安全、安心な野菜をあなたに ~農薬、化学肥料の野菜及び体への影響~

目次

農薬、化学肥料の野菜及び体への影響

スーパーなどに行けば、一年中虫食いもない綺麗な野菜が沢山並んでいます。 ハウス、農業資材、化学肥料、そして農薬などのお陰です。 経済効率、生産効率を求め、農業技術や種苗の研究は進んできています。 そのおかげで安く大量の野菜の提供が可能になっています。 この事自体は非常に素晴らしいことなのですが、昨今の慣行農業のやり方に否定的な意見も聞かれるようになってきました。 主な内容は以下の4つに分けられます。

  1. 食の安全
  2. 環境への負荷
  3. 味や香り
  4. 栄養価 →【関連記事】現代の野菜の栄養価(昔の野菜より激減、、)

ここでは1)の食の安全について考えてみたいと思います。

農薬の体への影響

農薬や化学肥料、有機肥料などは安全なものとして販売され、使用されています。 標準使用量の中では体への影響は無いというのが販売者や政府などの見解のようです。 しかし、日本の安全基準とヨーロッパの安全基準などには大きな乖離があったりするのも事実です。 (ネオニコチノイド系農薬3種は2013年12月よりEU全域で使用が原則禁止 時事通信 2013年5月25日)
ヨーロッパ以外に中国でも規制の対象とされているネオニコチノイドと呼ばれる農薬なども、日本ではバッチリ使用できるそうです

その農薬は残留性が非常に高く、雨などでもとれにくいことから散布回数が通常の農薬よりも大幅に減らせるそうです。 農家さんは大助かりですね^^

そして農協などでは「作業量を減らすことが出来、更に散布回数が減ったことにより『減農薬』という表示ができますよ」という謳い文句で販売を促進していたりすると聞いています。 しかし、『減農薬』というのは野菜に残留する農薬の量ではなく、”散布回数が減”というだけのようです
自分としては『減農薬』というと通常栽培のものよりも農薬が残っていないというイメージだったのですが、実際にはしっかりと残留しているそうなのです、、、

そしてこのネオニコチノイド系の農薬散布によりミツバチが死んでしまったりもするらしく、結構問題になっています。 そして、触れ込みとは異なり、このネオニコチノイド系の農薬などが原因と見られる体調不良も数多く報告されていると聞きます。

出典 仙台市泉区在住の健康オタクの気まぐれ日記
「東京女子医科大学の平久美子医師によると、有機リン系に加えてネオニコ系の農薬を吸引すると、同様の症状が現れるそうです。普段はきちんと行動していた のに、急に落ち着きがなくなってADHD(注意欠陥多動性症候群)と診断されるようになった子供もいるんです」(田口さん)  そこで、田口さんは佐久総合病院(佐久市)に調査を依頼。同病院では同年9~10月にかけて、上田市とその周辺の690人を対象に健康被害調査を実施した。その結果、空中散布を行った場所に近いほど体調不良になる率が高いことが判明したという。

ネオニコチノイド系の農薬は果物やお茶によく使用されるそうで、体調不良が認められた患者に対し、お茶と果物の摂取をおやめなさいと医者から通達されたりするらしく、そしてなんと、そうすると体調が回復したりするらしいのです、、、、

うーん、なんともすごい話ですね。 そんなに危ない食べ物が当たり前のように売られているのでしょうか? しかし、このように体調不良を起こすのには個人差があり、たくさん食べても平気な人もいれば、少量で体調不良を起こす人もいると思います。 実際、自分はお茶も果物もたくさん食べても一度も体調不良を起こしたことはありません^^

 

肥料の体への影響

収量を上げるため、そして成長を早くするため、一般にスーパーに並んでいる野菜には育てる際に化学肥料、有機肥料、場合によっては更に成長促進剤などが利用されています。 肥料の利用により野菜の生育は良好となり、収量も増える可能性があります。 しかし、それはバランスよく与えることができたらの話で、実はそれはそれほど簡単な話ではないようです。

収量を確保したいという気持ちから多めに施用することも多く、それにより作物が吸収しきれなかった肥料成分が野菜の中に硝酸態窒素という形で残り、それがエグミとして現れるケースが見られるそうです。 これは化学肥料に限られたことではなく、有機肥料も同様とのことです。

実際、自分も無肥料、自然育ちの野菜を自分で作って食べた時、明らかな差を感じました。 子供が急に野菜を食べるようになりましたし^^ またこの硝酸態窒素は体に悪影響を及ぼすそうで、野菜に対する残留濃度などがヨーロッパでは厳しく規制されているようです。ちなみに日本はそれとは比較にならないほど緩いです。 アメリカではほうれん草をすりつぶして赤ん坊に与えていたところ、ほうれん草内の硝酸態窒素が原因で赤ん坊が真っ青になり、死んでしまった事例(ブルーベイビー症候群)もあり、有名です。

農薬も肥料も、せっかく作った野菜が売れ残らないでほしいという農家の親心からくるものだと自分は思っております。 そして虫食いがなく、きれいな野菜が求められているというのを知り、それに対して応えてあげようという気持ちの現われだと思います。 しかしながら、化学物質過敏症など、敏感な人も昨今では増えてきており、農薬や化学肥料を使用した野菜を食べることが出来ない人がいることも事実のようです。

 

農薬や化学肥料、有機肥料は必要なのかな?

当たり前のように使用される農薬や化学肥料、そして有機肥料、、、 本当に使用しないと満足な野菜は採れないのでしょうか?
団地の草取りでは、とった草をすべてトラックに載せて引き取ってもらい、廃棄します。 しかしながら、またすぐに草は生え、更にまた同じようにトラックに載せて引き取ってもらい、廃棄されます。 だれも農薬も肥料もやっていないのに、しっかりと育っているんです。
自然農園ビヨンドでは、農薬や化学肥料、有機肥料も用いずに自分で野菜を作ってみることにしました。 「本当は育つんじゃないか?多少虫に食われたとしても、美味しく食べられるものができるのならそれでいいしな~」 そんな思いで始めたのです。
そうしたら! やはりというか、思ったとおり、バッチリ野菜が育ってくれたのです。 虫食いさえ殆ど無いような野菜が! もちろん、すべての野菜がそのように無事に育ったわけではなく、蒔いた時期や、野菜の種類、品種によりまるっきり育たなかったものも多かったです^^;
でも、無事に育った野菜があるのも事実。 自分の畑の環境に適応する野菜を見出し、育てることができれば農薬や肥料に頼らずにも野菜を育てることはできるのではないかと考えています。

そして、そのような形で野菜を育てる事ができれば、2)環境への負荷も減らすことが出来ます。
環境への負荷に関しては農薬や肥料だけではなく、灌水も問題となっていますが、水やりもなしで野菜を育てることができればそれもクリアすることが出来ます。

自然農園ビヨンドではそのようなやり方で野菜を育てることにチャレンジしております。

昔ながらの自然育ちの野菜を食べてみたい!そう思った方、自然農園ビヨンドの野菜セットを是非、お試し下さい^^

 

~関連記事~

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次