昨日から友達や子供の力も借りながら準備していた、NPOあしたの食卓主催の明日祭り@向山美和子の料理教室に出店させて頂いた。
出店と言っても儲けなどは考えずに赤字にならなければいいやというスタンスで、それよりも『呼んで頂いたので受けます』という繋がり重視の選択。
そしてこれは祭りの後の打ち上げて明らかにされたのだが、実はこのような選択を取る自分の行動自体が、主催者の向山さんが今回、自分をこの祭りに呼んでくれた理由だったようだ、、、。
「この人なら呼びかければ助けに駆けつけてくれる」
早速昨日用意した綺麗に飾り付けられたクッキーやパンを展示させていただくと、皆さん、興味を持って買いに来てくれた。
まさに農園的なノカンゾウや分葱、アサツキ、のらぼう菜なども出しているのだが、皆さんそのような原材料よりも加工品のクッキーやパンの方に断然興味をお持ちのようだ。
これは料理教室関係の人の参加が多く、加工品に興味が有るのか、はたまたラッピングが目を惹くのか?
クッキーなどはかなり人気があり、買って食べたお子さんが非常に気に入ったらしく、食べ終わった後に再度買いに来てくれた方もおられた。パンは一袋だけ余ったが、クッキーは売り切れた。
噛みしめる度に全粒粉の風味が楽しめるクッキーやパンは、食べたことがない人からしたらかなり新鮮かも。
自分も大好き。
この出来たクッキーを一緒に作った友達に時間の都合上分けることが出来なかったのが非常に残念、、
今度また渡します、もしくはまた一緒につくろう?
会場には以前有機村の店頭販売でゴボウを購入してその味に感動してくれたMさんが旦那さん同伴で訪れてくれた。
旦那さんもゴボウの味にビックリしてくれたらしい^^
そう、食べればわかる、自然本来の野菜の味♪
分かってくれた人は、こうしてまた求めてくれるんだよな、、、
だから多くの人にそういう自然育ちの野菜を食べれる機会を提供していきたいな~
実は、そんな思いが向山美和子先生との付き合いの始まりなのだ。
パックに入れて売るだけでは恐らく多くの人には理解されず、値段が安くない限り手に取ってもらえないだろう、、、
じゃあ、料理教室などに素材として使った貰えれば、多くの人に食べてもらえるんじゃないかな?
こうして向山さんに自然農園ビヨンドの食材とのコラボ企画を申し出たことがあったのだ。
他にも、味噌作り教室に参加してくれた方や自分の友だちなども来てくれた。
陳列物を見るだけの人はなかなか手を伸ばさないが、興味があって話を聞いてくれる人などに人気があるのが醤油のモロミ。生きたままのモロミなんて、なかなか目にすることはないし、絞って自分で醤油を作ったりしても面白いし、食べても美味しいから、好きな人には非常に魅力的なものだったと思う。
料理人の友達(Rちゃん)がモロミを購入し、家に持ち帰って早速調理して食べてくれた^^
そして、Rちゃんの家に居合わせた妹さん(Mちゃん)がモロミを気に入り、その後にモロミを買いに来てくれた^^
そう、まずは味や香りを体感してもらわないとね!
そして、合間には他の出店者さんと団欒。
輪投げブースのK君のところでは、やるまえにかなり練習させて頂き、商品に水切りカゴを頂いた。
わた菓子ブースでは、他の出店者さんと共にわた菓子を自分で作ってみた。
これは初めての体験で、かなり不格好な出来に、、、(結構難しいんですよ(^_^;))
そして、祭り終了後には関係者皆で打ち上げに。
そこで聞いた向山さんの『想い』には共感するところが多いので紹介させていただく。
~向山美和子の料理教室代表の想い~
- 子供に自立心を持たせたい
- 子供を通し、親にも影響を与えたい
- 安全、安心な食を広めていきたい
- 上記の想いを伝えるためであれば、多少の赤字になってでも料理教室を続けたい
コレを聞いていて、自分が自然農園ビヨンドでやっていることとかなり似ていることがわかった。
自分が自然農園ビヨンドで伝えたいのは、『すべての壁や制限を超えよう!(go beyond borders and limits)』という事で、これはちょっと深い内容なのだが、いきなり哲学的な話になるとなかなか伝わりにくいので、それをわかりやすく”農園”という形で表現させて頂いているのだ。
具体的には、子供たちが教育ファームなどで来たとして、自由にやらさせてあげる。
ああしろ、こうしろとは言わない。失敗したら?なんて言わない。
ただやってみよう!種の撒き方でも好きな様にやったらいい。そしてまるで作物が取れなかったとしても、それでいい。
その時点で色々と考察できるから^^
子供に自由にさせてあげることで、
子供が輝きを増すこと、実は自分でかってに調べようとすること、周りの大人が気付けないようなことにまで来づけること、、、
こんな事を親御さんなどに感じて頂いたとしたら、子供の自由を意識的に尊重する人が増えるんじゃないかな~
そんな想いがあるのだが、これはまさに向山さんの1)と2)と同じだ。
また、自然農園ビヨンドが提案するように自然の豊かさを享受できるようになれば、自然に農薬や肥料などはいらない事になるので、求めなくても勝手に安全、安心な食物は採れるようになる。
また、地産地消的になるので輸送距離も減り、ポストハーベストなどの必要性も減ることになる。
これは向山さんの3)と合致する。
そして、4)、、、、これも残念ながら?うちと同じ。支出がゼロではない現時点において収入がないのはあまり好ましくはないのだが、バイトをしてでも何でもいいから『こういう事が実際に出来るんだよ!』というビジョンを示すことに注力していきたい。
そのように感受性に似たものがあったからか、向山さんは自分と初めてあった時から『自分のオーラに恋をした』らしい、、
『自分にないものを持つ人、自分のの知らないことを知り、そのビジョンを見せてくれる人』として刺激を貰えるのが嬉しいというようなありがたいお言葉を頂いた。
今日もありがたい御縁や経験を頂いたな~