自然農園ビヨンドでは今、お花が沢山咲いている。 来月のお花祭りでも参加者の皆様にお花を植えて頂く予定だが、実は現時点で凄い花、花、花、、、なのだ♪
通路にもびっしりとお花が咲いており、そこを通ると凄い甘い香りがプンプンする♪
うーん、凄いな!こんな香りがするんだ、、、
その香りに誘われてか蜂や小さな虫が花に寄って来ている。
菜っ葉類は今の時期、自分の畑ではほとんどが菜の花を咲かせている。
スーパーに行くと蕾や花のついていない食べやすい葉っぱのみのカタチで小松菜などが普通に売っている。
こういうのに見慣れていると、小松菜というのはいつもこういうカタチだと思うだろうな。
でも今、明野町で旬な小松菜はお花がついていて、葉っぱも少し違う形なんだよな~
小松菜も人間みたいに一生というものがある。
種から育ち、葉っぱが大きくなり、そして寒い寒い冬を迎える。
寒さに絶え、凍らないために体内の糖分濃度を増し、食べると甘い野菜となる。
そして無事に冬を超すことができ、春がくると菜の花を咲かせる。
虫や風の力を借り、終には子供(種)をつける。
その子供はまた同じように成長を繰り返す、、、
畑にいると、その流れをすべて見ることが出来る。
見ていると、その流れをあまり強引に変えたくないな~と感じることが多い。
しかし、自分と同じように感じる生産農家の方というのは少ないようだ。
生産農家の方々からすると、野菜は商品であり、コストに対して収入が上回らなければ意味が無いと考えているようだ。
その考え方からすると、利益を増やすためにはコストを下げ、収入を上げるのが重要事項となる。
経営効率をあげるためには野菜作りでも回転を早くする必要が有る。
そのためには、野菜の成長→収獲の間隔を出来るだけ短くしたいのだろう。
そう考えると、自分のように菜っ葉に花を咲かせるというのは非常に無駄に時間がかかっていると捉えられる。
なんてったって種を蒔いてから、種が採れるまでには10ヶ月位かかるのだから、、、
種を蒔き、二ヶ月で収穫できれば、1/5の早さで換金できる。
また、更に成長を早めようと化学肥料をやったりハウスで加温したり、二酸化炭素濃度を上げてみたり、色々と工夫しているようだ。
そういう努力をしている人のお陰で多くの人がスーパーなどで野菜を気軽に手に入れることができている。
それ自体は素晴らしいことだと思うのだが、一方で食や農に対して不安を感じる人も増えている。
経営効率を重視するあまり、消費者に対する配慮や意識は薄れているのだろうな。
アレルギーや過敏症の人が増えているのと食との関係はよく話題になっているようだ。
そんな背景を変えれたら面白いなという思いで、自分は野菜たちには自然に育ってもらっている。
できる野菜は生命力があふれているのが香りや味からもわかるし、何だか見ていて気持ちいいんだよな。
効率無視しすぎて利益にはならないので、商売として売りに行く事は殆ど無いけど、求める人がいればお譲りします。
畑に直接取りに来てくれるのが一番嬉しいです。その際には事前にご連絡を!
今の時期採れる野菜(野草)
- ノカンゾウ
- 分葱
- コウサイタイ(菜の花、蕾)
- のらぼう菜(菜の花、蕾)