大学生の晴香ちゃんによる活動報告 ~取り敢えずやってみる~


ボランティアに来ている大学三年生の晴香ちゃんが活動報告を書いてくれました。なんと、来年は休学して北杜市に引っ越して来たい!という気合の入りよう!!

学校などでは知識や技術を学びますが、ビヨンドでは姿勢や考え方などについて学んでもらえればと思っています。

それらをマスターすれば知識や技術は付いてきやすいからです。逆に知識や技術を知っていても考え方や姿勢がいまいちの場合にはまるで大分困ったことにさえなり得ますね、、。

ということで、

「できないことでも取り敢えずやってみよう!」
「できなかったら考えよう、工夫しよう!」
「一人でできなかったら人と協力してやってみよう!」
「諦めそうなことでも一回できちゃえば次からはまたやってみようという気になるよ」

というようなことを、伝え、実践してもらっています。

目次

大学生 阪口晴香さん 女性 ビヨンドでの活動報告

やりたいことをやってみる

「やりたいことを言い続けていたら、いろんな人が助けてくれて、実現したりする。」
と、室田さんはよくおっしゃっているのですが、私もビヨンドに来てからそういう経験をたくさんしています。

ヤス補足;言い続けるだけでは不十分で、できるできないにかかわらずに熱意をもってトライし続ければ、その姿勢は周りに影響を及ぼし、協力が得られやすくなると話したことを受けての記述です。

昨日、冷蔵庫に鶏肉があったので、「焼き鳥したいなぁ。五右衛門風呂のかまどで焼けるかなぁ。でもちょっと狭いかなぁ。」と考えながら外をウロウロしていると、張さんが、「どうしたんですか?」と声をかけてくれました。

「焼き鳥作りたいんですよね〜」と言うと、張さんは、「それなら、新しい竹を網代わりにすると燃えにくいので良いです!竹林に行きましょう!」といって、そのまま夜の真っ暗な竹林で竹を切り出すのを手伝ってくれました。そして、石と竹を組んで焼き鳥専用の焼き台を作ってくれました!

でも、私は一人で火を起こしたことがなかったので、どうやって炭火焼にすればいいのかなぁと考えていると、今度はしんさんが、「どうしたんですか?」と声をかけてくれて、炭火を作るのを手伝ってくれました。

すると今度は萌さんとたろうくんもやってきて、焼き鳥を焼くのを手伝ってくれました!

みんなの協力のおかげで出来上がった焼き鳥は、こたつを囲んでみんなで食べました。炭の香ばしい香りがしてとても美味しかったです。

それ以外にも、バターナイフを作りたい!といってると、室田さんやしんさんが手伝ってくれて、木の切り方から色々アドバイスをくれたりもしました。そういえば、ビヨンドにたどり着いたのも、「自然が好き!田舎で暮らしてみたい!」といろんな人に言いふらしていたら、友達が、自然が豊かで移住者も多い北杜市を紹介してくれたことがきっかけでした。やる前に「どうせ出来ないから、、」と諦めるのではなく、とりあえず「やりたい!」といってみるのが大事だなぁと思いました。

まだまだ何も出来ない私ですが、こういう風に、ひとつやりたいことが実現してそれが自信になって、また新たに何かに挑戦してみようと思えたら、毎日楽しく、色んなことができるようになっていけるんじゃないかなぁと思いました。そして、ビヨンドには想像を形にできる自然と土地がたくさん!やってみたいことが次々と思いつきます。今度は竹でご飯を炊いてみたいです。

丸太割り


今日は花壇づくりをしたのですが、その場所の近くに大きな倒木がたくさんあったので、それを半分に割って花壇に並べるという作業をしました。

しんさんが斧を振り上げて思いっきり丸太に叩きつけると、「カーン!」という音があたり一面に響き渡り、3回くらいで丸太は綺麗に真っ二つに。
それをみて、思わず「おおーー!すごい!!かっこいい!!」と叫んでしまいました。私もやってみたい!と思い挑戦してみましたが、力が足りず、斧で割ることは出来ませんでした。でも、楔を丸太に刺して鉄のハンマーで叩くと綺麗に二つにすることができました!「私でも丸太を割ることができるなんて、、!」と、目の前で割れた丸太を見てすごく強くなったような、清々しい気持ちになりました。

次に、楔を使って、長い丸太をそのまま割るのに挑戦してみようということになりました。これが中々曲者で、節が邪魔をしたりきれいに割れ目がつかなかったりして中々割ることができず、何度も楔を打ち付けては抜いて、を繰り返すこと約1時間、、

めりめりっと音がして、ついに割ることができました!

私が住んでいる東京には、ただの丸太どころか真っ二つにしていい丸太なんてそうそう見つからないので、「ここは丸太割り放題の楽園みたいだ!」と感動しました。
丸太を運んだり割ったりするのは中々重労働でしたが、「筋トレもできて花壇も作れていいですね!」と話しながら和気あいあいと作業していました。全身を使って思いっきりなにかを作ったり壊したりという機会は大人になるにつれてなくなっていきますが、子供の時砂場で大きなお城を作った時みたいなワクワクを思い出しました。

寒さも忘れるくらい夢中で身体を動かして作業して、夜にはもうくたくたでしたが、温かいご飯が身体に染みてとっても美味しかったです。

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