理想の学び場作りイベントの様子

理想の学び場作りイベント、大盛り上がりでした♪

目次

イベント開催のきっかけ

ビヨンド自然塾には子育て中の御家族が沢山訪れてくれていますが、それ以外に学校や大学の先生や、先生を目指す学生さんたちも来てくれます。

学校教育に満足していない方は割と多く、もっと環境を良くしていきたいと思うのは生徒さんも保護者も先生を同じようです。

立場は違えど、実は皆、目指す方向は一緒だったりするので、その辺をお互いに素直に話し合えれば、その後の行動に違いが出てくるんじゃないかと思い、企画しました。

生徒である子供が学校や先生に不満があっても、先生に直接意見を述べるのはためらいがち。親が代わりに先生に言ってあげようかと言っても、「言っちゃダメ!」と言うことは多いようです。

保護者も先生や学校に強く意見を言うことは、学校との関係が悪化するのではないかと思ったりしてためらわれるようです。
また、先生も保護者や校長、文部省などいろいろなことが気になって自分の思うように生徒に接することができないことは多いようですが、生徒さんや保護者さんの後押しがあれば動きやすいと感じるようです。

こんな背景から、立場の異なるこれらの人々が気兼ねなく意見を出し合えれば、お互いの価値観や考え方の共有が進み、より良い環境づくりに近づけると思ったのです。

まずはアンケート

全員の意見を一人ずつ聞くのは時間もかかり、全体像を見るのが難しくなるので、まずは皆にアンケートを書いてもらいました。

とりあえず一緒に遊ぼう!

いきなり議論とかではなく、まずは大人と子供が一緒に遊びます。自分としてはここがかなり重要だと思っています。好きな人の意見であれば素直に聞けても、警戒する相手からの意見には耳を貸しにくいからです。


かるた遊び。


Dobble。


ツイスター。

それぞれの立場の意見

一緒に遊び、きずなも深まったところで、気軽にストレートに意見を言ってもらいました。
まとめるとこんな感じですね。

■皆が考える理想の学校

保護者

好きなことが学べる。好きなことを伸ばせる。やりたい事をやらせてくれる。体験と学びが繋がっている。沢山の感動を得られる。時間の制約なく、夢中になったらずっとやっていてもよい。個人個人の違いを認め、自由を尊重。

先生

子供がチャレンジすることに遠慮がいらない。行きたいときに行け、行きたくないときは行かないで良い。
寄り添う。生きていく力を養う。自分で考える力が付く。子供の「すき」をとことん突き詰め、伸ばせる。先生が働きやすい(忙しくない。子供の事をいつでも相談できる)

子供

一日中遊べる。いつでも休める。自由。ランドセルをしょわないで登校できる。宿題がない。テストがない。

話し合い

保護者も先生も、個性を伸ばし、できるだけ自主性に任せた形が良いという意見が多かったです。

そして子供たち、、、

予想通り、ほぼ全員『自由』という意見でした。言っても行かなくても良く、先生は怒らずに何でも許してくれる、、、、そんなのが理想だと言っていました。

保護者も先生も『自由』な感じを望み、子供も『自由』を望んでいますが、両者の自由には少し隔たりがあると思います。

保護者と先生は『自由に学んでもらいたい』という気持ちを持っていますが、殆どの子供は『自由に遊んでいたい』という意見であり、勉強はしないでいいのならばしたくないという意見が多かったですね。

自由を謳う学校に通う保護者や生徒さんからもよく聞く話が、この隔たりですね。

締め付けるのではなく、子供に自由にしてもらおうと思うと、子供は自由に遊ぶものの、勉強は殆どしないということが結構起こるのです。

自由は責任を伴う

子供は遊んでいるだけでも生活できると思っていたりします。親などに守られているからです。
しかしながら、親は子が死ぬまでずっと守ってくれるとは限りませんね。いつかは独り立ちする必要があるかと思いますが、その際に、学びが足りないと自信を失ったり、苦しくなったりする可能性はあります。

