Gティのお別れ会 ~Gティ自身が語る心の変化~

木と土の家作りイベントへの参加をきっかけに北杜市に思わず移住してしまったGティ。一時、岐阜の自宅に帰還するようです。

9月に北杜入りし、「11月までいさせてください」と言っていたGティ、居心地よく感じてくれたのか3月まで滞在してくれました。

その間、平日ボランティアに来てくれたり、内観ワークショップに参加してくれ、どんどん変化していきました。

面白いことに、来たときと今ではかなり雰囲気が変わっています。
他のボランティアスタッフなどもその変貌ぶりには驚いており、「Gティ、親近感アップ!!」と大好評♡

そんな愛されキャラのGティはカレー好き。
他のカレー好きの仲間とカレーパーティーをやろうということになり、タイミング的にGティのお別れ会ということになりました。

そこに集まったのはよく考えると皆、木と土の家作りイベントの参加者さんたち。
面白いことに、時を同じくして東京でも木と土の家作りイベントの参加者さんたちが集まって飲み会をやっていたとのことでした。

「参加者同士が繋がり、仲良くなり、協力関係を築けるように」というのが趣旨の一つだったので、まさにそれが実を結んでいるということですね。

Gティ、またビヨンドに来てくれるのを楽しみに待っています~!

Gティからのコメント 2019.04.04追記

ブログに載せて頂いたので、自分がビヨンドでの5ヶ月間の体験を通して得たもの、感じた事、心の変化を少しまとめてみました。
↓↓↓

人体に有害な素材を使い、耐用年数が30年そこそこで、壊しても産業廃棄物になる既存の住宅。
それを建てる為のお金を稼ぐ生き方が嫌で、木と土の家作りに参加しました。
当初の目的は家作りの技術を高める事でした。

しかし室田さん曰く「技術を身に付ける程、反って他人からの協力を得にくくなるよ」「家作りに必要なのは、技術よりも人手」。

ヤス注) 技術よりも人と共同できることの方が大事と伝えたことがあります。技術があればあるほど逆に協力が得られないという意味ではありません。ただ、技術を全面に押し出している場合には、ボランティアなどが参加する際に精神的なハードルを上げることは多くあります。

実際にやってみて納得。
その後に読んだサピエンス全史でも『協働』できることが人類繁栄の要因として挙げられていて、さらに納得。
ビヨンドに来るまでは、全ての事を独力でこなして世間から距離を置いて自給的に暮らすことを人生の目標にしていましたが、家作りの体験をきっかけにその目標を捨て、どうすれば人と協働しやすくなるかを意識するようになりました。

では、残りの人生で何を目標にするのか?何がしたいのか?、ビヨンドで内観WSを受けたりボランティアをしながら考える日々が続きました。
結論として、自分にはこれといった目標・やりたい事が無い事がわかりました。
それと同時に、何か大きな目標を掲げて生きなければいけない、という価値観に捕らわれていた事に気づき、大きな目標を掲げて生きる必要は無いと悟りました。

大きな目標は掲げないにしろ、やりたいと思った事は躊躇せずにやっていきたいと思います。
やるかどうか迷ってしまうときは、誰かが設定した価値観に照らし合わせて、正しいかどうかで判断するのではなく、自分(+周りの人)が楽しいか/嬉しいか/心地よいかで判断することに決めました。

室田さんから頂いた気づきや、真似したいスタンスは他にも沢山ありますが、文章に上手くまとめられないので、ひとまずはここまでとさせて頂きます。