できないものができるようになる時
ボランティアスタッフのもえちゃん、中学時代に数学ができなかったそうで、大人になっても苦手意識があるとのことでした。中学でつまづくと高校でも避けたくなりますよね。そして、大人になってからも「数字は苦手なんで、、、」みたいになってしまうかもしれません。
周りの人たちができて自分だけできなかったりすると、「自分は頭が悪いのかも、、」と自信を無くすかもしれません。
そう聞くとなんか残念な流れのように聞こえますが、逆に言えば、できてしまったら「自分は天才なんじゃないか?!」となり得るということですよね。
今まで「絶対無理!」と思っていたものが簡単にできるようになったとしたら、、、、
次に困難にぶつかったとき、「今回もできちゃうんじゃないかな?だってこの前もできちゃったんだから!」と気持ちが萎えないようになるでしょう。
自分の場合はむしろ、周りの人たちが「難しい、、、」、「できないよ、、、」と言っていたりするようなシチュエーションの方が盛り上がります。
「これ、自分がやって見せたらみんな驚くかな?フフフ」
と思うからです。
ビヨンド自然塾を立ち上げたのもそんな姿勢を伝えたり、実際にそんな変化を多くの人たちに経験してもらいたいと思ったからです。
勉強はただの一例で、ほかの勉強、人間関係など人生のすべての出来事についても姿勢が変わり得るのです。
そんな変化を感じてもらえたらいいなと思い、もえちゃんに中学の数学を教えました。
中学二年生の連立方程式で距離、時間、速さに関する問題。教えたらすぐに解けるようになりました。
三歳の息子さんも隣で勉強を始めました。お母さんがやると、子供もやりますね。
「解けた!解けたよ!」
とすごい喜んでくれました。自分の力を確かめたいようで、もっと問題出して!と言ってきたくらいです。
「(数学以外にもこの人生では一生できないと思っていたものは他にもある。でも、その数学もできちゃったんだし)見方を変えたらすごい伸び代があるってことだよねーと思えたよ!」
と嬉しそうに話してくれたもえちゃん、気持ちを文にしてくれたので紹介します。
数学ができるようになって;もえちゃん
私は中学3年生くらいから受験勉強の為に塾に通っていました。
数学の授業が難しく感じて、他の子が先生の話を聞いて理解しているのに私は一度疑問に思う点が出てくるとそこから先に話してる内容が頭に入らなくなって
授業に置いてかれるようになりました。
個別に聞いても完全には理解できなくて、そのまま苦手意識を持ったまま大人になりました。
解けてわかった時の喜びは大きいことを知っていたので機会があれば昔できなかった問題をしっかりわかるまで教わってみたいなぁと思っていました。
学校では度々「理由はいいからとにかくこの公式を覚えておいてね!」というような教わり方をしましたが、室田さんにはなんでそうなるのか理屈がわからないと覚えにくいなーと感じてた部分を教わり、忘れてた計算の仕方や式の作り方
考え方を丁寧に教わったら理解できました。
何度か似たような問題を出してもらって
パターンを学習してるうちに
自分でも正解を導き出せるようになりました。
あの頃わからなくて苦しかったりくやしかったりダメだなって思って悲しんでた自分に
解き方、考え方を丁寧に教わって何度もやればできるようになるよ!
ダメじゃないよ!
と言いたい気持ちになりました。
理解できたことがすごく嬉しいです〜
╰(´︶`)╯♡
数学的な思考が日常で使えるのは憧れです。
家を建てるのにも役立つし、見方が増えて面白いだろうなと思う。
また昔解けなかった問題を完全に理解してどんどん解けるようになって
憧れに近づけたらどんな世界に見えるかなぁ。
もう学校には通ってないけど、いくつにっても人は学べるし学んだ先にはまだ見たことがない自分がいるんだなって思うと楽しいですね〜。
今回、少しの時間で昔の自分を超えられたのは大きな喜びでした。
また挑戦する!
ありがとうございました!!!
もえちゃん以外の方にも参考になるはず
自分がこのような記事を書いているのは、「もえちゃんが喜んでよかったね」ということをただ記述したいわけではなく、このようなことが誰しもに当てはまるから、参考にしてもらえたらいいなと思うからです。
実際、もえちゃんの変化はすでに自分の家庭教師の教え子にも影響を及ぼしています。
現役の中学生で数学に苦手意識を持っている子です。苦手だから避けてしまいがちのようですが、そのままだと苦手なままになるのは目に見えています。しかし、中学卒業後に10年以上経ったもえちゃんが一念発起して取り組んだところ、すぐにできてしまった。
「10年後にでもやりなおしたい!って思う人もいるんだよ。しかも、やる気になったら10分くらいでできちゃったんだ。それにくらべれば君はすごいラッキーだと思わない?なんたってまだ中学生。いま、やろうと思ったらできちゃうんだから^^」
「確かに!」と言ったその生徒さん、もえちゃんの行動に刺激を受けたみたいです♪