鎧を外したら、、 ~善悪を超えたもの~

辛い事もある。楽しいこともある。

悲しいこともある。うれしいこともある。

嫌だなぁと思うこともある。ありがたいなぁと思うこともある。

あ~、世の中うれしいこと、楽しいことばかりだったらいいのに、、、

 
周りの人の声が聞こえる

「そんなことしたら駄目よ」
「あら、行儀が悪い!」
「ちゃんと勉強しなさい!」

疑問を感じたりしながらも、周りの人の声も尊重し、自分を造って行く、、
傷つかないように知識や情報を用いて鎧を作っていく、、
ただ幸せになりたいだけなんだ

でもなんだか窮屈だ、、体が重い、、、

 
少年はある時、自分を守ってくれていると言われる鎧を脱いでみることにした
人にどう思われてもいい、赤ちゃんのようにストレートに生きてみたい、、

少年は鎧を落とすごとにどんどんと心が軽くなるのを感じた
そしてある時、とても不思議なことが起こった。

心に羽が生え、ふわりと宙に浮き出した。
今まで見えずに存在していた壁が見え、いとも簡単にそれを超えることができた。
というより、上空では壁の影響など受けようもない。

そこで少年が見た光景は、その後の少年の人生に対する見方を根底から覆すものだった、、、
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「ううう、、こういうことだったのか、、、
善とか、悪とか、、、、今までは目の前しか見えていなかったという事か、、、」

一つ一つでは善とか悪とか思われていたものが、全体としてみると実は愛であることに気がつき、少年はただ呆然とその場で佇んでいた。

少年は『これからの人生、何が起きようともそれは素晴らしいものなんだ!』と思うと、大きな安心感に抱かれた。