学校の授業についていけなかったり、授業中に落ち着いて座っていられないと、「この子は頭が悪い」、「ちょっとおかしい。障害があるのでは?」などと周りから言われたりすることがあるようです。
実際、自分の知り合いでも何件かそういうケースを聞いていますが、自分が直接その子達と話した感じでは別に問題ないんですよね。
自分は小学校の頃、落ち着いて授業を受けていたとは言えません。授業中に海に遊びに行ってしまったくらいなので^^;
でも、自分は自分が頭が悪いとは思ったことがありません。むしろ、ただ黙って先生の言うことを聞くというのは思考停止的な感じに思っていました。
現在、家庭教師で教えている子達も、周りからの影響で自分はあまり頭が良くないとか、頭が悪いとか自分で考えていたようです。これは勿体無いですね~。
そう考えていることで、モチベーションがやる前から下がってしまっているので。そしてその結果、実際に成績は悪くなり、更にモチベーション低下という悪循環に陥ったりします。でも、これは逆に、「自分は天才なんじゃないか?!」と思えたとしたら、モチベーションが上がることを意味しています。
ということで、彼らには彼らの能力に気づいてもらうための練習をしてもらっています。
例えば、ランダムに選んだ10個の単語を覚えてもらいます。普通に覚えると3日で忘れると思いますが、楽しく、真剣に覚えるやり方を伝えると、なんと、半年たっても覚えてくれていたのです!実際、一緒に覚えた自分も半年たっても覚えています。
これくらいのレベルであれば、周りからは天才だと思われるレベルだと思います。自分は頭が悪いと思っていた子達が、実は、自分は天才かもしれないと気づける、、、、そんなのが凄い良いですね!
「周りの子が誰も解けなかった問題、俺、解けたよ!」
と満面の笑みで報告してくれたりします。
お母さんやお兄さんに、「俺、これ覚えることができるようになったよ!」と嬉しそうに報告していたりするのです。
家庭教師をやっていて、そういうのを見るのが一番うれしいですね。
ちなみに、教え子の一人、H君。
授業中におとなしく座って教科書を読んでいられないと怒られたH君。
彼におとなしく単語10個をノートに書いて覚えてもらうと、なかなか覚えられません。
そこで、自分は立ち歩き、更にそこら中にあるぬいぐるみやお土産、漫画など、あらゆるものを利用しながら体を使って覚えるやり方を勧めてみました。下の写真がそれです。
すると、、、一発で覚えちゃったんですよね~。
出歩くことを禁止することが、学びを阻害していたりするという一例です。
自転車を乗れるようになるために、教室の中で教科書をただ読み続けても乗れないと思います。でも、学校の勉強はそんな感じで進められていると感じることは多いですね。英語の勉強も、社会も、理科も、算数も、、、。
しかしながら、実は自分の考え方一つで、教室の中でもリアルに学ぶことができるようになったりします。これにはやはり、普段から遊んでいたり、自分で物事を考える癖をつけていることが物凄く重要だと自分は感じています。