会の趣旨
雨の中、20名ほどの方が集まり、楽しい時間を過ごすことが出来た。
コレぐらいの規模が自分としては好きだな。
皆と直接話せるから。
そう、会の趣旨とはズバリ、『繋がろう!』。
人々が気軽に集い、繋がりを感じられたらいいなとの思いで開催しているのだ(^_^)v
参加者同士が気軽に話しあい、溶け合うような場を提供できたらいいな。
それにはお互いが顔を覚え、名前も覚えられるくらいの規模が最適だ。
商業ベースで考えたとしたら、特に参加料を低く抑えるのであれば、もっと参加人数を多く集める必要が出てくるだろう。
しかし、自分は無理に規模を大きくする気もないし、かと言って高い料金設定にするのも楽しいと思わない。
と言うことで、小規模、低料金にしているのだが、これにはもちろん意味がある。
お金に不自由しているのであれば、お金を取ればいいじゃないかと思うかもしれないが、自分は逆だと思っている。
お金を人々が求めるのは、人々も他の人々に求められるから。
この『お金を下さい!』のドミノが後ろから倒されると、次のドミノは更にその前のドミノに倒れかかる!『お金を下さい!』
このドミノ倒しがあまり好きではないのであれば、このドミノから外れれば良いと思う。
もしくは、後ろが倒れかかってきても、自分は倒れないようにする。
後者はかなり辛い展開になるだろう。何たってドンドン後ろから多くのドミノが倒れかかってくるからね(^_^;)
自分は前者の『ドミノから外れる』という選択肢を人々に示していきたいと思っている。
これは多くの人々にはなかなか理解されにくいと思うが、実体験をしてもらいさえすれば、当たり前のように受け入れられるだろう。
わかってしまえば当たり前であり、それだけ素晴らしい世界なのだから。
会の始まり
まずは全員の自己紹介。人数が多い場合にはこのような形式は取りにくいだろう。
この会に参加することになった経緯、自分達の思いや現在の活動などを話してくれた。
そして、皆が共通して思ってくれていたのは、
『人と人との繋がりは非常に重要だ。』
ということ。
『そのような繋がりを作りたく、今日も参加させて頂いた。』という意見もあった。
まさに自分の想いと重なり、非常に嬉しい気持ちになった^^
そして、共同主催者の真吾くんからは、「理念に非常に共感できるビヨンドの室田さんと、是非とも一緒にイベントをしたかった!」
という有難いお言葉まで頂いた。
そんな思いを胸に、香川県から遥々自分のところに来てくれるなんて、、、
本当に有難いことだ。
彼とはぴたらファームで行われた交流会で会ったのが始まりだったが、それから色々と自分に人をつなげてくれたりした。そういえば、yesファームの徳永さんに会ったのもこの時が最初だな^^
繋がり、繋がり、繋がり!
自己紹介後には昼食としてご飯とお味噌汁を出させて頂いた。
ご飯と味噌汁の具の野菜は、友達のぴたらファームさんからのご提供^^
え?何で自然農園ビヨンド主催なのにビヨンドの野菜を使わなかったかって?
今年は忙しくてあまり作付出来なかったからだよ(^_^;)
自分の友達には、野菜を作っている農家さんが沢山いる。
お米や麦を作っている人もいる。
大工や芸術家の方もいる。
それらの人々と力を合わせれば、お互いに生きていくことは楽になるだろう。
それぞれの人が、自分の得意分野で支え合えばいいと思うのだ。
他に野菜を作れる人が沢山いるのであれば、自分が無理にたくさん作る必要はないんじゃないかな。
今日出させて頂いた味噌は自分が麹から作ったものだが、その麹の元となる麦や米は北杜市の農家仲間から手に入れたもの。
特に大麦に関してはなんと!無料で頂いたのだ。
麦をくれたEさんも味噌作りをする方なのだが、麹を作ることが出来ないということで、原料の大麦は持ちつつも、麹は業者から買っていたようだ。
逆に私は麹は作れるが、麦はなかった。
と言うことで、Eさんからは無料で大麦を入手し、その中の一部を麹にして帰させていただいのだ。
物労交換というのかな。
こうして自分はお金を使わずに大麦を手に入れることができた。
そして、この話には続きがある。
この物労交換の流れを見ていた人が、更に自分に物労交換を提案してくれたのだ!
この時は相手のサービスに対し、自分のアイディア提供という交換形式だった。
段々とこのようなものが当たり前となり、遂には『対価を求めたりしない』、交換というような気持ちさえなくなるような行為が当たり前になっていくといいな~。
ヨッシーと真吾君の演奏
昼食後、ヨッシーと真吾君による演奏が披露された。
贅沢なプライベートライブ♪
ヨッシーの歌声やピアノ演奏、曲などは素晴らしいな~
かなり良い感じだ。
真吾君は、初めて一ヶ月!のギターを披露してくれた。
一ヶ月であんなに弾けるようになるの?!とちょっと驚き^^
おぉ、コレだよ! ~Smile and Shine!~
コンサート中、障害者の参加者さん(T君)が立ち上がり、演奏者の二人の頭を撫でた。
実は、これは自分がまさに「今日こうなると良いな!」と思い描いた光景だった!
と言うのは、T君を連れてきてくれた福祉施設の所長(Nさん)はこんなことを言っていたからだ。
「T君は音楽が大好きで、コンサートに連れて行ってあげたりするのですけど、盛り上がりすぎて壇上に上がっちゃったりして、迷惑がられたりすることがあるのです、、だから中々コンサートに連れて行ってあげることが出来なくて、、」
それを聞き、今日は気兼ねなく演奏者の方に近づいてくれるといいな。と思ったのだ。
誰もが自由に振る舞える
そんなのがやはり良いじゃないか!
こんな感じで、後ろでは踊っている方もいたり、演奏中にはあまりうるさくしないように気をつけながら(たまに忘れて騒ぐけどそんなのはOKでしょ^^)遊ぶ子供達もいたりと和やかな雰囲気で会を無事に終えることが出来た。
参加者の皆様からは会費以外にお志を頂いたりもして、本当に感謝しております。
横浜から来てくれたヨッシーと、更に遠くの香川県から来てくれた真吾君にお礼金として、その中から出させて頂きました♪
この会を無事に開催出来たのは、多くの方々のご協力のお陰です。
軽トラを貸してくれた方、ピアノを貸してくれた方、マイク機材を貸してくれた方、PA機材を貸してくれた方、野菜を提供してくれた方、機材運びや灯油などの買い出しを手伝ってくれた方、更にはヨッシーや真吾くん達の滞在時に宿を提供してくれた方など、、
そして当日の昼食準備を手伝ってくれた皆様、会場の掃除や片づけなどを手伝ってくれた方々のお陰です。
そう、そういう人々との繋がり、助け合いがこのような会の開催を支えてくれているのだ。
そんな事を実感できる貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました!