18歳というとびきり若い子(Kちゃん)がWWOOFerとして自然農園ビヨンドに来てくれた。
この子はりんごの収穫手伝いの時に出会った女の子。
研修棟に宿泊しながら障子の張り替えを手伝ってくれたり、竹小屋つくり準備を共にしてくれた。
そしてデンマークでのコミュニティ滞在のお話などを聞かせてもらった。
Kちゃんは明るく、物凄い伸び伸びとした子だ。
自分が創って行きたい環境の事を話すと自然に受け入れてくれた。
自分が望む環境というのはこんな感じ
- 誰もがお互いの幸せのために行動する
- 各自が自分の好きな事、得意なことに専念できる
- 生きることに対して不安要素がない(衣食住の充実)
- 対価を求めない(お金不要)
そして、興味深いことにKちゃんは既にそのような環境をデンマークで体験していたりした。テレビやニュース、雑誌などなにも見ない自分にとって知らない事を教えてくれた。
自分からすると当たり前の環境が、目の前では展開されていない。
経験さえしてみれば当たり前であることがわかってもらえるはずだと思っていたが、既にそのような環境を経験した人が目の前に現れるとは^^
彼女もそのような環境を望んでいるようで、『是非ここに創って欲しい!』と言ってくれた。
障子張り替え
障子を張り替えようと、障子を外そうとすると、、、全然動かない、、
とても外せない(^_^;)
すんなり障子を張り替えるだけでは面白みに欠けるが、ちゃんとこのようなドラマ要素が飛び出す^^
まず手で鴨居を上に押し上げてみたが、さすがにそれだけだと殆ど効果なし。
その辺に転がっている部材を眺めていたら閃いた。
「Kちゃん、ここに3つの物がある。これを組み合わせれば鴨居を動かせると思う。どうするかわかるかな?」
手の代わりの突っ張り棒と、手よりも強い足で動かせ、更にテコの原理を使うためのバール、土台を組み合わせて鴨居を押し上げてみた。
すると、障子が動いた!
思わず二人でにっこり♪
「おぉ~、動いた、動いた!」
無事に取り外せたのだが、やはり簡単には取り外せなくて良かった。
取り外せなさそうで、実は目の周りのもので工夫すれば取り外せるというのが面白いのだから^^
Kちゃんが来るまでに障子用のノリを自作していた。
そのノリを試す時が来た。
自作のノリを使って障子を張り替え、水に濡らすとかなりヨレヨレ、、、
「こんなのが本当にバリッとなるのかな、、、」
と思ったが、結局バッチリ!
二人でハイタッチ!
障子を張り替えるだけでこれだけ嬉しいというのは、本当に素晴らしいことだ^^
ちなみに、この障子紙は友達が進呈してくれたもの。
障子を何十枚も張り替えられるほどの量を気前良くくれたのだ。ありがとう!
ベッド設置
「寝室にベットが必要だろう?是非持って行きなさい。」とベッドを頂いた。
せっかくのご好意なので設置してみた。
ベッドがあり、さらに潤沢な布団もある。
どちらも有難いことに頂いたものだが、これらのおかげで、安心して夜を明かすことができる。
トイレ修復?
トイレの床がやばいことになっていたので、床板を剥がしてみた。
すると、、、根太が腐っている、、、
トイレだけ増設したみたいで、通常の家部分から飛び出た形になっており、その部分の壁がよろしくないようだ。
壁も一部腐っている。
うひゃ~、これはしっかり直すとなるとカネがかかるぞ、、、
取り敢えず壁は又の機会にして、床板だけ替えておこうかな。
なんと、下地と床板もまた、頂いたものがあるのだ^^
でも、トイレ以外にも直したい床があるので、まだまだ下地も床板も提供者募集中です~
竹小屋つくり
建材として、竹を切って準備。更には焚き火をしながら竹の油抜き。
『恋するように生きる』という事の意味をKちゃんに話しながら作業をしていたのだが、そんな時、Kちゃんは切った竹の枝葉が積み上がっていた部分にバサッと横になった。
「気持ちいい~!」
Kちゃんの言動を見て、「既にこの子は恋するように生きている」なと思った。
油抜きをしながら、「余った竹でペン立てを作っていいですか?」と聞いてきた。
油抜きにより竹がピカピカになるのを経験し、是非とも作りたくなったそうだ。
「あぁ、いいよ。やりたくなったからやる、、そういうのがまさに『恋するように生きる』ということだからね^^」
その後に竹で杭を作ってもらい、水盛りも使用しながら小屋の大体の場所決め。
水盛り作業では、水が漏れたり、空気穴から水が溢れて自分が濡れたり、色々なハプニングがまた楽しかったな。
一番面白かったのは、杭に足が引っかかってもろにKちゃんが転んだシーン。
ドターン!って目の前で、、、思い出して何度も笑っちゃったな~
かなり年が離れていながら、何故か年齢のギャップを感じさせないKちゃん、来年はデンマークに留学予定。自由な発想やフットワークの軽い行動が素晴らしい。
これからも一緒に環境づくりをして行こう~
『恋するように生きる』
喜んでくれるだろうな~
好きな人の喜ぶ顔が浮かぶ時
ただそれをやりたいと思うだろう
恋を経験したことがあれば
それは誰にも分かるはず
恋する対象は何でもいいんだ
人でも自然でも音楽でも
人生に恋をした時
常にワクワクに向かって動き出す
それがそう
恋するように生きるということなんだよ