三日目は、天井と床の二箇所の作業を同時に進めました。二階の天井は講師のチョウハシさん、一階の床は私が講師を務めました。
え?私が講師?!ちょっと面白いですね。自分が改修を始めたのはわずか半年前、、 やったことさえ無いものでも、実際にやってみて色々と試してみるとわりとできるものなのです。これは自分が味噌作りやキムチ作りの講師をさせてもらっているのも同じです。
参照
答えを知らないものを、手探りでヒントをたどりながら答えにたどり着く、、、これは自分が研究者としていつもやっていたことです。精神探求も同じですね^^
「パパは教えないよ」
自分はそう言う『道を切り拓く』ような事をするのが一番好きであり、非常に楽しいと感じるので、その楽しさが伝えられたら良いなとの思いでこのワークショップも行っています。
そのため、大工のチョウハシさんとも話して出来るだけ参加者さん自身に色々と考えてもらい、自ら動いてもらうようにしています。
面白いことに自分の息子も自分の方針をよくわかっているようで、ワークショップ中、他の参加者さんにこんな事を言っていました。
「パパは教えないよ~」
家で子供達に対しても同じように接していますからね^^
一日目に行った床の改修に比べて、三日目の部分のほうが難易度が高い場所でしたが、一日目の学びを活かし、参加者さん達には色々と考えながら作業を進めてもらいました。
部所が変わると床の作り方も違ったりするので、剥がし方なども変わってきます。しかも、改修の仕方もやりながら考えるのです。現場で一緒に悩み、一緒に解決していくというプロセスを行いました。
床の改修
通常の床板はサネでくっつけますが、今回剥がした床板は金属製のダボで接合されていました。私もチョウハシさんも初めて見るものでした。
床板を剥がして見えてきた大引。”なんか弱そうだ、、、”と思って手で少し押してみると、、、、 なんと簡単に下に落っこちました、、、
参加者の皆さんも驚いていましたが、実はこんなぐらいだとしても床は取り敢えずは人を支え続けてくれていたのです。こんなのを見た経験があれば、気は楽になるのではないでしょうか?
大引は新しい物を設置しましたが、もし強度がいまいちだとしても、「無しでもOKだったくらいなのだから」と思えるかもしれません。もちろん、わざわざいまいちなものを作るはずはありませんが^^
床板を剥がし、大引も新たに設置し、レベルもバッチリ平行になりました!もともとがかなり傾いていたのを考えると、この変化はかなり充実感を生むのではないでしょうか? 何たって自分達で傾いていた床を直せたのですから!
時間内に貼り終わらなかった床板は、Mさんと共に取り敢えず仮置きまで進めておきました。
天井の改修
前回壁の下地までは作り終わっていたので、残りの石膏ホードを貼り、養生をして漆喰を塗るための下地を塗りました。
参加者の方から、こんな事を言ってもらいました。嬉しいですね!
「天井の石膏ボード張りとか下地塗り、床板切ったり…素敵な方達にも会えて楽しかったー!家直せたらどこででも生きていける気がする笑」
さて、来週は漆喰塗りと床板の仕上げ。キッチンのタイル張り。
他にもやりたいかたいましたら、今からでも参加可能です。お気軽にお申し込みください~