友達とイベント企画(反対運動とは違う路線で)

yesファームの徳永さんから8/31野菜の日に共にイベントを行おうとお誘いがあった。
自分はフットワークが軽そうということで?総務役を頼まれたのだ。

コンセプトは『在来種の種を守る重要性』と『農と福祉の連携』と言った感じ。
徳永さんは八ヶ岳で行われるオーガニック系のイベントでは、いつも特定の人ばかりが集まると感じており、野菜の日のイベントに関してはもっと一般の方々に広く来て頂きたいと考えている。

うん、これは自分も感じていたことだな。
八ヶ岳に来てから色々なイベントに参加させてもらっているが、参加者の殆どが既に知り合いだ。
これはこれで素晴らしいことだ。結びつきが強くなりやすく、お互いに助けあったりする関係を築きやすいから。

そのようなコアなメンバーが存在するというのは素晴らしいものの、それ以外の一般の方々の比率が少ないのは少し気になっていたのだ。
そこに集まっている人たちが皆、知り合い同士のような感じで和気あいあいとしている時、そこに誰も知り合いがいない人が入り込むと疎外感を感じさせてしまうことがある、、、

また、“健康や環境に対する『意識の高い』人達の集まり“という印象を持たれる場合。それらに関心がない人達からすると窮屈に感じられることもあるだろう、、、

イベントでは『よみがえりのレシピ』というドキュメンタリー映画の上映も行う予定。
在来種の種の重要性を説く内容のようだ。

一般の生産農家の方々で自家採種をしているのは穀物や豆などを除くとかなり少ないのではないかな。
そういう農家の方々や一般の方々にも窮屈さを感じさせずに参加して貰えるような雰囲気を作りたいものだ。

自分が考えているのは、野菜などにも人間と同じように一生があり、自然に任せてあげると野菜たちは子供を作り、育てようとすることを知ってもらえるといいかなと言う事。
野菜の一生をイラスト等で示したり、実際に種取りをしてみたりしたら面白いのではないかな~

「うわ!なにこのきゅうり!でっかい!しかもなんで黄色?」

なんて興味を持ってもらえればそれだけでも意味があると思うな。

一般の生産農家の方々に、「種取りしなさい」というのとはまるっきり違う。
もしそう言ったとしたら、恐らく響かないだろう。
「こいつは農業の生産性をまるっきり理解しとらん!」と反発を買うかもしれない。

でもその生産農家さんが、お孫さんから「おじいちゃん、僕も黄色くて大きいきゅうりから種採ってみたいよ~」と言われたとしたら?
すべての種を取ることはないだろうが、孫が喜ぶくらいの種採りはするかもしれないな。
そのような流れであれば、引き起こすのは面白い。

反対運動だとしたら、自分は協力できないな、、、
面白く無いから。

 

『反対が生むもの』

反対は対立を生み

相手を否定する

責めれば責めるほど

相手は守りを固めるだろう

相手を理解し尊重する時

初めて防御は解かれるだろう