『人は皆、それぞれが先生である』という事を実際に体験してもらいたいとの想いから、ライフシェアというものを企画している。
自分の人生からだけではなく、人の人生からも学んでしまおうというだけでなく、自分が人生で気づけなかった新たな視点が他人からもたらされると言うのがミソ♪
30歳で会社を辞め、大好きな山登りがしやすい山梨に引っ越してきたU君。
『何をするかは決まっていない』と言うが、それでも取り敢えず引っ越して生活を始めている。
そういうのは素晴らしいことだと思う。
考えて考えて、、、結局動かないと言うよりも、取り敢えず動く。
動いてみるとやりたい事が見えてきたりするからね。
30と言えば、自分も会社を辞めた時だ。あれから9年も仕事をしないとは思わなかったな~。というか、今でもしていないような感じだけど(^_^;)
U君は、忙しすぎて会社との行き帰りだけとなったので、取り敢えず何とかしないと!と思い立ったようだ。
ウンウン、良いね!
そういう立ち止まってゆっくり考える時間というのは非常に重要なんだ。
実際、自分なんかはまるっきり人生変わってしまったのだから!
自分が今、自然農園ビヨンドを運営しているのも、実はこの『立ち止まり、静かに内省する時間を取る』事ができる環境を提供したいと思っているからだ。
NPOを立ち上げ、街づくりをしたいと思っているのも同じ理由からだ。
古民家再生、小屋作り、野宿体験、キャンプ体験、、、これらは『住む場所なんてなんとでもなるんだよ』という事を体感してもらうため。
農園に米や野菜などを育てたり、栗やクルミの木があるのは、そして狩猟により鹿を捕えたりするのは、『食なんてどうにかなるんだよ』という事を示したいから。
住むところと食べるものが確保されれば、人々の不安はかなり低減されるだろう。
そうしたら、立ち止まって静かに考えることができるようになるだろう。
多くの人が、本当に真剣に人生について考えることを始めたとしたら、、、
皆の価値観というものは著しく変わっていくだろう。
そして、それによりルール(政治など)も変わり、環境も変わっていくだろう。
まだ大学生のU君は、「一度きりの人生、楽しむことに決めた!」と言う。
これは素晴らしい考えだ。シンプルな生き方だ。
他人からは『あまい!』と言われることもあるらしいが、彼自身は考えあって行動している。
津波や福島の原発事故が彼の中の価値観というものをガラリと変えたのだという。
そう。大災害というものは、人々の価値観をガラリと変えることができる。
一生懸命運営していた会社がビルごと流される、、、
そんなことを経験すれば、『今まで大切にしていたもの』に対する見方が変わるのは当然だろう。
もっと普遍的な、大切なものに気づくことができるかもしれない。
しかしながら、大災害にあわなくても気づくことができる。
大災害に会った人々から体験をシェアしてもらうのでもよい。
『自分がその災害にあっていたとしたら、、、』と考えてみるのも良い。
学ぶ機会はいくらでもあるんだ。
ただ、学ぶためには立ち止まってゆっくりと考える時間を持つ必要があるだろう。
忙しいのは何のため?
あ~忙しい!
忙しくてそんなの考えていられないよ
やらなきゃいけない
仕事があるんだ
仕事をするのは何のため?
元々の目的はなんだろう?
お金?
そんなのではないだろう?
元々の目的が見えにくくなっていたら
一旦立ち止まってみよう
静かにゆったり
自分の心に向きあおう
本当に大切なもの
それに真っ直ぐ進むために