援農者と竹柵作り

援農者(Mさん)が竹の柵作りを手伝いに来てくれた。

出来た~!

出来た~!

北杜市在住の方で、新しく畑を借りて農業を始めるそうだが、鹿や猪が出る場所らしい。
また、畑の地権者は以前、貸した人が柵を作り、そのまま放棄された嫌な思い出があるそうだ。
そして、そのイメージが残っているため、今回Mさんに貸すのもためらっているようだ。

確かに、人工物で柵を作った場合には廃棄が大変になるのだろう。
その場で燃やしたり出来ず、一般ごみでないので有料引取になるかもしれない、、、
でも、もし竹や麻縄でできていたら?
壊れたら破壊して、そのまま燃料などにしても良し、放置していてもすぐに腐って土に還る。
使い捨てであり、実はリサイクル!素晴らしい自然のサイクル^^

Mさんはお金もかからない竹の柵作りを学び、それで地権者さんを説得するという考えのようだ。
上手くいくといいな~

竹を伐り、柱と横板を作る。
竹林内にはトゲトゲの植物が生えていることがあり、足や手に当たると痛いので適宜切り取ったり、竹割りを一人でやりやすいように治具を作成したり、色々と試行錯誤しながら環境を整えていく。

目の前にあるものを使い、その場で物を考える、、、
このようなプロセスはMさんも面白いと思ってくれたようだ^^

斜面で長い竹を割るのは平坦な場所に比べてずっと大変。
割っていくに連れ、段々と竹の後ろ部分が重みで下がり、先頭部分が上を向いてしまうために壁に打ち付けることが難しくなるからだ。
そんな時でもしっかりと竹の先端に下を向いてもらうための治具を作りながら、竹林に作ろうとしているバンブーハウスなどの構想を話した。

「ほら、こんなふうに縛ると、自分が乗っても大丈夫なんですよ。こんなのを何本も並べれば床ができる。そして二階、三階も作ることができるでしょう?」

Mさんも段々と作業に慣れてきて、竹割りを順調に進めてくれた。
そして、ポールを地面に突き刺す際には、打ち込みに使うハンマーがかなり重くて苦労していた。
この辺は背が高く、力が強い人はかなり有利なので、小柄な女性などは少し大変かも。

そして作った横材で柵を作成!
今までの作業場整備、材作成を通し、ついに柵がカタチとなっていくのを見るのはMさんも嬉しかったようで、喜んで写真を撮っていた。

そして、Mさんもやはり編む手順は何度も間違えていた、、、
前回手を貸してくれた人達も間違えたりしていたが、慣れるまではちょっと難しいのかも?
でも帰る頃にはバッチリと竹柵作りもマスターしたようで、良かった良かった。

作業以外にも色々な出来事が引き起こされる『農園』という場を楽しんでもらえたようだ。
Mさん、これからも宜しかったらまた遊びに来てくださいね~

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