五年前にビヨンドに通ってくれ、共に古民家の改修を進めてくれたM君が久しぶりに来てくれました。
facebookやホームページを見て活動が進んでいるのは知っていたようで、その様子を見に来てくれたのです。
うわー、本当に進んでいる!
M君とは改修以外にも田んぼでお米を育てたり、倒木を楔で割ったり、お風呂を薪でわかせられるようにしてみたり、いろいろとやりましたね。
参照フィールド施設の掃除+薪風呂♪
「うわー、本当に凄く変わりましたね!」
活動が進んでいるのを驚きと共に、以前一緒にやった活動を懐かしく思い出していました。そしてこんなことを話してくれたのです。
笑いながら「うん、やれるね♪」と言われてもポカンとなってしまった。
スパルタ式にあれやれ!これやれ!そうしないとできないぞ!と言われた方が自分にはできる気になりやすかったと思う。」
はい、このように思う人は結構多いかなと思います。
だからこそ、見える形にしていくことに意義があると思っています。
自分は最初からずっと楽園は創れると思っていますが、実際にここまで進めてきたことで周りの人たちにも少しはわかりやすくなったと思っています。
笑いながら「こんな土地と空き家とかあったら凄い場所が作れるね。自然もあって、人目も気にならない秘境のような場所でいて、不便でもない。お米とか食べ物なんかも取れちゃって、寝て食べれることさえわかったら、あとは思わず歌って踊ったり?好きなことをできるようになるでしょう?そんなことができることが示せるとしたらさ、人が殺到しちゃうんじゃない?アハハ。」みたいな事をM君には伝えていたと思いますが、確かに、具体的にどのようにすればよいかとか、なぜそれができるかとか、計算的なものはなかったですね。
具体的な道筋はなかったのですが、できる事だけわかっていたのです。
「できないわけがないだろう?」
この根拠レスっぽい自信がM君には理解が難しかったみたいですね。
これは精神世界を探求しないとわかってもらうのはかなり難しいと思います。
物理的にできるか?経済的にできるか?社会的にできるか?確率的にできるか?
そんな指標で図ろうとすると、自分が言っていたようなことは絵に描いた餅で食べられないと思われるでしょう。
でも、実はそうではないんですよね。
「自分にとって意味があることは確実に起こる」
というのが自分の根底にあるのです。
それがなぜできるか?どうやったらできるか?なんていうことはどうでもよいのです。
むしろ読めないくらいの方がドラマチックで面白いと思っています。
M君が自分の楽園づくり活動で難しそうと思った点はこんなところみたいです。
■改修;経験もなく、空き家自体もかなり程度が悪く、使えるようにするのは技術的に難しく、時間もかかり、無理線では?
■お米作り;全部手作業で、こんなアバウトでお米を本当に作れるのか?
■資金不足;収入がほとんどないのにどうやって改修や活動を続けていけるのか?
まぁ、もっともな心配事ですね。
自分がもし、そんな風に考えるタイプであったら、ビヨンドは続くこともなかったし、そもそも立ち上げることもできなかったでしょう。
「できるかできないか」ではなく、「やるかやらないか」なんですよね。
これはなんとなくわかってくれる人もいるかな^^
『簡単』=『楽』とは限らない
自分は当たり前に活動が進められると笑って言いましたが、その軽い言い方が楽にできると思われたようであれば、それだと確かに「??そんなわけないだろう?」と思うのは当然ですね。
自分は楽勝だよとは言いましたが、それにはやることは無茶苦茶沢山あることは知っていましたし、時間がかかることも予想はしていました。
そして実際、、、M君が古民家改修に手伝ってきてくれたのが2016年で、今は2021年と五年も経っているのに、未だ改修途中だったりするのです^^長い道のりですね。
でも、少しずつ進めたおかげで今では最初とまるで違う感じに住みやすくなっています。
また、彼が2018年に来てくれた時には自分は木と土の家(cordwood house)を建築中でした。それを見たときも「こんなの本当に完成するの?!」と思ったようなのですが、今では完成しています。しかし、これも一年くらいかかりました。労力的にも結構大変な作業でしたね。でも、だからこそ思い入れが強くなったり、感慨もひとしおなのです♪
[完成したcordwood house]
勇気と希望を与える場に
彼はもう何年も通してビヨンドの活動を見てくれています。
「本当にそんなのができるのか?」
と当初思っていたことが知らないうちに実現しているのを目の当たりにすることで、チャレンジすることの大切さなどを感じてもらえたらうれしいですね。
M君も言ってくれました。「普通は自ら環境を創ったり変えていくビジョンを持つのは難しい。だから、そういうビジョンがあることに気づかせてくれる場所というのは本当に貴重ですね。あの時、ビヨンドに来れたのは本当にその後の考え方に大きな影響を与えたし、本当に濃い時間でしたね。」
活動を始めて9年。収入が殆どない活動なのにもかかわらず、三人ものスタッフを迎えることまでできています。面白いですね~。また、これまでに7件も空き家を活用させていただいたり、広大な大自然のフィールドも使わせてもらっています。
これからもスタッフと共に幸せな空間づくりを進め、多くの人たちに勇気や希望を与えられたらなと思っています。
今後の展望
今後は以下のようなことを進めていこうと思っています。
・食べ物あふれるフィールド作り
・お花溢れるフィールド作り
・体験宿泊拡張
・狩猟/ジビエ
・山を開拓して村づくり
9年たった今でもやることは目白押しですね。いつもやりたいことがいっぱいあります。
これは大変というより、やりがいがあって有難いことだと思っています。逆にやることなくなったらつまらないですものね。
ビヨンドでは活動に加わってくれる方を募集しています。興味ある方などいましたら、連絡お待ちしています。