要約
- 気分が乗らないことをやるというのは本当にもったいない
- 本当に何を望むかをしっかりと意識しよう
- ノリノリで初めてあなたの本来の力は発揮される
自分の感性を信じて
自分は仕事とか遊びとか関係なく何でも集中してやっている。
これは子供の頃からの癖なのだが、本当にラッキーな癖だと思う。
「そんなに頑張らなくても適当にやればいいじゃないか。」
「そんなに根を詰めると疲れちゃうぞ。」
このように思う人は多いかもしれないが、実はまるでその逆なのだ。
まるで疲れないしものすごい充実感が得られるのだ!
この事実に気づいてない人が多いようなのでここでシェアしようと思う。
自分は小学校の低学年時、あまり勉強しなかった。気乗りしないことをやるというのはものすごく嫌だったのだ。だから周りにやれと言われても絶対にやらなかった。やるかやらないかは自分で決めないと気がすまなかったのだ。
大抵の人はやりたいことだけをするのではなく、やりたくはないことでも渋々やるのだろう。自分の場合はそのようなことはせず、0か100、オンかオフがはっきりしていた。周りのことを考えて60みたいなことはしなかったのだ。
短期的な成績だけ見ると60やった人の方が0の自分よりも成績は上がるだろう。
そして60やった人の方が通信簿でも良い評価を得、0の自分は悪い評価を得た。
それでも自分としては自分の姿勢(心の持ち方)の方がはるかに優れていると直感的に感じていた。
「たらたらやるような癖はつけず、やる時は本気でやる!それが重要なんだ!」
そしてその感覚を一度も疑うことなく今に至る。
ちなみに補足すると、全く勉強をしなかったわけではなく、自分でやろうと思うタイミングでは勉強をし、成績を上げることはできていた。
気づきをもたらしてくれた出来事
この姿勢というやつは本当に重要だなと思い知らされたエピソードをいくつか紹介する。
1)歯ブラシ40分
高校生の頃、歯医者さんに虫歯になりたくなかったら一本につき20回歯を磨きなさいと言われた。虫歯にこりごりだった私はそれを実行したが、そうすると一回の歯磨きに20分もかかった。20分歯磨きだけだったらなんとなく時間がもったいないと思ったので、当時流行っていたドラマを見ながら歯を磨いた。
するとドラマに見入ってしまい、どこまで磨いたかも忘れ、結局40分たっても歯磨きは終わらなかった。自分はこの時のことを今でもはっきりと覚えている。
「なんてたらたらやっているんだ俺は!歯を磨いているようでまるっきり磨いてないじゃないか!」
目の前に集中しないことがいかにパフォーマンスを下げるかをまざまざと感じさせられたのだ。
2)バスケ
大人になって仲間とバスケをしていた時の話。自分は時間に余裕があったため、練習時間より一時間前に体育館に行きシュート練習を一人でやっていた。
40分もするとだんだんと疲れてきた。
そんな時ニ番目の人がやって来た。早速その人に練習に加わってもらい一対一を何度も行った。
ここで不思議なことに気がついた。
一人でシュート練習をやっているときよりも遥かに激しく動いているのに、この一対一の時は全然疲れを感じていなかったのだ。
他のメンバーも揃い、更に2時間の練習を行ったが、結局一番疲れを感じていたのは皆が来る前の最初の一人でのシュート練習だった、、、。
この気づきも自分にとってはとても大きかった。姿勢の重要さをはっきりと再確認させてくれたのだから。
また自分の場合、一人でやるよりも他の人と一緒にやった方がモチベーションは上がりやすいようだ。
3)子供に絵本
そんな感じで自分はたらたら物事をやるということはなく、何事にも集中して取り組むという姿勢が当たり前になっていたが、実はまだまだ足りないと気づかされたエピソードもある。
それは自分に子供ができて、その子供に絵本読んでと頼まれた時のことだ。
頼まれた絵本を読んであげると「もう一回読んで~」と頼まれる。いいよと答え、もう一度読むと、すかさず「もう一回!」。
子供が同じ本を読んでいて飽きないのは素晴らしいが、読んでいる自分は段々と飽きてしまう。せっかく嬉しそうにせがんでくるので更に何度か読んではあげるのだが、なんだか疲れを感じ、だんだんと横になっていったりした。
このようなケースを経験した人は多いのではないだろうか?
自分はこの時にハッと気づいたことが有る。これは自分では結構重要な気づきだと思う。
それはこんな感じだ。
「うわ、俺、たらたらやっちゃっている!せっかく子供が読んでほしいと自分のところに来てくれているのに本気で対応してあげてない!俺が逆の立場だったら嫌だな。」
「もっと字数の多い本をいつも読んでいて疲れないのに、こんな簡単な本を読むだけで疲れるはずがない。疲れるのは俺がたらたらやっているからだ!」
そこで自分は姿勢を改めた。
「よし!本気で読もう!」
自分はつまらない事を無理にする気はないので、読む側の自分も面白いように読み方を変えた。
ただ読むだけでなく、その後の続きのストーリーを即興で考え、話した。そこには絵本の登場人物だけでなく、自分や子供、近くに住む動物やアニメのキャラクターなど、様々なものも登場させた。
絵がない部分は自分が書いたり、どこかから切り抜いてきたりして新たな絵本をつくる作業だった。
ストーリーは自分で作るだけでなく、こどもと話しながら子供の答えに適応しながらその場で作った。
はっきりいってただ既存の絵本を読むよりもずいぶんと手間がかかり、時間もかかっているのだが、この時は疲れは感じなかった。むしろただ楽しかった。自分も楽しく、子供も喜んでくれて二人共幸せだった。
この体験は『姿勢』が如何に自分への影響が大きいかを再確認させてくれる自分にとって素晴らしい思い出だ。
姿勢は本当に大事!
これらのエピソードが背景にあり、私が常に『姿勢』に気を配っていたことを理解してもらえれば、冒頭部分の質問に対する自分の答えが理解しやすいのではないだろうか?
「自分の得にならないからあんまり頑張んなくてもいいや。」
「自分がやらなくても誰かやってくれるだろう。」
「なんか上手くできなかったけど、まあしょうがないよね。」
このような考えを持つ人達に逆に提案したい。
「そのような姿勢だと疲れないか?もっと面白く、ノリノリで行ったほうが楽だよ」と。