先生との勉強が楽しい! ~相手の本当の気持を引き出す~

家庭教師をしている子のお母さんからこのようなありがたいお言葉を頂きました^^

「先生と一緒にいるときだけ楽しそうに勉強している。一時間半があっと言う間ですからね。」

やる気が湧き上がらないのは、、

今日はこの背景について少しお話します。

「学校の勉強をなかなかやる気になってくれない、、、」

と嘆く保護者の方は多いのですが、逆に自分が思うのは、「それではお母さんはお子さんの立場だったら思わず自発的に勉強してしまいますか?」という事ですね。

面白いことに、子供には勉強してほしいらしいのですが、自分はその勉強を「したくてたまらない!」などとは思っていなかったりするんですよね。

既にその強化をマスターしているからとかの理由ではなく、「べつにやりたくない、、」という様に思っているのです。

小学校に戻って小学生たちと同じテストをしたとしても全教科100点取れる自身があるのでなければ、自分自身も学校の教科についてまだ勉強する余地はあるはずなのに。

子供も敏感ですから、親のそのような態度にはすぐに気づくでしょう。

「なんで僕はこんな勉強をしなきゃならないの?(お母さんはやらないくせに)」

これに対して真摯に答えてあげる親ははたしてどれくらいいるでしょうか?子供が、「そうか、なるほど!」と思えるような説明をしてあげられるでしょうか?

「あら、その宿題面白そうじゃない!ちょっと私にもやらせてよ!」

そんな感じで、思わず親がやってしまうほどであれば、子供にはその宿題が「楽しいもの」に見えてきますが、逆に、「なんでまだやってないのよ!ご飯抜きよ!」というように言われていたりすると、、当然の結果、「宿題」は「楽しくないもの」という思いがだんだんと形成されていきます^^ 

あくまでも自主性を重んじる

自分の場合は、自分がやりたいと思わないことは人にはなかなか勧められません。気持ちが乗りませんからね。という事で、自分は家庭教師をしている生徒さん達にもそのように接しています。

『「学校でやれと言われた。」、「親からやれと言われた」、そんな理由でワークブックなんかやっても面白くないだろう?ワークブックを終わらすためにただ問題を解いている?そんなのはただの作業だ。学びとは言えないよ。自分だったらそんなのは絶対にやらない^^』

自分が勧めるのは、「自ら考え、行動すること」。

慣れていない人には、どうしたら良いのかもわからなかったりしますが、その方法やヒントを与えると、喜んでやってくれたりします(個人差はありますが)。

例えば、「なぜ勉強しているの?」と問いかけたりします。面白いことに、殆どの子がしっかりとした答えを持っていません。大人の方でも、似たような問にはっきりと答えられない場合が多く見られます。

「あなたはなぜその仕事(作業)をしているのか?」

自ら考え、自ら求めるからこそ、自ら一歩を踏み出す

これは当然だと思うのですが、このような当たり前の姿に戻れるように、お話をしたりしています。

自分だったら、面白くて思わずやってしまうような状況でなければ、勉強をしたいとは思いません。だから、自分はいつもそのような環境で学んできました。そのような環境というのは、与えられるものではなく、自ら創れるんですよね。

「転んだって良いから、まずは自分で歩いてみなよ。」