昔は幸せになるために情報を強く追い求めていた自分が、今では情報の少ない環境を選んでいる。そしてその方がずっと心が軽くなっている!
『価値観』が変化したからだ。
今回はその価値観の変化についてお話をさせていただこうと思う。
情報の洪水
昨今、情報があらゆる所に氾濫している。特に都会では電車や地下鉄などの乗り物内やデパート、商店街など、外を歩いているだけで様々情報が目や耳に入ってくる。
このような状況においては、情報を知っていることが当たり前となり、逆に知らないと、置いて行かれた感さえ漂うこともあるのではないだろうか?
情報を得られるという事は便利ではある。しかし、その情報に自分の思考が囚われてしまうこともあるだろう、、、
「あんなに手に入れようと躍起になったブランドバッグが、今では押し入れにしまってある」
こんな経験をお持ちの方はいないだろうか?
宣伝などの情報には意図的に方向づけがされている。「買ったほうが良い」、「持っていないと恥ずかしい」、「最新式はカッコいい」などなど、、
情報に耳を傾け続けていると、知らぬ間に自分の気持ちではなく「他人にどう思われるか」に意識が集中しやすくなっている。
『他との比較』という視点を刷り込まれる場合が非常に多いのだ、、、
情報の洪水が止まると(シンプルライフ)
自分は以前、情報を追い求めていた。知識が増えれば増えるほど競争に有利だと思っていた。
実際、そのようなケースは多かったように思える。
しかし今では、情報を追い求める機会はめっきり減り、思いや行動が凄くシンプルになった。そして『他との比較』という視点が薄れ、不安やイライラなども湧き上がらなくなった。
情報の洪水が止まると、こんな事が起こる。
- 自分の気持が整理しやすくなる
- やりたいことに集中しやすくなる
- それまで気づかなかったことに気づく
情報から遠ざかるには、一人だけの静かな時間を持つのが有効だ。
町に出るのを控えたり、瞑想するなんていうのもいいだろう。仙人や修行僧なんかはそんな感じだったのだろう。
自分の場合は町に住みながら、よく部屋の中で瞑想をしていた。
起きる変化
もう少し詳しく説明しよう。情報に耳を貸すのではなく、自分の心の声に耳を貸すようになると次のような変化が起こった。
- 興味の対象が変化
- 譲りあい、助け合い
- 当たり前が『有難い』に
虚栄心が剥がれ、本当に必要な物を望むように
優劣感よりも、ただ幸せを望む
金を払ったからやるのは当たり前!→やってくれてありがとう!
自分も相手の力になりたくなる
情報に頼っていたときは、基準を自分ではなく、他者に依存していた。しかし、自分の心の声に耳を貸すことで、その基準が自分に戻ってきたのだ!
『他者との比較』という視点が薄れ、シンプルにただ幸せになることを目指すようになった。
『他者との比較』という視点が薄れたことで、虚栄心も薄れた。
虚栄心が薄れたために競争心が薄れ、他人に手を貸す事に抵抗がなくなった。
他人に手を貸したら、他人も自分に進んで手を貸してくれるようになった。
人に手を貸して相手が喜んでくれたときは純粋に嬉しいし、相手から何かしてもらったときには自然と感謝の念が沸き起こってくる。
今まで当たり前だった事が、実は本当にありがたい事だったんだという事に気づく事ができたのだ。
『サービス』とその対価である『お金』と言う構図で考えてしまうと、サービスはお金を払っているので当たり前。お金はサービスを受けているので払って当たり前、、、、
世の中で一般的に普及している捉え方だが、感謝の念は沸きにくい形だ。
ただ当たり前と思うのと感謝の念が湧き上がるのでは、どちらが人生を豊かにするだろうか?
田舎暮らしの例
情報の洪水に飲まれにくい形態のひとつとして田舎暮らしというのもある。実際、自分も山梨県北杜市というところで田舎暮らしをしているが、非常に素晴らしいところ(移住希望全国No.1!)だ。
付近には都会からの移住者が多いが、価値観が都会にいた時と比べてかなり変化している人も多いようだ。その例を紹介する。
よく見られる価値観の変化例
- かっこいい外車より4WDの軽トラ
- おしゃれな靴よりも長靴
- おしゃれな服よりも草や種がつきにくい服
- ネックレスなどよりも斧などに興味を持つ
知らぬうちに『他者との比較』という視点が薄れ、虚栄心を満たす事よりも実益を重んじるようになっているのが見て取れる。
そういう価値観を持つ人が周りに多くなる事で、この流れは加速する。
畑で皆で集まったりするとき、靴や服が気になって動きが制限されるようでは自分も楽しみにくいし、周りからも実益を推奨する声が上がる事が多いので、次からは長靴を履いて来たくなるのだ。
また、田舎ではおすそ分けを頂く事が多い。こうなると自然と自分も相手に何かしてあげたいという気持ちになりやすいだろう。
結局は自分次第
情報に囚われにくい環境として上では田舎暮らしをあげたが、このstoryは。別に田舎暮らしを勧めるために書いたわけではない。
実際、田舎に暮らしていてもテレビや雑誌、インターネットで情報を収集する事は可能で、常に情報を追い求めている人たちも多い。
結局は自分次第ということになる。
ただ、「いつも何かに追われているような気がする」、「周りの目が気になる」、
「流行に後れないようにするのに疲れた」などと感じる人には是非、試してもらいたい。
『情報を追い求める事を一旦やめて、ゆっくりと自分と向き合う時間をとる事』を。
きっと、心の安らぎを見つける事になるだろう。
また、現状に不満が無い方でも、是非試してもらいたい。
今までとまるで違う事をやり始めたくなったりするかもしれない。
最後に、自分が自分の心に素直でいれたために引き起こされた感動的なエピソードなどを綴った記事を紹介させて頂く。
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このSTORYで伝えたい事
- 情報の洪水から外れてみると、自分の気持ちが整理しやすくなる
- 自分の気持ちが整理できると、本当に望む事をしたくなる
- 自分に素直にいられると心が軽くなる!!