ものづくりを通して学べるもの

スタッフのはるかちゃんが記事を書いてくれました。
参照http://member.beyond-farm.com/1277

ものづくりを通して気づいたことが有るようです。

けん玉なんかも最初は手でやろうとしますが、慣れてくると足の屈伸とか体全体でやるようになるんですよね^^

効率よりも大事なこと

効率とかだけ考えると、「めんどくさい事しないで買ったほうが早い」という思いが浮かびやすいと思います。

手作業でお米を育てたりしていると「この労働時間をバイトにでも費やせばそのお金でずっとたくさんのお米を手に入れられるな」なんて思いがちです。

そしてそれはたしかにそうだと思います。
ただお米を手に入れる『効率』だけにフォーカスする人にとっては手作業でのお米づくりなんて言うのは無駄と結論付けられるでしょう。

それは凄くわかりやすいし、多くの人たちはそのような考え方をもちやすいです。

競争社会においてはそれが普通です。

が、、、、効率ばかりに集中している人が幸せで活き活きと過ごせているかと言うとそうではないことも多かったりするのですよね。ここが面白いと思いませんか?

自分がものづくりの体験を提供する活動をしているのは、『効率』の向上とかではなく、人生を活き活きと生きていけるようになってもらうためのヒントを掴んで欲しいからです。

米作りをすることで何が得られるかと言うと、、

  • 自分でお米を得られる自信
  • お米を食べれることのありがたさ
  • 失敗から学ぶ姿勢

時間とお金に換算すると無駄に思えたりしても、それはただ物価が安いからそう思えているだけで、値段が高騰したら不安のほうが強くなるでしょう。

自分で育てられることを知っていることは安心感につながるのです。

また、自分で苦労して育てたことがあれば、お米を食べれるだけでありがたい気持ちになれます。お米の苦労を知ることで、同じように野菜や果物、お肉、何に対してもありがたさを感じることができるようになるのです。

ちょっと料理の味がイマイチだとしても、そんなことで不満顔になったりすることはなくなるでしょう。

失敗してしまうことも、実は素晴らしい学びになります。手痛い失敗をしない限り同じ様なことばかり繰り返してしまったりするのですが、失敗に学ぶことでその後が凄く楽になったりするのです。

まずはやってみよう!

自分がものづくりなどを進めるのは、「まずは自分でやってみる」ことの大切さを実感してもらいたいからです。
最初から「それ、むずかしそう、、、」、「無理じゃね?」みたいに考える人は多く、その結果トライさえしなくなります。

逆に言うと、トライしないのにできるようになるなんてこと、まぁ無いですよね。
はい、「無理だよ、、、」と思った気持ちが無理にさせていたりするのです。

そんな時に凄い有効なのが実験です。

最初にイメージしたものがいきなり出来ないのは割と当たり前で、それでも色々と試行錯誤していくうちにイメージが固まってきたりするのです。

いきなり目標とするスケールでやるのではなく、まずは小さいスケールで簡単な材料でやってみたりすることが非常に重要なのです。

全体を見よう

慣れていないと自分の作業している部分しか見ることが出来ません。
そんな時は本当に簡単なトラブルでもその理由に気付くことが出来ません。

ちょっと引いて全体を見てみるのは凄い良いですね。
イマイチな部分がパッとわかったりしますよ。

このようなコツなどは今月末の3/26-27のイベント「小人の家の作り方 ~天然素材活用実習~」でもお話しようと思っております。

そこではもっと深い話をしようかとも思っているのですが、その中の一つにあまりに深い内容があり、そこはおそらく誰にも実感はしてもらえないと思います。

ものづくりも結局は精神世界に通じていくのです。