も割と切れる。
こんな面積を三人で半日で刈れるのか、、。いい経験になったな。

kusakari
調子に乗って刈りまくっていると、熊手でせき止めていたはずの草が水路にバンバン流れていってしまった!
下流に様子を見に行くと、草で水路が詰まりそうだと、おじいさんが困っていた、、、

迷惑を詫び、その場で草を除去。
いや~、大事に至らなくてよかった。

ハプニングといえば、車が側溝に落ちた、、
注意散漫過ぎ、、
でも、やはり意味があるんだよな。

自分は参加者のTちゃんに助けを求めた。
そしてTちゃんは軽トラで軽々と助けてくれた。

そう、これを実は望んでいたんだ。
自分がTちゃんに助けてもらうという構図を無意識に、、、

Tちゃんは非常に真面目な方で、子供の頃から人はなぜ死ぬのだろう?死の恐怖から逃れるのにはどうしたらいいのだろう?という哲学的な事を考えていたらしい。一時、有名な宗教団体にも入っていたという。

自分の経験や気付きが役に立つかなと思い、少しお話をさせて頂いた。

信仰を得ようとするのは非常に良いと思います。
でも、宗教の場合、得てして形式にとらわれがちになりますよね。
創造主に対しての信仰ならいいですが、住職や作法などに注意がいってしまうようだと、むしろ気づきは遠くなりますね。
答えは住職や牧師さんに聞くんではなく、自分の心に聞くようにならなければ、、、
人は答えを外に求めます。
でも、実は既に自分の中にあるとしたら?それを探求するのが一番早いんですよね。

宗教的な考えに興味があるTちゃんは真剣に耳を傾け、色々と質問もしてくれた。
自分の考えに刺激を受け、その晩は色々と考えたらしい。

Tちゃんは人にできて自分には出来ないことなどに対してコンプレックスを持ってしまうという悩みを持っていた。
自分はこれを聞いて、Tちゃんに「コンプレックスなど感じる必要はないんだよ。そのままで素晴らしいんだ!」という事を感じてもらいたいなと強く思った。

それが自動車の脱輪として具現化した、、
自分にとって、こういう事はよく起こる。
Tちゃんは面倒がらずに喜んで助けてくれた。自分は自分の車が溝から引き上げられることよりも、その事が一番嬉しかった。

急に草刈りに来たのはこんな意味があったのかもな、、そんな事を感じながら帰途についた。