動物が食べに来る
和哉くんが楽しみにしていたジャガイモの数区画がそっくり掘り起こされました。イノシシ君ですね^^
ナスなどの苗もパクパクと食べられます。
絶好調だったえんどう豆も鹿に食べられていたりします。
楽しみにしていた桃もいつの間にやら実はゼロになっています(^_^;)これはお猿さんかな?
しかも、気づいたらイノシシ君のプライベートプール?までありました。
見方変われば
自分の畑のある山梨県北杜市明野町の一角は農業において条件不利地とされ、多くの人が離農し、耕作放棄地が多くなっています。(山梨県自体が耕作放棄地率全国2位だそう)
その理由は
1) 棚田や傾斜地などの山間部は大型機械では耕作しにくい
2) イノシシ、鹿、猿などの野生動物に作物を食べられる
などが挙げられると思います。
しかし、自然の恵みを活かして生活したいと考える人からしたら、こんなに自然が豊かな所は本当に魅力的だと思います。
実際、自分が移住先を検討中、グーグルアースで地形を見て思わずココだ!と思ってしまった土地ですから^^
1) 自分からすると、木や花もない平坦な土地よりも起伏があり、木なども生えている方が雰囲気的に好みです。自然に囲まれている感があって^^
2)猟師さんは昔、自分の獲物を確保しようとするあまり、他の猟師の指を切断したりまでしたそうです。それに比べて今は、、、多すぎて捕りきれないとの事です。昔の猟師さんたちからしたら物凄く羨ましいシチュエーションではないでしょうか?
力を合わせれば恵みは享受できる
農作業だけでは『獣害』に悩まされる
狩猟だけでは野菜や穀物が不足する
建築だけでは食べていけない
でも、、、それらを得意とする人達が手を組めば、有り余る自然の恵みを享受できるようになります。
現時点ではその恵みが活用しきれておらず、逆に豊か過ぎるが故に、それが理由となり更に活用者が減っているという面白い状況に見えます。
山は豊かになりすぎて山菜やキノコが殆ど出なくなっていたり、竹林は混み合って光が入らずに自ら枯れていったりしています。
動物が増えすぎて農作物を食べに山を降りてきている状況なんて言うのは、昔の人からしたら考えにくいことだったようです。
今のようにスーパーで簡単にお肉が買えなかった昔は、カエルや蛇などがタンパク源だったと近くのおじいさんが言っていました。鹿なんかがもし山から降りてきたら、それこそ喜んで皆で追い回したと言っていました。
このような背景を和哉くんには話すと、和哉くんは狩猟に興味を示し始めたのです♪
罠を設置
猟友会の会長に頼み、農園付近に罠を設置して頂きました。和哉くんは実際の狩猟現場を見ることが出来て非常に喜んでいました。
猟期でなくても、農業被害などがある場合には罠などの設置が許されているのです。
こんなサイクルが面白いですね~