自然農園ビヨンドがめざす所は、機械化農業のそれのように『一人あたりの生産量の向上』ではなく、『ただ皆が幸せになる環境を創る』ということです。
楽園創りの背景
この概念は『楽園を創ろう!(フリーファーム)』のページでも説明していますが、個々人が自分自身のためだけに囲い込みをしたりするのではなく、お互いが助け合い、自然の恵みを分かち合えばかなり豊かな暮らしができるとの提案です。
また、”なんとなく意味はわかる”と”実際にわかっている”では、似ているようでいて天と地ほどの差があるので、実際に”わかって”もらうための体験を提供しているのです。
小屋作りの意味
さて、実際に体験してもらうには、滞在拠点の必要性を強く感じています。
ビヨンドの研修棟はその点で、改修中でありながら大きな働きをしてくれています。
今は寒いですがもう少し暖かくなれば、農園内での滞在ができれば物凄くいいと思っています。実際、ビヨンドでは野宿体験なども提供しており、『テントさえ無くても寝れるよね?』という通な提案をしております。
しかし、小さいお子様連れの方、テント持参の煩わしさ(特に電車でお越しの方)などを考えると、『農園に気軽に滞在できる小屋があるといいよな~』という結論に至ったのです。
『小屋部』部員募集!
- 自分一人の為なら、小屋を作る意味が無い
- 来園者のために作るのであれば、一緒に作りたい!
と言う事で、農園内に小屋を作る『小屋部』を発足しました。
小屋部では只今、部員を募集中です~。
部員と言っても、なんら拘束や義務などはなく、それぞれの無理の無い範囲で参加できればいいかなと思っております。
興味がある人は、お気軽におたずねください。
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~小屋部概要~
- 部員が自ら考え、調べ、行動する事で小屋を作り上げる
- わからない場合には専門家に指示を仰ぐ
- 材料費などの経費は基本的に部員が融通する(支払い義務は無し)
- 作り上げた小屋を拠点に農園滞在を楽しむ
小屋部始動
小屋部の理念に共感してくれたSちゃんがパートナーを伴い、自然農園ビヨンドに小屋作りの活動に参加してくれました。
第一日目ということで、まずは現地視察。
実は、自然農園ビヨンドの敷地は広く、未だに未開拓な部分もあるのです(^_^;)
この未開の地を道を作りながら突き進み、小屋作りの候補地を探そう!となったのです。
「ここから先、どうやって進みます?」
「鎌で草を切って道を作りましょう!」
なんとか一番奥まで道が繋がり、敷地内全ての場所を見ることが出来るようになりました。
小屋作りの場所を探すはずが、その場所を見た途端、そこの整地をしたくなりました。
その場所が駐車場として使えそうだったからです。
辺り一面に野ばらが生えまくっているので、それを刈り取りました。
今、サラッと言いましたが、実はこれは割りと大変だったりもします(^_^;)
自分が自然農園ビヨンドを始めた当初は7月の開拓となったため、野ばらはかなり繁茂しており、刺が刺さり、近づくことも困難でした。
しかし、今回は3月。割りと根本に近づきやすいので、三人で力を合わせるとかなりの面積をスッキリとさせることが出来ました!
「おぉ~、なんか既に車を入れれそうじゃないですか?!」
「いや~、やった感がありますね!」
小屋部の理念
『素人が思わず小屋を作っちゃう』
ここが凄く重要です!
大工が小屋を作っても何も響かないでしょう。
作りたい!と思っちゃった人が、何も知らずに、お金に余裕もないのに作っちゃう、、、
こんなのが自分としては最高だと思っています。
こんな希望を与えることが可能になるからです。
そんな事を示せれば面白い!という想いから、自分は竹で小屋を作っています。
他にやることが沢山あるために進みは遅いですが、空いている時間に少しずつ進めています。
作るのは初めてだし、参考資料なども見つからないために自分でその場で考えながら作っています。自分としては、このようなプロセスは当たり前のことであり、最もエキサイティングな部分でもあります。
現代は情報が溢れ、答えはインターネットなど、外に求める事が多いと思います。
学校教育においても、生徒自らが考えるのではなく、先生が教える解を覚えるようなシステムにもなっているかもしれません。
自分が家庭教師をしているMちゃんには、この事をハッキリと伝えています。
Mちゃんは、考えながら答えてくれました。
Mちゃんにあんな夢があったなんて、知らなかったな~
話は逸れましたが、自分としては、『自ら考え、自ら答えを探していく』事の素晴らしさを伝えたいとの想いがあり、その機会の一つとして『小屋部』を提案させて頂いているのです~。
ちなみに、子供などでも入部可です^^