最近はコロナウイルスの影響で学校は長いことお休みになっています。
学校が休みになることで勉強の遅れを心配する人も多いと思いますが、自分で勉強できる人はむしろ自由時間が増えて良いのではないかと思ったりもします。
実際、自分も高校時代、本気で勉強しようと思ってからは通学をやめ、自分で勉強したりしていました。その方が自分のペースでできるので効率が良かったのです。
今、家庭教師で教えている小学生のSちゃん、そんなに自主的に勉強をする方ではないようですが、好奇心がないというわけではありません。
自ら課題を見つけ、それを乗り越えようと行動できるようにさえなれば、自分や人の人生に活かせるので、まずはその姿勢を身に着けてもらいたいと思っています。
と言うことで、学校の勉強だけではなく、もっと広い視野で学んでもらうために自由研究をしてもらっています。
Sちゃんが普段、どのようなものに興味を持ち、自らやったりするものにはどんなものがあるかを聞いたところ、最初に見せてもらったのが、卵の殻のペインティングでした。
弟も一緒にやったりするようです。
かなりかわいい感じでペインティングされており、素晴らしい活動だと思いました。そこで、そのように自ら積極的に動くことをサポートするため、そのペインティングを見ながら想いを発展させていきました。
「全部丸くて、割ったままの形だけど、割り方によっては形も変えれるね。やってみると割と難しいことも気づくだろうね。どのようにやればうまく割れるかを見つけるまでもいろいろな実験が必要となるだろうね。」
「いっそ砕いて、その白い殻を板などに敷き詰めてからペインティングするというのもありだね。」
「このオレンジと黄色が上手い感じで混ざり合っているのも面白いね。そういう染め物もあるよ。上手くやると綺麗なマーブル模様を作ることができる。」
そんな話をしているとマーブル模様の作り方に興味を持ってくれました。
そしてざっくりとした情報だけ与え、自分でマーブル模様を作ってもらう事にしました。
翌週、結果を聞いてみると、”頑張ったものの、マーブル模様はできなかった、、、”との事。
絵具を水の上に垂らしてもすぐに混ざってしまったために、水にお米をつぶして入れてみたり、もっとやりやすい絵具はないかと調べてみたりしたようです。
マーブル模様作り用の絵具と言うのがあるらしく、それがあればできるという事を話してくれました。
自分はそれを聞いて、現代化学の力を使えば簡単にできるのは分かりますが、昔からある技法なので、そんなに特殊な原料は必要じゃないのではないかと思いました。
そこでSちゃんから上手くいかなかった例を聞き、インターネットで少し調べた結果、改良点が三つほど見つかりました。
既に家にある材料でできる可能性が出てきました。
更に翌週、結果を聞いてみると、、、、
今度はばっちりできていました!素晴らしい出来でした♪
上手くいかなかった際に、ただ残念に思うだけではなく、そこから改良点を見つけることができるようになることは非常に重要だと思います。
そして改良することで出来なかったものができるようになる喜びを知ってもらえたらなと思います。
Sちゃんは今回の実験が上手くいったことが嬉しかったようです。喜んでもらえてこちらも嬉しいです!