田舎暮らし・ボランティア・個別指南 体験談 ~会社時代の友人 M君~

一泊二日で来てくれたM君が体験談を書いてくれたので紹介します。彼は自分の友達でもあるので、思わず彼に宛てて書いた返信も載せます。

参照会社時代の友人がボランティア+リフレッシュに
会社の先輩であり、部下であり、気の合う仲間だったM君。彼が悩みを抱えながら自分に会いに来てくれました。自分が会社を辞めたのはずいぶんと前ですが、いまだに友達で、ビヨンド自然塾のイベントにも何度か参加しに来てくれています。

自分が会社にいた時、「職場で遊び心を大切にする人っていうのは凄い少数なんだな、、」と思いました。特に仕事が忙しく、責任も重い社員の方ですね。派遣の方などは気軽な人が多かったように見えましたが。

M君は社員で、働く姿勢もまじめでしたが、遊び心を大切にしていた印象を持ちました。責任の重さに引っ張られ、自分の気持ちよりも、会社や上司に嫌われないようにすることばかり考えてしまうような人も多い中、彼は芯が通った印象でしたね。自分はそんな彼が大好きだったのです。

上司の顔色を伺いながら行動する社員が多い中、彼はかなり素直に上司に接していました。相手の肩書などに捉われずに接する人という印象ですね。子供なら当たり前のこの行動、社会人になってみると驚いたことに逆にかなりのマイナー派になっていました。自分はそんなM君の事を「会社の上下関係に縛らずに生きてて気持ちいいやつだな。」と思っていました。

そんな彼が「会社の人間関係などで苦しんでいる、、」と助けを求めてきたのです。
年齢が上がり、立場も変わってくると言いたいことも言いにくくなったり、色々とあるのでしょう。

自分は彼を知っているので、あんな彼でも会社で居心地よくいられなくなるというのは非常に勿体ないと思いました。周りに引っ張られずに自分の気持ちを大切に出来る人の存在は今の時代、貴重だと思います。ある一定数いることで、周りに勇気を与えられるようになると思うのです。

『自分の気持ちに素直に生きる』のが当たり前の世界になると良いですね。

M.M.さん 男性 40代

僕は室田ヤス師匠がいる山梨北杜市とそんなに変わらない田舎で育ち、家族、友人、師匠、ご近所にも恵まれ、いつも朝日を見て幸せだって思うし、夕日を見て生きてることに感謝しかないって思う。地元から離れることなく小学校、中学校、工業高校をそこそこの成績とそこそこの評価で卒業し、地元の企業に就職。たまたま大手の企業だったおかげで自分の人生で会うことのない一流大学卒業をした人たちと仕事をしてきた。アウトドアからインドアまで好きなことを一生懸命やるのが好きで、ただただ真面目に生きてきた。
 人を疑うのが嫌いで、どんな人も分かり合える、みんなで助け合ったほうが楽しいって思ってた。苦手な人にも、不条理にも笑顔でいれば何とかなる、何とかしてきた。でも、人生ってのはいつも面白いアクシデントを用意してくる。
 会社の社長に、後輩に心底裏切られた(って思ってた)意外と簡単に心が折れた。どうにもならない日々に師匠の室田ヤス師匠に助けを求めた。『なんでもやることあるからおいでよ、泊まれるし、寝れるし、食べれるよ』、相変わらずの自然体にほっとした。二日間、田んぼを耕し、水を引き、雑草を抜き、畑を耕し、苗を植え、懐かしい友人と人生を語り、木を伐り、運び、木の皮を剥いて、笑顔で生きてる3人を眺め、美味しい料理、美味しいコーヒーを頂いた。ヤスの言葉で活かされた。人を活かすってのは大変。お医者さんでも命を救う事は難しいのに、殺すのは言葉でも、百均のロープ、素手でも出来る。ヤスは押しつけがましいことは何にも言わないのに気付かせてくれた、体験させて、体験を分かりやすく説明してくれた。
 僕は、実はみんな体験している、気がつかないだけなんだ。今まで学んだ誰かの作った常識に縛られる。自分の経験、感じたことを、誰かが作ったフィルターにかけてしまってる。自分じゃない誰かに合わせたら、そりゃあ辛くなる。だってやりたくない演技をさせられる役者みたいになってる。僕は、操り人形じゃない、自分の見たものを自分で感じ、自分で楽しく生きたい
 忘れてた、生きてるだけでハッピーだって。そりゃあ面倒もあるさ、一人でこの世に生きてたらもっと面倒。電気、水、食べ物、情報、みんな誰かの努力。最初はみんな誰かがハッピーになるように誰かが一緒懸命考えた、でも、お金儲けになると妬み、争いは生まれる。このバランスはやっぱり面倒なんだ。でも、方法は山ほどあるって教えられた。世界は広いし一瞬で消える。砂浜、アリと象、有ると思う目の前の現象と偶像。
 世界は自分で変えられる、信じる心、溢れる情熱。多数派でも少数派でもいい、自分で自分で自分の一生を笑顔にしよう!って教えられた気がする。今、きっと僕は、変わりたいんだ、だから、面倒に飛び込んだ、誰かのせいではなく僕がそうしてる。だったら簡単、もう一回自分で変えればいい、自分の思う明日を願えばいい、景色の中で見たくないものを注視しなけりゃいい。まだ、今すぐには無理でも、ヤスのおかげで道は照らされた、分かりやすく簡単な道、目をつぶっても行ける、大事な人たちと自分の思いが必ず導いてくれてる。ありがとう師匠ヤス、ありがとうもえさん、また、穏やかな時間と美味しいコーヒー頂きに行きますね!

ヤスによる返信

うーむ、、、村田を知り、村田と仲良く過ごした時間があるからこそ、グッとくるものがあるな。思わず涙が出ちゃったよ。自分は社内で苦しむ人をたくさん見た。あの苦しみは他の会社でも、他の世界でも日常として起こっていると思った。それとは違う、もっとシンプルな幸せな世の中にしたいと思って自分は精神探求を始めた。その結果、世界はガラリと変えられると思った。システムとかルールとかで縛るのではなく、人々の意識さえ変われば良いんだ。たった一日で世界全体が変わることもできる!
そんなことを多くの人に知ってもらおうと思って活動している。ただ、それに気づいてもらうのは容易くはなく、薄っぺらく知識として聞いてもらうだけだとむしろ、誤解を与える可能性もあるので、来てくれる少数の人に少しずつ伝えている。でも本を書いたり、動画をあげたりして、少しずつもっと多くの人たちに思いを届けたいなと思っているよ。一緒に切り倒した木を使った小人の家、大分形になってきたぜ。