W君との会話 ~眼の色が変わった!~

大阪からカブでビヨンドに来てくれたW君との話は尽きること無く、一日中ずっと話し合っています。W君は滞在を延長し、五日間滞在することになりました^^

目次

『先生』は『患者』を増やす

W君は治療院の先生ですが、今は少し休みをとってゆったりと自由な時間を過ごしています。

自分でゆったりと考える時間を持ちたい

と思ったのです。

これは実に素晴しいことだと思います。それが人生を変えることになるでしょうから♪

W君にこんな事を話しました。

「医者がいると患者が来るだろう?「金を払ったんだから治してくれ」ってね。
患者がこのような姿勢であれば、いつまでもその患者は医者に依存するだろう?

自分がヒーリングとかをしないのは、その展開があまり面白いと思わないからなんだ。

W君が捻挫をした時には、治ったらいいなと思ってその方向に心を向けたりもしたけど、それはせっかく一緒に山に登れる機会だったから。違うタイミングだったら何もしなかっただろうね。

自分としては、相手を治すのではなく、相手自身が自分の状況を改善できることを知ってもらえるようにしたい。そうしない限り、患者は増え続けるだろう?また、患者の症状自体も増えていくだろうね。」

W君は思い当たるフシがあったようで、こう言いました。
「いや、確かに!今回、旅に出る時に患者さんたちには『しばらく休みます。もしかしたら辞めるかもしれません』って伝えてんけど、そうしたら患者さんの顔つきが真剣になったんよな、、。やっぱり『自分で何とかせな!』って気になったんやろな。」

私は話を続けました。

「医者にとって、患者さんというのはお金を持ってきてくれる『お客さん』でもあると感じられるかもしれないね。もしそうなるとしたら、相手に治ってもらおうという気持ち以外に、出来れば通い続けて欲しいから、『症状は軽くなりつつも全快はしないで欲しい』なんて気持ちが少しでも湧いてくるかもしれない。そんな事があったとしたら、かなり変だよね。」

これに対してW君は、こう答えてくれました。

「いや~、それはでもちょっとあるな、、、。でも、確かにそうやんな!俺もスタイルに変化が出てきそうや。」

眼の色が変わった!

W君は心のなかに色々な葛藤や、くすぶっている思いを持っていました。
話を聞いていてそれを強く感じたので、詳しく話をしてもらいました。

話のトーンや表情から、「これは割りと良いタイミングに来ているな」と思ったので、W君の話した内容に対する自分の見方を話しました

W君の前で引き起こされた出来事、それによりW君の中に湧き上がった感情とそれが意味するもの、、、

「そうか~!!そういう事か~」

W君は唸りました。心のなかで、色々な感情が湧き上がったようです。

「いや~、良いね~。表情が変わったね!」
自分がそう伝えると、W君は「え?そうっすか?」と嬉しそうに笑いました。

その後に面白いことが起こりました。

W君がトイレからこんな事を大きな声で言っているのです。

「うわ~、ホンマや!ホンマに目が変わっている!」

目の輝きが明らかに変わっていることを、実際に鏡を通して自分で感じたのは大きな驚きだったようです^^

このように表情が明らかに変わることは良くあります。相手を治してあげるというよりも、相手が自ら変化していく手助けをする事でこのような事が起こるのです。

このような変化を目の前で見るのはなかなか感慨深いものです。

研修生の和哉くんに寺子屋の実習コースを授けた時にも同じように表情が変化しました。
他の人に実習コースを授けていた際にも、同じく参加者さんの表情が変わりました。
そこに同席していた和哉くんもその表情の変化に気づき、興奮しながらこう言いました。

「僕の時もこんな風に表情が変わったんですか?!」

こんな感じで第三者から見ても明らかな表情の違いが現れる、、、、
いや~、面白いですね。

旅立ちの時

5日間の滞在を終え、にこやかにW君は旅立っていきました。
2015-08-14 10.30.33

「いや~、アトピー、むっちゃ良くなってるで!古い皮がとれて新しい皮が出てきとる♪」

心が変われば、体も変わる、、、

W君は手で治す治療師ですが、『心』が実は体を治すということを体感してくれたんじゃないかな~

W君の心の目が開いてきたので、別れ際に『真理探求』の道筋を示してあげました。

  • 『他人』なんてのはいない
  • 自分は何者か?は常に試される

W君の中でまた一つ繋がったようで、こんな事を言ってくれました。

「いや~、最後の(やつ)、また良かったわ~」

小屋を建てたりしたいというW君、10、11月に小屋作りワークショップをやるのでまた来てね~

 

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