明野町の代表として北杜市の代表区長会に参加してきた。
北杜市の地域の代表と市長を始めとした市の職員の集まりだ。
まずは市の職員から市の課題や取り組みについての説明があり、それに対して質疑応答が行われた。
そして、会場をお寿司屋に移して意見交換会。
こちらは先程の『報告会』のような硬さはなく、自由な場所に移動しながら話したい人とお話をすることが出来た。
自分の好きなタイプの話し合いの形式だ。
大人数で一人がしゃべり、それを全員が聞くという形式も良いが、それだけだと対話は薄くなりがちだ。
やはり少人数、特に一対一での話し合いというのが自分は好きだ。
先日行われた『移住者交流会』の際にお会いした職員の方々が参加されていたので、その後に交流会の参加者の方が自然農園ビヨンドに研修に訪れたこと、そして移住も検討中だということを報告させて頂いた。
交流会では、移住希望者の方とみっちりお話をすることができる人数は限られており(時間の都合上)、実際、自分が個人的にお話出来たのは二組だけだった。
そしてそのうちの一人が実際に泊まりこみで自然農園ビヨンドに来てくれたのだ。
しっかりとお話さえ出来れば北杜市の魅力、田舎暮らしの魅力を伝えることができる。
更には、そしてココが非常に重要だと思うのだが、田舎暮らしや移住への不安を和らげてあげることができる。
実際に移住した人々と会って話をする機会を与えることで、本人が移住した時には支えになってくれるという安心感を与え、移住のシミュレーションもしやすくしてあげることができるのだ。
職員の方々は、先日の移住者交流会が、移住に興味を示した人が実際に一週間滞在したという結果を生み出したことに喜んでいたようだ。
地域活性化での協力関係を!
また、地域課の方が空き家対策に本腰を入れたいと話してくれたので、(市長も全力で取り組みたいとおっしゃっいた)自分の思う所を話させて頂いた。
自分の思う地域活性化は、現在北杜市が推進しているやり方とはかなり異なるので、市の職員の方々にしたら刺激的かもしれない。
地域課の方は、これから空き家の解消に向けた施策を作りあげようとしているようだが、自分としては是非、この作成の話し合いに自分も加えて欲しい。
自分は既にそのような活動をしており、その際に「こんな助成があればいいのにな~」という事を具体的に感じているからだ。
そしてまた農家として、今の農政の助成施策がまるっきり自分にとって使えないものになっているというのも自分が施策の作成会議に参加したいと思う理由の一つだ。
当事者抜きで施策のみを作り上げ、実際にそれを適用しようとすると、本当に助成が必要な人にはかなり使いにくいものであったりすると思われるからだ。
そして実際に担当の方とお話をしたところ、その方も、『直接に行動に移す人の声は施策の作成時から取り入れたほうが良い』と思ってくれたようだ。
そして地域活性化の具体的な行動自体も、職員がやるのではなく、適性のある外部団体に委託して、それを支援するようなカタチを取るのがいいかもと思っているらしい。
その外部団体としてビヨンドが協力できるようであれば、それはかなり面白そうだな^^
実はビヨンドは既に市に案を提案し、それが認められて事業化されたものもある。
その際の窓口は社団法人 里くらさん。自分の友達のEさんが代表を務める法人だ。
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窓口としては、ビヨンドのような個人経営でなく、法人格があったほうがいいのかもしれない。
必要があるようならば、NPOなどの設立も考えている。
(まだNPOとかよく知らないけどね(^_^;) 詳しい方、教えてくれると嬉しいです^^)
自分がやっている活動は公益性が高いし、市の目指す方向とかなり合致している。
市はそのやり方を模索し、自分はやり方はわかっているが資金面などでの協力者を必要としている。
その両者が協力すれば、効率的に素晴らしい街づくりをしていけるだろうな♪
~職員の方からの反応~
- 市長 『来年度は空き家対策に全力で取り組みたいと思っています。』
- Wさん 『柔らかい脳での発想と、公務員という固まった組織の発想が、上手くお互いを尊重しながら、北杜市を育てていけるといいですよね〜〜。』
- Tさん 『行政区長会の集まりで、こういった提案なんて、ホント最高です‼ ぜひ、お話を聞かせてください!』