大学生が内観に来てくれました。最近は若いうちから自分の内面に心を向ける人が凄く増えてきていますね。
今回も人生観が大きく良い方に変わったようで嬉しいです♪
「自分は何が好きかがわからないくらいに麻痺している」
「麻痺していることに気づけているのだから、まだましなほうだと思う。」
なんて言ってたS.K.くん。最終日にはこんなことを言ってました。
「北杜市に引っ越して自然建築やりたいなぁ」
何かを好きになろうなんて頑張るのではなく、気づくと本来の自然な感覚が取り戻されている。
こんな変化が目の前で見れると、自分の方も幸せになってきます♪
内観ワークショップの体験談 S.K.君 20代 男性
1週間とちょっとビヨンド自然塾にお世話になった。内観ワークショップを3日間、ボランティアを少し、残りは普通の滞在という形になった。
何年か前からビヨンド自然塾の存在は知っていたのだが機会とタイミングが合わず大学生活ラストの長期休みにやっと訪問することができた。結果、このタイミングでこの経験をすることができてとても良かったと思う。
このタイミングでビヨンド自然塾にお世話になろうと思ったきっかけは、大袈裟に言うと現在の生活に希望が全く見えなかったからである。
何をやっていてもどこか上滑りしている感覚があり、心の底から何か充実感を味わえたり感動することがなくなっていた。そして「多分人生なんてみんなこんなものなんだろう」と自分を納得させてこれからも生きていくのだろうとうっすら感じていた。そんな中でふとビヨンド自然塾のことを思い出し、もしかしたら考え方を変えるキッカケになるかもと思い、内観ワークショップに申し込んだ。
内観ワークショップでは自分の人生の課題について考えた。コミュニケーションであったり自分の人生で繰り返されてきたパターンをゆっくり振り返ることができた。振り返ると悲しくなるほどに同じ失敗パターンを繰り返している。
そういったパターンから一旦離れることで自分の考え方のクセ、どう言う時にどう言うことを思うのかと言うようなことを客観的に見ることができた。そして合間合間でしてくれる室田さんのアドバイスは不思議と説得力があって、頭では分かっているんだけど、というような事柄がストンと腹落ちするような感覚があった。
また内観ワークショップとは別に北杜市での暮らしも色んなことに気づかせてくれるキッカケになった。東京に住んでいるときは、まさか東京からバスで2時間の場所でこんな豊かな暮らしが存在するとは思いもしなかった。実家暮らしで便利で怠惰な生活に浸りきっていた身としては小屋を作ったり、ニワトリが産んだ卵を頂いたり、料理を作ってみんなで食べたりすることがたまらなく魅力的に見えた。
特に薪ストーブを囲んでビヨンドのはるかちゃんとその友達とお酒を飲みながら色んなことを話した夜は本当に言葉で言い表せないくらい満たされた気持ちになった。こういう瞬間がこの先の人生でもたくさん味わえるといいなぁと思ったしこの経験だけでもここにきた意味があったと思えた。
ビヨンド自然塾のスタッフである、はるかちゃんにもとてもお世話になった。はるかちゃんが北杜市の色々な場所を紹介してくれたおかげで北杜市のことがとても好きになったし、本気で将来住みたいと思うようになった。この気持ちをずっと持ち続けられるかは自分でも分からないがお金を貯めて北杜市に薪ストーブがある家を建てるというモチベーションでしばらくは生きていけそうである。
とってもまとまりがない文章になってしまったが、まとめるとこの滞在で僕は希望を得たのだと思う。東京で息が詰まり、この先の長い人生を思い、絶望していた僕にとってこの滞在は「こんな暮らし方があるんだ」という大きな希望になった。
1週間でこんなに気持ちが変わるとは全く思っていなかった。
ビヨンド自然塾の皆さん、本当にお世話になりました。いつか戻って来れるようにまずはこっちで頑張ってみたいと思います。