言って聞かせる子育て ~相手の気持を汲んで~

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戦うのではなく仲間に!

人と交渉する際、議論したり、相手を打ち負かそうとしたり、相手よりいかに自分に有利にしようかとか考える人が多いように感じられます

勝ち組、負け組などというワードが象徴するように、他人との比較を常に意識しながら生きている人が多いように感じられるのです。

相手にプレッシャーをかけることで、相手に何かをシブシブさせて「勝った!」みたいに喜んでいる人も見かけたりしますが、自分からすると「もったいないやり方だな~。もっと楽しくやれるのに」と思います。

自分の場合は、勝つとか負けるとかそんなのではなく、ただ「一緒に幸せになろう!」という想いを伝えています。しかも、うまくいくかどうかも、実は自分は気にしてなかったりします。この辺が理解され難いところかもしれませんが、そのような心持ちが出来るようになると、話し方はすごく自然になります。

いちいち考えたり、理論武装などしなくなります。

ただ純粋に想いを伝えられるようになります。

すると、、、

一般的には敵対すると思われるような相手からさえも協力を取り付けたりできちゃったりするのです。怒っている相手が自然に笑顔になり、協力者になってくれちゃったりもします。

コレ、いつも「そんなわけ無いだろ!」と思われるのですが、本当なんですよね、、、。というか、自分はいつもそんな体験ばかりしています。

最近行ったイベント、『繋がりキッチン』はそんな事を少しでも伝えられたら良いなと思って企画しました。

制限するのではなく言って聞かせる

イベント中、小さい子供たちが言い争っていました。自分はあまり干渉しないのですが、三日間も一緒にいるのに仲良く出来ないのは面白くないだろうなと思い、子供たちと少し話をしました

おもわず喧嘩をしてしまう子供たちも、実は喧嘩なんかしたくないんですよね。

ただ、おもわず喧嘩になってしまっているんです。その理由をあまり考えていないので、毎回同じ結果になってしまっているのですが、そこを改善すれば実は喧嘩にはならなかったりします。

年下の男の子達は一つ年上の男の子にちょっかいを出し、年上の男の子はそれに苛立ち、手を出したり、追いかけたりしていました。年下の男の子達は、強くパンチされたりすると「痛い、痛い!」と嫌がるのですが、すぐにまたちょっかいを出し始めます。そんな繰り返しをしているうちになにがきっかけかは忘れましたが、年上の男の子が泣き出してしまいました。

こういうのもったいないですね~。
お互い楽しく遊びたいと思いながら、結局はこんな感じになるパターンを何度も繰り返していたのです。

年下の男の子達は年上の男の子と遊んでほしくてちょっかいを出しています。年上の男の子に意地悪をしようとしているわけでは無いんですよね。そのへんのところが年上の男の子には理解できていませんでした。まだ小1ですからね。

そういう背景を伝えたり、一方の年下の男の子達には、遊んでほしい場合には相手が嫌がらないような誘い方にしないと喧嘩になるからもったいないよと伝えました。

彼らは「ちょっかいを出すことが相手の反応を最も引き出す」と学んできたように自分は感じました。確かに相手からの反応は引き出しますが、残念ながら楽しく遊ぶという流れとは違う方向に行く様子も何回か見ていたので、もっと楽しい遊び方ができると良いなと思ったのです。

泣き終わった年上の男の子が夕飯の際に、年下の男の子に自分のおかずを「あげる」といって渡したりしているのを見て嬉しくなりました。泣いていた時は「絶対に許さない!!」と怒っていたのですからね。

そして、、、先程まで怒っていた年上の男の子から食べ物をもらい、年下の男の子はすこし戸惑いながらも嬉しそうでした。許してくれたのが嬉しかったんでしょうね。

意地悪すると意地悪が帰ってくる

やさしくすると優しさが帰ってくる

こんなことを肌で感じてもらえたとしたら、凄い嬉しいですね。その学びはおとなになっても凄く助けになるでしょう^^

喧嘩なんかしたくない

 

喧嘩なんかしたくはない受け入れてほしいんだ

自分の方を向いてほしいんだ

 

ちょっかいなんか出さなくても

大声で呼んだりしなくても

 

「きちんとあなたを見ているよ」

その安心感を与えてあげれば

 

彼は穏やかさを取り戻すだろう

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