本気になれば人は変われる 世界中の人が一つに ~内観体験談~

多くの人が人生を変えることは難しいと感じていますが、実はちょっとしたきっかけで変われます。

ビヨンドの内観ワークショップはそのサポートとして参加者が変わるためのヒントと後押しを与えています。本人にやる気があれば、変化が見られないことは、まず、ないです。

しかし最終目標は、ただワークショップの参加者さんを救うだけでなく、全世界に「自分達は変われんるんだ!」と気づく人を増やすことです。

自分は本気で世界中の人が一つになれると信じています。

自分/他人、敵/味方というような境界をビヨンド(超越する)することで、全ては一つになる。

内観ワークショップを通じて、そんな流れが加速したら良いな~と思っているのです。

そのために必須と考えている、参加者の体験談が届きました。本人了承のもと、シェアします。

次回は2023.09.12-14の三日間開催です。興味ある人はお申し込みください。

私の内観体験記 S.S.さん 女性

内観ワークショップを通じて、私と夫との関係性は180度変わりました。正しく言うと、夫と「関係性」は何も変わっていないけど、「私の認識」が変わったので私と夫を取り巻く全てが変わったのです。今回は、私の気持ちの変化、内観を通して感じたこと・分かったこと、次に向けて、の3点を共有したいと思います。

①私と夫

私の家族は、夫と小学一年生の息子の3人家族。共働きで、息子を1歳から保育園に入れてバリバリ働いていました。もともとは仲良しの夫婦でしたが、息子が産まれ、保育園に入る頃から、私の中で夫は「敵」になりました。

夫は仕事が忙しく、「私が期待する」父親・夫としての役割は果たしてくれませんでした。息子が熱を出した時、保育園にお迎えに行くのはいつも私。夫は時々がんばって早く(20時くらい)に帰ってきたりするけど、もう全てが終わっているので私としてはトンチンカンな行動で全く嬉しくない。朝は起きずに私に丸投げ、悪びれる様子もなくいつも自分ファースト‥。私は夫に深く失望し、傷付き、こんなやつに頼らないで一人でも生きられるようにしてやる!と思っていました(この頃の私は完全に被害者・・・。)私の内観前の夫への気持ちは、「どうしても許せない」「産後の恨みは一生」「どうして優しくしないといけないのか」「こんなやつ、敵だ」。無視もしたし、酷い言葉もかけたし、夫の気持ちを考えずに指図をすることもありました。ですが、怒りの感情を抱えて生きていくのはしんどいもの。意地悪な自分に嫌気がさして色んなセミナーに参加し、何とか夫を変えたり、自分を変えたりできないものかと試行錯誤しました。それでも「どうしても許せない」が覆ることはなく、5年を過ぎたところで内観ワークショップを受けました。

内観中は、これまでの人生の嬉しかったことや嫌だったことの「5W1H」を考えます。それって何?なんで?とどんどん深掘りしていく。そして考えたことに対し、室田さんが問いかけや感じたことをバシバシ投げてくれます。それを聞いて考えていると、「あれ?おかしいぞ?」「あれ?これって本当?」「え!まさか‥!」と、頭を殴られたような衝撃があったり、ぐるぐると思考の迷路に入ったり、自分の嫌なところが見えてきて目を塞ぎたくなったり‥と、それはまぁ忙しい3日間でした。

内観で認識が大きく変わったところは、「私の奔放な言動が、私への信頼を損なわせてしまった。夫は私の苦手なところをカバーし家族を支えてくれていた」ということが全く疑う余地がなく私の中の真実になった、ということです。夫・父親として足りない、と思っていたのは私の尺度であって、夫は私にない観点から沢山のことを考えて行動してくれていた、と心から思うようになりました。それが分かると、私の夫への態度はとても不誠実だし、酷かった。申し訳ない、恥ずかしいという感情が溢れてきて、涙しました。こんな酷いことをしてきたのに、諦めずに私に言葉をかけ続け、一緒にいてくれた夫に心からの感謝の気持ちも湧いてきました。

5年間ずっと負の感情に支配され、頭で理解してても「許せない」から抜け出せなかったのが嘘のようです。

②感じたこと・分かったこと

「頭で理解していることと、完璧に考え方が変わること、は天と地ほど違うこと」「自分の認識が世界を作っていること」が、内観を通して分かったことです。

室田さんが教えてくれた言葉で「精神世界では80点は0点。100点と0点しかない」という言葉があります。「頭で理解している」は0点。分かっている「けど」と、「けど」が入る場合には、自分も世界も何も変わらない(むしろ結構しんどい)。でも、完璧に考え方が変わると、「けど」が入る余地はなくって、もう「それでしかない」という状態になります。こうなると、見えていた世界が180度変わって感情が揺さぶられなくなります。

これまでなら「キー!!」と怒っていただろう夫の行動も、今は「不器用だけど優しいな」「こういうことを伝えたくてやっているのかな」「ありがたいな」と感じるようになりました。これは魔法でしょうか??そして、自分が相手を「そうさせている」ということがはっきりと分かるようになります。

③これから

3日間、室田さんの太陽のような愛情と言葉を浴びて得られた変化でした。これからは、これを自分で辿り着けるようになりたい。次の私の課題は、息子との関係性です。(もう「関係性」という言葉を使ってしまっている時点でまだ私が何も分かっていない証拠なのですが)手放せない子育ての拘りと、息子に本気の愛情で対峙できないない事実、をしっかり深掘りしていきたいです。

息子の笑顔を見たい、息子が大好き。それはそうなんだ「けど」、つい怒ってしまう。と思っている今です。でも、絶対に手放せないと思っていた夫への恨みから解放された体験があるので、息子とも愛情だけで向き合えるはず、と信じることができます。

室田さんは、沢山の人が笑顔で生きられたら良いよね、と思っている人です。内観で室田さんの本気の愛情を受けて、私のように解放されて生きられる人が増えていったら、世界は平和になると思います。