ビヨンドではフィールドで野菜や果物などの作物を育てています。
それには理由があります。
活動の目的
ビヨンドの活動は「人々が心の自由を獲得する」ための気づきを与える事を目的としているのですが、心の自由を獲得するためには、静かに内省できる余裕が必要だったりするのです。
野菜などの食物を調達できるようにすれば、その余裕が得られやすくなるのです。
ビヨンドで食べものを育てている理由
- 生きていける安心感を獲得する
- 恵みは自然ともたらされることを知る
- 誰でも役に立てることを知ってもらう
- 気づきのヒントは色々なところにあることを知る
1)食べれるものが得られ、さらに寝られる家が手に入れば生きて行けますよね。田畑や竹林などから食料を得、古民家を改修したり小屋を自分で建てたりできるようになれば、お金のためだけに無理して働かなくても良くなるかもしれませんね。
2)人間が水もやらず、肥料をやらずとも竹林からはタケノコが毎年出てきます。そんな感じで作物も勝手に出て来てくれたりします。そう、自然ともたらされるのです!これって凄くないですか?
わざわざ店に行き、お金を払わないと手に入れられないと考える人が多い食料が、自然と地面から湧いてくるのです。人間が手を貸せば収量をあげることもできます。
この事を知れば、自然に対する愛や感謝が芽生えるでしょう。
3)人の役に立てるというのは自己肯定感を確実に上げます。そして畑作業は単純な作業も多いので誰でもできるような事が多いです。作業は単純でも労力はかかったりするので、手伝ってもらえると凄く助かったりするので、作業を通して人から感謝されるという有難い経験を積むことができます。
4)目の前の結果を求める人は多いですね。直ぐに結果が出ないとあきらめたり、やって損した!と投げやりになったりします。でも実はやって無駄なことなどなく、見えないけれども土の下で根を伸ばしていたりするのです。まいた種が二年後頃に出てきたりするのを見たとき、ジンワリと人生に重なって気づいたりするのです。
トイレの周りだけ明らかに草の繁茂が凄い!先人もこのような風景を見て肥えが肥料になると気づいたのでしょうね。
理想のフィールドとは ビジョン
雑草のように食べ物が自然に得られ、花が咲き乱れ蝶々が飛んでいたりして心地よい空間を目指しています。
人が手をかけなくてはいけない部分は大分少なく、世話するのが好きな人は世話すればよいし、世話をしなかったとしても十分な収量が得られると良いですね。
自分はそのように考えているため、育ちにくい作物を無理に育てたりせず、無理なく自然に育つ作物の比率が増えていけば良いなと思っています。
自分の頭の中ではもう出来ているのですが、見える形になっていないと他の人たちには伝わらないと思うので、今はそのための準備を進めています。
スタッフにはビヨンドの理念を伝えて、理解はしてくれているみたいです。
見える形に関しては、大まかには同じでもそれぞれ誰が作業するかによって異なりそうですが、それもまた楽しみですね♪
木や草や作物が混在しています。慣れていない人はどこを歩けばよいかわからないでしょう、、、
ジャガイモ収穫。ジャガイモは家庭菜園でもポピュラーな作物で、収穫できるのは珍しくもなく、普通はそれほど感激もしないかもしれません。
しかしながら、自分やスタッフの萌ちゃんにとっては感慨深いものでした。
ビヨンドは生態系が豊かで野生動物が物凄く沢山いるので、イモ類はこれまでイノシシ君達に食べられるのが常で、その食べ残しをちょっと収穫できたらいいなくらいだったのです。
柵を作ってしっかり管理すれば収穫できることは分かっていましたが、柵を作ったり、その管理をしたりするのに手が回らなかったり、そこまで気合を入れていなかったために殆どイノシシに食べられていたのです。
自分たちのジャガイモが採れた嬉しさからか、凄く美味しく感じました♪
キノコの嬢王とも呼ばれるキヌガサタケ。スタッフの宏君が興奮しながら持ってきました。竹林整備で竹や木を切ったら生えてきたそうです。
キヌガサタケ、中国の高級食材で、日本では絶滅危が危ぶまれるほど貴重らしいのですが、よく見たらさらに4本ほど見つかりました!