今年は田んぼでお米を育ててみた。
というか、自然に任せてお米が育つのかを見てみた。
やり方としては、田んぼにお米を直播き。
それが上手く行かなかった場合のために、横で苗作りも試みた。
直播きした部分から元気に芽が育ってきた。
その様子を見るのはかなり気持ちが良いものだった。
逆に、苗代を作ったところは何故かまるで芽が出ず、、、
推測するに、恐らく鳥がモミを食べてしまったのだろう。
横で作業している時に鳥が食べているのを数度目撃しているのだ。
鳥が食べにくいようにと、小枝や葛のつるなどを苗代の上に這わせたりしたのだが、やはり防御力は低かったのだろう。
しかしながら、すぐ横で直播きした部分からは元気に芽が出ていたことを考えると、苗代では直播き部分よりも覆土が足りず、鳥がモミを食べやすかったのではないかなぁ。
直播き部分では元気に米が育ち始めたものの、それを超える勢いで他の草が茂り始めた。
そう、ものすごい勢いで!!
その後一ヶ月以上放置し、ちらっと見てみると、、、
何だこりゃ~!
ふーむ、、、稲がしっかり育っていたと思ったが、周りの草はあっという間に稲の成長を追い越すのか、、、
自身で体験して初めてしっかりと理解することが出来た。
草の中でまだ稲が無事なのかを知りたくて、援農者の方と共に草刈りをしてみた。
これは結構大変な作業だった、、、
というのは、どの草が稲で、どの草が稲ではないかさえ見分けがつかないことが多かったのだ(^_^;)
あっているかどうかわからないままに草刈りをしてみると、何とかそれらしい草の列が出現。
草にあっという間に埋もれることを学んだ自分は、数週間後に再度草刈りをしてみた。
そして、その後は、、、、、何もせず(^_^;)
仲間クエストの準備が始まり、田んぼに行く時間が無くなったのだ。
水管理だけチラチラと見に行くくらいで二ヶ月が経過。
結局また草に埋もれてしまった、、、
苗代では苗は出来なかったものの、直播き部分では沢山の芽が出ていたので、一列だけそこから横に移植してみたりしていたのだが、その移植部分のほうはあまり草に埋もれていなかった。
おぉ~、これが苗移植の効果か!
これがために皆、移植をするようになったのかなぁ。
今回の結果からすると、草刈りの手間を考えると、苗を移植するほうが随分と楽なように感じられた。
だがしかし、やはり直播きでしっかりと育たないというのには違和感を覚える。
米が人間に管理されずとも命をつないでこれたのであれば、それだけの生命力はあったはず。
今の品種にはその強さはないのかもしれないが、、、
その生命力を取り戻した時、勝手に元気に育ってしまったりするなんていうことはないかな~。
自然農園ビヨンドの人参はまさにそんな感じになったのだ。
一代目は自然に任せると殆ど育たず。というか、一本しか育たなかった、、、
しかし!その子供である二代目は物凄く育ち、撒いた区画は人参のジャングルのようにまでなったのだ。
お米もそんな感じになったら面白いな^^
とりあえず、直播き放置でもなんとか収穫できたりもする♪(物凄い低収量だけど、、)
また、収穫時に他の草がバンバン混ざるので仕分けなども手間がかかる。
一般の農家さんたちが除草剤に頼る気持ちが良くわかった。
お米だけが育つような環境を作れたとしたら、それはかなり効率は良いだろうから。
有機農家さんなどがしっかりと草刈りなどの管理をしてお米をしっかりと収穫しているのはかなりの手間がかかっているのだろうな。
予想通り、自分で育ててみると、強烈にお米の有り難さを感じた。
せっかく出来たお米、、、あれだけ撒いて、コレしか取れなかったお米、、、
とてももったいなくて食べられない。
そんな気持ちになってしまうほどの貴重な体験をすることが出来た。
来年、一緒にお米を作りたい人、いたら声をお掛けください^^