研修生の日々 ~自然の恵みに感謝・狩猟~

和哉くんは大学を休学し、ビヨンドに一年滞在しに来てくれています。17歳の時から『人生とは?』との哲学的思考を行い、大学でも法哲学という分野に進んでいます。

自分の感覚に耳を傾けよう!

学校教育などでは先生→生徒への知識の提供という形が取られ、生徒は聞き役に徹する事に慣れてしまいがちだと思います。

和哉くんもそんな感じだったので、自分は『答えを自分で探していく』楽しさや意義を何度も何度も伝えました。

「外からの情報は単なるヒントであり、真の答えは自分自身で掴むんだ」

言われたことをやるだけではなく、自分自身で考え、実際に自分で試してみる。そしてその結果を見ながら次を考える。このプロセスは凄く楽しいもので、単なる知識詰め込みなどに比べると段違いな集中力が生まれます。

今では和哉くんもこのプロセスを取るのが当たり前になっています。有難いことに、興味が湧いた時、それを実際に試すことが出来るフィールドがあるので、和哉くんは色々なことを試しています。

小屋を建ててみたり、農作物を育ててみたり、カゴを作ったり、野草を天ぷらにして食べたり、、、

和哉第一作目
和哉第一作目

2015-06-17 16.45.28
参照
小屋作り ~とりあえずやってみる!ことの大切さ~
自然の恵 ~何なんすか?コレ?!~

狩猟

和哉くんが最近興味を持っているのは『狩猟』。罠と銃の免許を取り、少しずつ狩猟を始めています。
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ビヨンドのある北杜市では『獣害』と呼ばれ、「動物たちに農作物を食べられる」事が日常的となっており、これを苦に農業から離れる人は多いようです。

そして、田畑から人が離れることで、更に動物たちは山から降りてきやすくなったようです。

『農業』の観点から見ると非常にやっかいなこれらの動物たちも、『狩猟』の観点から見ると物凄く好条件になっています。これまでにありえないほどに獲りやすくなっているのです。

狩猟は農業に比べるとハードルが高く、適性も問われますが、上手くハマれば地域にもかなり喜ばれるでしょう。そして豊かな恵みも享受できるでしょう。

狩猟により降りてくる動物が減れば、農業もやりやすくなるでしょう。

そんな循環が生み出せれば良いのではないかなと感じています。

卒業したらここに住みたい!

和哉くんと共に北杜市武川町にあるお試し滞在施設・シェアハウスの改修を行っています。目の前に使っても良い畑があり、近くに田んぼも沢山あるので、田んぼも借りようと思えば借りれそう。周りには竹林や山があり、狩猟を絡めればかなりの恵みが得られそうです。

そして抜群の景色!!和哉くんは、そのような環境が気に入ってくれたようで、こんな嬉しいことを言ってくれました。

「4月から大学に戻りますが、卒業したらここに住んでいいすか?畑もあり、狩猟もできれば最高じゃないっすか!」

嬉しいですね~^^