そのことを知らずにただ自由を満喫していたために、後になって悔やむというケースが多く聞かれます。

「自由は責任を伴う」ということ、

「自分で蒔いた種は自分で刈り取る必要がある」ということは大人が子供に教えておいてあげたほうが良いと自分は感じています。

他人の経験からも学ぼう

殆どの子供が勉強なんかしないで遊んでいたいという意見だったなか、「勉強したい!」と力強く言う子が一人いました。

彼の場合、小さいうちに勉強をしなかったために後になって非常に後悔した人を身近に見ているそうで、勉強をしないという選択が必ずも楽しいだけのことではないことを実感しているようでした。

子供同士で集まって話し合いをしている時もこの話は出たのですが、他の子供たちはこの話を聞いた後も「勉強なんかしたくない!」という意見は変わりませんでした。やはり、強烈に体感しない限り、なかなか実感できないんですよね。

他人から学ぶことができるというのは物凄く素晴らしいことだと思います。
学校と言うのは、その点で素晴らしい経験が沢山出来るところだと自分は思います。

しかしながら、実際に他人の経験から学ぶことができる人は少数なのではないでしょうか?
大抵の場合、他人事として関心を持たず、そこから学ぼうとはしません。

ちょっと体験談を聞くだけとかでは不十分であり、もっと強烈に学べるようにしてあげられるようにしたらいいのではと個人的には思っています。
ただ、子供にはあまり厳しくするのは嫌だと思い、痛い思いをさせてまでは学ばなくても良いというスタンスを取る保護者や先生は多いでしょうね。

他人から学ぶことができないと、人の失敗を自分が後に繰り返す可能性があります。結局は自分がつらくなったりするんですよね、、、。

だから、自分としてはせっかくだから学校のような人がたくさん集まるところでは、教科学習とかだけではなく、他人の経験から学べるような風にしてあげられるといいなと思っています。

ヤスの個人的見解

皆にアンケートを書いてもらいましたが、自分も自分の想いを書いておきました。
保護者や先生の意見と生徒の意見を総合して、全員が幸せな環境を創るのにはどうしたらよいのか議論してもらうときに、参考にしてもらえたらいいかなと思ったのです。(なぜか自分だけアンケート様式無視して自由記述)

子供と向き合う際に何か参考になったとしたら嬉しいです。

■子供
わかる子供がわからない子供に。自分が先生になる気持ちで学ばないと受け身になり身に付きにくい。
自分は周りの人たちのお陰で生きていられることを知ろう。
勉強よりも大切にするものがあっても良い。本当に好きなことを大切にしよう。

■先生の役割
見本を示す。姿勢を示す。細かいことばかり伝えず、目的やざっくりとした方法を。
子供たちが分からないときに教えてあげる。できる出来ないで評価せず、個性を認めてあげる。

■学校の役割
何をされたら嬉しいか、悲しいか、辛いか、痛いか、、、などを学べる機会を。
仲間の経験も共有し、皆で学んでいく。
子供だけでは気づけないことを知識・経験がある大人が教えてあげる。
知識よりも経験を。
子供たちが自ら考えられるように導く。

次は学びのコツ講座

保護者、先生、生徒、立場の違う皆が欲した『自由』。これは学習する際にも実に重要なファクターだと思います。自分はまさに自由に行動し、学んできましたが、それが凄く役に立ったのです。

遊びと勉強などの堺などなく、ただ楽しんでやるうちに学習が身についた感じです。

一日ちょっとやっただけで数十年覚えていられるような感じで勉強を進めたりしていたのですが、これは多くの人たちからは信じられないようなことだったようです。

しかし、実はほとんどの人がやろうと思えばやれることだと思っているので、そのためのヒントを出す講座を次は開催します。

参照学びのコツ講座 ~勉強なんて簡単~

日程は3/25(水)の晩です。このイベントも子供から大人までどなたでも参加可能です。興味ある方はお早めに連絡願います~。

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