だいぶ前の話になりますが、息子が年賀状に書いていた文面を見て、自分の子供時代を思い出しました。
「今年も学校がんばって。」
自分もよくこんなことを口にしました。
「来週テストだな、勉強頑張れよ!」
まるで悪気はなかったのですが、今思うと相手からすると一緒にやる感が感じられずに上から目線とか、無関心とか思われたかもしれませんね。
自分がそのような事に気付いたのは高校生の時でした。
気づかせてくれたのは試験前に友達から言われた一言でした。
「勉強、頑張ろうね。」
この何気ない一言が、自分には凄く響きました。
自分はこのような考えを持ったことがなかったのです。
”一緒に頑張ろうという意味か、、、。う~む、、、”
自分の場合、自分は常に物事に熱心に取り組むという姿勢が当たり前だと思っていたので、自分がちゃんとやるのは当然なので、わざわざ自分のことに言及する必要はないという思いが頭にあったのです。
だから、「一緒に頑張ろう。」という言葉は出てこず、「お前、頑張ってちゃんとやれよ。」というような雰囲気の言葉になってしまっていたのです。
悪気などは全くなかったのでそんなに感じが悪くなったことはなかったのではないかと勝手に思っていますが、この友達の一言には凄く考えさせられました。
とはいえ、「頑張ろう!」も「頑張れよ!」も今では殆どいうことはないですね。
頑張るということ自体があまり良いものではないと思っているからです。本当に好きなことをやっているのであれば、頑張ろうなんて思わずにも、思わず体が動いてしまうと思うのですよね。
だから自分としては「一緒に楽しもうぜ!」とかの方がしっくりきますね。
なんて感じで、子供の年賀状を見て自分の子供の頃を思い出しました。
自分の子供もまるで悪気はなく、自分と同じようなことを書いているのがすごく面白いです。
いつも見ていて思いますが、自分と似ているところが結構あります。
目の付け所が鋭く、一を聞いて十を知るタイプです。沢山の子供たちを見ていますが、中々いないタイプですね。あと、凄いやさしいです。自分に意地悪してくる人に対しても、愛情で返します。これをマネできる人は大人でも少ないと自分は見ています。
自分は子供を持とうと思った時、「自分と同じような子供が生まれ、その子も周りを幸せにするような子であれば、世界はより明るくなるな」なんて思っていたのですが、今のところ、彼を見ているとそんな感じなので嬉しいですね。なんていう親バカ投稿でした。
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