家庭教師の依頼を受け、埼玉県に行ってきました。
息子のK君が「勉強が周りの子よりも遅れ、自信を喪失しつつあるのが心配」との事でした。
勉強は教科書内の細かい内容を一つ一つ細かく学ぶことよりも、なぜそれを学ぶのか、それをどう活かすのかということに思いをはせながら、そのためにはどのような知識・技術を吸収しようかと自らが探求する姿勢の方が遥かに重要だと個人的に感じています。
その姿勢さえできていれば、学習は自然と進むからです。しかも劇的に!
さて、今回の生徒さんも
「漫画は楽しく読めるが、教科書を読むのは嫌!」
というよくあるケースでした。
このような心構えだとすると、勉強が苦手になるのは当然ですし、やる気が起きないのも当然でしょう。
漫画を読むのと同じように教科書が読めるようになるのが理想ですね。まぁ、これができるようになるのは簡単ではないのですが(^^;)
さて、今回はそこまで一気に進まなくても、実は飛躍的に勉強が楽になる秘訣は『遊ぶこと』!だということを体感してもらうことにしました。
最初にK君に普通に暗記問題をやってもらいました。
小学生なので暗記力はあるのですが、やはり数日たったら忘れてしまいそうな感じでした。
そのような勉強法では、覚えるそばから忘れてしまうので、なかなか成績を上げるのは苦しくなるでしょう。
また、ちょっと覚えるのが難しいような問題も出題してみると、やはり記憶することが難しいとの事でした。
そう、まさにこれは予想通りの展開であり、殆どの人がそのような勉強の仕方をするために苦労するということを本人に知ってもらうためにやってもらったのです。
次に、逆に「覚えようとしないで」、ただ集中(集中の仕方は多々あり、その時々によって異なる)してというアドバイスを行いました。
すると、、なんと今度はすんなり覚えることができるようになり、しかもこれなら忘れなさそうだ!というように変化したのです。
そして自ら覚えたことを嬉しそうに自分に話してくれたのです♪
これが漫画を読むのと同じように勉強するということです。
12卷を読み終わったとしたら13巻が読みたくなる。面白かったシーンは何度も思い返して友達に話したくなる!
そのような姿勢が今回の勉強においても見ることができたのです。
埼玉は自分が毎週火曜のにはちょっと遠いので、月に何日かまとめて山梨に来てもらうことになりました。勉強の楽しさが分かってもらえてうれしいです。
お母さんからはこんなメッセージを頂きました。
「息子Kの室田さんへの愛と勉強の考え方を朝からいっぱい聴きました。」
心の作用
心の作用を知っているかい?覚えようと思っても覚えられない
寝ようと思えば思うほど寝られない
失敗しないように頑張るほど失敗しやすい
いくら頑張ってもうまくいかずに空回り
そうじゃないんだ
覚えようと考えることを忘れるほど集中してごらん
気づくとあなたは覚えている
眠ろうなんて考えることを忘れるほどリラックスしてみよう
あなたは気づくと寝ているだろう
瞑想しようと思っても瞑想できない?
それもまた当然なんだ
心の作用に気が付ければ
もっと自然に振る舞えるだろう