京都から受験生が! ~skypeコーチング後に~

先日skypeでコーチングをした京都のN.T.ちゃん、電車で10時間ほどかけてわざわざ山梨まで会いに来てくれました!
参照スカイプでコーチング・家庭教師を京都の学生に

彼女は受験生で、今後の一年で大学の医学系に進むべく、勉強しています。
センター試験は9割程度とらないと足切りになるかもしれないほど難関な道を歩いています。


[雪山を見ながら七輪で料理。]

ただ、勉強に対するモチベーションは十分ではないと感じていたことからビヨンド自然塾のコーチングを受講してくれたのですが、やはり、「テレビ電話より、実際に会って話したほうが雰囲気はわかりやすいよ」とも伝えたところ、急遽ボランティアに来てくれたのです!

日中はボランティアさんとして一緒に作業し、夜は自分の家庭教師(山梨の生徒)が終わったあとに話をしたりしました。

[漆喰塗り。]

『本気で学ぶってどんなのか知っている?目がキラキラしているようでなければ、それはただの作業。本当の学びというのは、ワクワクからくる探求なんだ。』

漫然と勉強するのではなく、自ら何かを吸収しようとしているということをちゃんと自覚するようにアドバイスしました。

[ほうきを使って散水。身近なものを使える創意工夫が大事です。]


[ウクレレの練習中。これもまた、実は受験勉強のヒントに!]

そして、学びの姿勢を知ってもらうために、暗記の仕方を教えました。
ランダムな10個の単語を覚えるだけなのですが、「ちょっと覚えました」みたいな軽いノリではなく、一ヶ月後、一年後にテストするから、その時まで覚えていてという、結構ディープなやつです。

[暗記の極意を伝授中。]

普通は期末テストなどのテスト前勉強で数日間覚えていればいいやくらいの感じで暗記をしたりすると思いますが、本気でやれば、一日学んだだけで20年覚えていることも可能なのです(実際、自分はそうでした)。

こんな気持ちで暗記をする人ってまずいないと思います。だから、それをやって見せれたとすると、すごく人は驚きます。彼女は研究者志望なのですが、研究者というのは、普通の人が難しいと諦める分野において、解決策を求めて奮闘するのが仕事ですから、そんな暗記ができるだけでも自信を持つようになれていいかなと思います。

そしてとりあえず理解はしてくれたようなので嬉しいです。
ただ、難しいのはここから。自らその技術を活かせるようになるかは彼女次第ですね。


お花見シーズンなのに、いきなり銀世界!


Nちゃん、遠いところわざわざ来てくれて本当にありがとう!!
また来てね~。

【2019.04.12 補足】
翌日、こんなメールが届きました。本人了承のもと、紹介させていただきます。
凄いですね~。まだ18歳ですよ?!

N.T.ちゃんからのメール

3日間、本当にありがとうございました。

私は最初、もっとワクワクした気持ちで勉強できるようになりたい、そのヒントが得られるのではないか、と思いビヨンドのボランティアに参加しました。でも、ビヨンドから帰ってきた今、それ以上のものが学べたと感じています。
具体的に何を学んだのかと聞かれると、ん~……?となってしまうのですが、あんまり難しいこと考えずに、好きなことをやればいい、そうすれば楽しくやっていける。ただそれだけなんだなー、と楽観的に捉えるようになりました。
もちろん、やりたいことだけやっていればいいと言う訳ではありませんが。皆がそうだから、とか、批判されるかも、とかあんまり考えすぎずに、本当に自分のやりたいことがあるのなら、それをすれば良いんだ、と思いました

また、私はこれまでずっと失敗を避けて保守的に行動することが多かったのですが、失敗はそこから学べば全然大したことない、むしろ、身をもって体験した方が、よりいろんなことを学べるしおもしろいと感じるようになりました。うまくいかないことがあれば、じゃあどうする?精神で、次へ次へ進んでいこうと思います。

勉強法についても教えていただき、ありがとうございました。工夫すれば、ずっと頭に残る勉強ができるのだとわかり、今までより自信が出てきました。受け身の姿勢ではなく自分から学び、自分の頭でよく考えることを大切にしていきます。

また、古民家の修復作業をしてみて、自分の今の生活は、いろんな人が支えてくれているお陰で成り立っているのだとわかり、ちょっとしたことにも喜びを感じられるようになりました。人との関わりも、もっと大切にしようと思いました。

それから、理想と自分の求めるものというのは違うんじゃないかなーと思いました。多くの人は理想を追い続けています(たぶん)。お金をたくさん持っているとか、高い地位とか、安定した職に就くとか、きれいな服とか、他者からの賞賛とか。でも、理想には「理」という漢字が含まれていて、理性的というか、感情的にほんとうに求めているものじゃない気がします。みんな、理想を実現するのが一番良いことだと思っているから、その中にいる自分もそう思ってしまう。
でも、実際には心から求めているものじゃないから、たくさん迷ったり、悩んだり、苦しい気持ちになったりしてしまう。大変だけど、無理矢理でも努力で乗り越えることが美徳だと思っているんじゃないかなーと思います。もっと自分の心に耳を傾けてみたら、端から見たらめちゃくちゃ努力してるように見えるんだけど、本人はやりたいからやっちゃうだけ、みたいになる人が増えるかもしれない。

すこし話がそれますが、自分では感情だと思っていることも、実は理性に支配されていることって、意外とあるんじゃないかと思いました。例えば、私は実はこれまで少し潔癖でした。回しのみとか、人が口を付けたものに自分が口を付けるのは気持ちが悪いと感じていました。でも、ビヨンドでの3日間は、理性的になりすぎるのを少しお休みしてみようと思って過ごしてみたら、意外とそういうことはどうでもよくなっていました。潔癖って感情だけだと思っていたけれど、結構、理性が含まれているのかもしれない、と思いました。完全に潔癖がなくなったという訳ではありませんが、もうちょっと、そういう所のブレーキを外してみると楽だなーと気づきました

3日間で様々なことに気がつくことができ、良かったです。ありがとうございました。しばらくは行けそうにありませんが、また行きたいです。
季節の変わり目で気温の変化も大きい時期ですが、お体に気をつけてお過ごしください。

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