男 「幸せになりたいのですが、どうしたら良いですか?」
マスター 「眠るコツは『寝ようとなんて頑張らない事』。」わかるかね?」
男 「はぁ」
マスター 「勉強なんかもそうだね。頑張っていますと言うような人はそれほど成績がよくなかったりする。なんでかわかるかね?」
男 「素質の問題ですかね、、」
マスター 「いや、姿勢だよ。物事に対する姿勢なんだよ。『頑張る』と言う人は集中していない。本気で向き合っていないんだ。」
男 「え?頑張っているってことは凄く集中しているってことじゃないんですか?」
マスター 「全然違う。本当に集中している人は『頑張って』なんかいないんだよ。」
「例えば、好きな人ができたとする。気づくとその子のことを見てしまう。そんな時、僕は頑張ってあの子を見ているのですなんて表現するかね?」
男 「確かに、、、しないですね。」
マスター 「でも集中はしているだろう?遊びなんかもそうだね。」
「君は幸せになりたいと言った。これは幸せになろうと頑張っている状態だ。幸せに集中はしていないんだよ。」
男 「・・・。わかるようなわからないような、、、」
マスター 「本当に幸せに集中しているならば、幸せになろうと頑張ろうとは思わない。」
男 「う~む、、、よくわかりません。」
マスター 「あなたは幸せに集中するのではなく、不安や不満などに気を取られている。違うかね?」
男 「あ、それはそうです。」
マスター 「勉強の成績を上げたいと頑張っている生徒たちは、勉強のつまらなさや、だるさ、他のやりたい事などに気を取られている。勉強には集中していない。成績が上がらないのは当然だと思わないかな?」
男 「たしかに、、」
マスター 「幸せに集中してごらん。心をゆったりと持ち、幸せに集中するんだ。すると、実はすでに目の前に沢山の幸せがあることに気が付くだろう」