12/5にone day フリースクールを開催します。
それに先立ちまして、少し補足をさせていただきます。
今回の題材は哲学です。
子供向けの授業と言うと算数とか国語とかが一般的だとは思いますが、個人的にはそういう細かいものよりも考え方そのものをしっかりと持てることの方が重要だと思っております。
先生が黒板に書くからそれを盲目的にノートに取ったり、与えられた問題をただ解いたりするだけでは学びは浅くなります。
それよりも、「どんな意図を持ってこの問題を出したんだろう?」、「自分たちに何を教えようとしているんだろう?」というようなことを考えられるようになった方がモチベーションも高まりますし、学習を吸収する効率も断然よくなります。
「一を聞いて十を知る」ようなことが本当にできたりするようになるのです。
私は子供の頃から哲学的な思考をするのが癖でした。
何かを言われたとしたら、それが意義あることなのかを考えたり、こういうことのためにあるんだなと理解すれば、ただ言われた通りにするのではなく、より良いやり方を思いつけばそれを試させてもらうように提案したりしていました。
逆に言えば、哲学的な思考無しにただ盲目的に勉強を進めなければいけなかったとしたら、それは自分には苦しいものとなったでしょう。
子供は比較的自由な発想をしますが、年をとるにつれて常識に縛られ、発想は固くなっていきます。
そういう風にならないためにも、子供の頃から哲学的な思考に触れているといいなと自分は考えています。
自分の人生においては、教科書的な知識よりも哲学的な思考ができたことで救われたことの方がはるかに多いと感じています。
参照
- 『0点なんて最高じゃん!』何でも遊びにすることで、高3の半年で偏差値が31から75まで上がってしまった話 ~顔が輝かないようでは実力は発揮できないよ~
- 入社試験に落ちながら、面接官に思いをぶつけることで逆転合格!特別待遇にまでなった話
自分が自然塾なんかを経営しているのもそういう背景があるからです。
『自然な考え方』 というのは、今の社会では面白いことに自然には身につかないと感じているからです^^
文明的な社会においては、「こうあるのが常識!」とか「社会的な地位がある方がえらい」とか、「能力が高い方がえらい」というような、ある種の宗教のような考えが浸透しているように思われます。
そのような考えから離れる事をよろしくないと思うようになったり、そうしないと周りからよろしくないと思われるという不安が頭から離れなくなったりしている人が多いように感じるのです。
そのような考え方では、競争社会においてプレッシャーを感じやすく、生きづらさを感じており、体調さえも悪くなってしまうかもしれませんね。
哲学的思考というのは、そういう状態になることを回避する事さえ出来たりするのです。
面白いですね~。自分からすると本当に面白いです。
生きる上で非常に重要な考え方でありながら、こういうのは逆に学校とかではあまり教えませんからね。
教えないどころか、むしろそこから離れるように誘導されがちです。
長々と書きましたが、自分からすると非常に重要だと感じている『哲学的思考』、講師役の双葉先生はどのように伝えてくれるのでしょう?楽しみですね!