おいでよ!ビヨンド自然塾  ~大学生ボランティアの体験談~

ボランティアに来てくれた大学四年生が体験談を書いてくれたので紹介します!

目次

〇自己紹介

自然塾の話に入る前に、まずは簡単な自己紹介を!
わたしは湘南生まれ湘南育ち(神奈川県の平塚市出身)の21歳です。
「神奈川」というと、横浜の赤レンガやみなとみらいが思い浮かんでいるのではないでしょうか。「湘南」という言葉からは磯の香りを感じているひとも多いと思います。
ですが、じっさいに私の住んでいる場所は、そういったイメージを裏切るようなところです。
「田舎のおじいちゃん家の近くに似ている」と友人にいわれるほど、高い建物がなければ、中学校は田んぼのど真ん中。そんな神奈川、湘南らしからぬ場所で育った21歳です。


【これも神奈川です】

都内の大学に通う大学4年生ですが、こちらもいわゆる一般的な大学生ではありません。
就活もしていなければ、学校にも通っていません。授業は週1回のオンラインゼミのみで、現在は、全国を放浪しながら将来のあり方を模索している能天気人間です。

【1か月間高知県の四万十町でおばちゃん化していたことも…】

〇ボランティア参加理由

こんなわたしがなぜビヨンド自然塾を訪れたのか。
きっかけは阪口晴香ちゃん。
オンラインイベントで彼女の話を聞いてから、会いたい!トイレ作りたい!とその場で行くことを決めました。なかば、行かなければいけないという感覚でした。

【念願の晴香氏】

というのも、もともと私は「仕事」「休み」とが綺麗に二分している暮らし方や、生活を買う生き方に違和感があり、まったく惹かれず、それゆえに就活も気が進まないという状況でした。そのため、何でも自分で作るひとたち、自然のなかで目的や利益にとらわれすぎず生活をしているひとたちの仲間入りをしたい!そう思ったのでした。(といっても、この考えにいたったのは、ほんの数カ月前なのですが…)

同い年の晴香ちゃんがいたことで、自分の価値観に自信が持ててボランティアに参加を後押ししてくれました。
周りの同年代とは、根本の価値観が異なっていると感じることが多く、なかなか自分の思いを話せないこともあるのですが、しかし、晴香ちゃんのnoteを読んで、感覚が近いなと感じたのです。
そんなこんなで、「晴香ちゃんに会いたい」「理想の暮らしを体験したい」という気持ちがあって、自然塾でボランティアをすることを決めました。(これを読んで参加を悩んでいる大学生は、一度晴香ちゃんのnoteを読むと良いかも(^^))

〇自然塾でのスケジュール

初日

 
夕方18時前に到着。トイレを作っているスタッフさんに挨拶。久しぶりにマスク無しの大人と遭遇。一発目の挨拶は意外と淡白。ウェルカムウェルカムしていないのが心地よい。初のコンポストトイレ。やきそばを食べた。

2日目

 
地域おこし協力隊の火呂士さん、ボランティアのシンさんとのお喋りしながらトイレの壁づくり作業。
1か月前にボランティアに来られていた方も交えて昼食。
午後はオンライン授業。(4回寝落ち)


 

3日目

 
晴香ちゃんとトイレ作業の続き。重い土を運ぶ。マルタをきる。
午後はお昼寝(寝すぎた)寒くて起床。また作業。ひたすら土を接着剤に木を積んでいった。
スタッフの室田さんも加わり、雨に備えた支柱づくり。(BGMはマッキーとミスチル)

4日目

 
雨にて、ひったすらトイレの天井用の木を切る。はじめての丸のこ。(晴香ちゃんとても慣れてるカッコイイ。バリバリ切ってるわたしもカッコいい。)
タローくんとぼのぼの鑑賞。からのZOOM。(本当に人との壁を作らない太郎くん。見習うことたくさん。とにかくかわいい。)

5日目

 
午前中は課題に追われた。静かな空間と自然の心地よさでスムーズに完了。
午後は70代のアクティブおじいちゃん主催ジャグリングワークショップ。北杜市に移住された方との交流も((ジャグリングは要練習・・・))
夜はボランティアに来られたひと2組の方含め、みんなで持ちより夕飯&飲み&焚火。結果、人生相談に…!

〇感じたこと・考えたこと

まず、率直な感想。
5日間短すぎた!やっちゃった!これから滞在するひとは最低1週間、いや2週間は必要かも。
念願だった晴香ちゃんと会えて、就活、将来の話、お金の話など、価値観が近いゆえに、おしゃべりできて念願は叶ったけれど、想像以上にスタッフさん達が濃ゆかった。一人ひとりとじっくり話すだけで人生のヒントごろごろしている感じ。対話する時間がもう少しあったらなぁ~農作業もしたかった~。と後悔モリモリです。とにかく最低1週間は滞在することを強くススメマス!

やりたかった「トイレづくり」をとおして…
土づくり、マルタ切りはかなりの重労働。だけど、すごく楽しかった。作っている感。生み出している感。しかも、自然にあるものでというのが魅力的!
そして、次の日が雨だからといって急きょ作る事になった支柱。これに感激しました。その場でどうすべきかを考えて、ある木材でつくりあげる。室田さんが迷いなくドンドン作っていくのがカッコよかったです。ねじをうめこむ作業は、力の入れ具合がほどよく難しく、楽しかったなぁ。

全体をとおして…
こは色々な人に来てほしい場所だと思いました。
都会的な価値観、戦後の高度経済成長によって生み出された仕事、利益、目的を第一とするような価値観から解放してくれる場所だなぁと。

わたしも頭では、そういった価値観とは違うところで生きたい!と思っていたのですが、トイレづくりの作業をしているとき、目的や何のために…を考えてしまっているじぶんがいました。
本来はそんなことどうでも良いはずなのに。今目の前にいるひと、もの、自然と向き合って、そこに集中する。楽しむ。それだけでいいはずなのに!それが先の何につながるかなんてわからなくても、「今ここ」を生きていればよい。自分でつくることは、何のためでもなく、自分が楽しいから、したいから、自己満足で心を満たす。消費から生産へ…
わたしが向かおうとしている先は間違ってはいない。すごく本質的なところに近づこうとしているのかもなぁと確信はないながらも、ビヨンド滞在中にはそういったことを考えることができました。


自然や農業に興味があるひとはもちろん、
生きていて、なんかモヤモヤ違和感がある、このまま生きてて幸せなのかな、何のためにわたしっているんだろう、もぉしんどい~といったモヤモヤを抱えているひとは、診療所よりも自然塾を勧めます。今ここを生きる大人たちといるだけで、目的を問う意味が崩れていく感覚を味わえると思います!

1点だけ、代表の室田さんはオノマトペでお話をする(ペタペタ、ザーザーなど)ので、ちょっと癖があります。想像して会話に挑んでください。しっかし、面白く、豊かなひとしかいないので、ご安心ください!人見知りの方でも、そんなのお構いなしに距離感0で畳みかけるタローくんがおりますので、心配ご無用です(^^)

ここまで記事に目をとおしてくださり、ありがとうございます。
少しでもこんな大学4年生もいるんだ、こんな経験ができるんだ、こんなひとに会えるんだ、といった発見をしていただいていたら嬉しいです。
この記事に辿り着いているひとはおそらく同じ類の人間だと予想されるので、ぜひどこかでお会いしたいです✨居心地のよい豊かな暮らし、探していきましょう。では、また!

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