研修生K.M.君との一日 ~休学しちゃおうかな~

休学しておじゃまさせて頂こうかな~

現在、山形から20歳のK.M.君が研修棟に滞在しているのですが、当初の予定だった一週間を超えても滞在してくれています。
彼は17歳の時から「人はなぜ生きるのだろう?」というような疑問を持ち、考えていたそうです。現在、大学三回生で法哲学を専攻しています。

そんな彼に対し、自分は自らの経験で得た気づきを教えてあげました。
心の寺子屋の『心の枠を越えよう!』というコースです。

「どう?こんな答えは教科書には書いてないだろう?このことに気づけば、答えは教科書の中にではなく、自分自身にあるということがわかるよ。『常識』と呼ばれるものが、全然確かなものなんかではないことがわかるようになる。すると、『仕事』のために資格を取ろうとか、そんな考えなんかは浮かばなくなる。ただ『こうしたい!』と思うことを思わずやっちゃうようになるんだよね~」

K.M.君はビヨンドでの滞在を気に入ってくれているようです。
なんと、今では「4月から休学してビヨンドにいさせてもらおうかな」なんて真面目に考えだしてしまったくらいです^^

「ここは本当に最高ですね!こんなの知れ渡ったら絶対殺到しますよ!」

食事は提供されず、風呂はなく、トイレさえも無い宿泊施設、、、

「え~、そんなのでいいの?!」
妻はびっくりしてK.M.君に訪ねました。

「いや~、凄く良いです。大学生五人くらいで滞在なんかしちゃったら、かなり皆喜ぶと思います。こんな体験できるところはないですから!」

コレを聞いていた妻はまたまたびっくりしていました。
妻は、ビヨンドの活動にはイベント以外参画していないため、お金に全くならない自分の活動に対し、「働きに出てくれると楽なんだけどな、、、」と漏らしたこともあります。
というか、今でもそのような気持ちは持っていると思います。

しかし、K.M.君の口から出た言葉を聞くことで、自分の活動に対し、ある一定の理解が生まれたような気がします♪

自分の活動は、今はかなり突飛なものと思われるかもしれませんが、実は物凄くシンプルなものなのです。自分はただそのシンプルさ、その心地よさの体験を提案しているだけなのです^^

そんなK.M.君とのビヨンドでの滞在の様子をお伝えします。
3/2の様子。

チラシ印刷 7:30-13:10

朝からバザー用のチラシの為の画像加工。
画像ができてから、市役所へ。北杜市中の全小学校に配ってもらうよう、頼みに行ったのです。バザーが北杜市の後援を得ているため、市役所の助けが借りれるのはありがたいです^^ この後援を取る際にも、協力してくれた方々がいて、色々と助かりました。

その後、場所を移し、K.M.君とチラシの印刷、仕分け。
K.M.君に印刷を頼み、その間自分は小屋作りのやり方を検討。3/8(日)に『ビヨンドに小屋を創ろう!』の第一回を開催すべく、その下準備です。

途中、自分たちが印刷中であることを聞きつけたS君も加わり、色々とお話をすることが出来ました。
印刷、仕分けが済むと、既に13:10!友達が13:30には明野のビヨンドオフィスに来るので、早く帰らないと!
帰りの車の中でパンやお稲荷さんを食べ、帰りがけに市役所へ。
そこで出来上がったチラシの配布をお願いしました。

助成の話が 13:30-13:40

市役所では、出来たチラシを応援してくれている人々に配りに。
地域課の担当の方にチラシが出来ましたよ!と渡すと、「これこれ、こんな助成制度がありまして、、、」とお金がない自分のNPOの為に、提案をしてくれました。

自主的に手を差し伸べてくれる、、、本当に有難いことです!

友達が二組来てくれた 13:45-14:35

市役所を後にし、家に戻ると、既に二組のお客様たちが^^
ビヨンドの拠点、NPOみんなの街オフィスを案内し、NPOの活動や3/21のバザーの説明をさせて頂きました。
彼らはバザー出品のための品々を送り届けに来てくれたのです。
しかも当日はマフィンなどをやいて出品してくれたりするのです。
こども店長まで引き受けてくれました。
こういう理解者、応援者がいてくれるというのは本当にありがたいです!

友達のNPOにお手伝いに 14:35-22:50

友達と話していると、更にもう一人の友達(Mちゃん)が到着?いや、迷っていました(^_^;)
Mちゃんを救出し、K.M.君とともに、次は友達のT君(みんなの街の副理事長)のNPOこるだの活動(子供ご飯)のお手伝いに。

子供達と一緒にお蕎麦を打ったり、食事をしたり、、、
彼の活動を見ていると、本当に自分の理念と重なるな~とよく思います。
ビヨンドには野宿をしに来たり、共に平日に八ヶ岳登山に行ったりと、価値観も合う仲間です。

子供ご飯が終わった後、自分とT君、同行したMちゃんとK.M.君の四人でお話をしました。
内容は、自分がNPOでやろうとしている活動やその理念、ビジョンの共有です。

T君自身も、自身が運営するNPOで利用している拠点をオープン化したいという気持ちを持っているようであり、自分の提案する「まぁ、縁側みたいなもんだよ。それを、バンバン作るんだ」というビジョンを気に入ってくれました。

そしてこんなアドバイスをくれました。
「そんなビジョンが普通の人にわかりやすいような資料があるといいですね~」
そう、自分は会って話せばかなりわかってもらえるのですが、そのもの凄いボリュームを資料にまとめるのはなかなか時間がかかるんですよね(^_^;)

この打ち合わせを終え、団地についたのは23時頃。
これが職場で、『仕事』と呼ばれるものをしていたとしたら、かなりのストレスとなるでしょうね、、
昼休みさえもない、朝から深夜までの活動、、
しかし、活動している本人からすると、「今日もまた朝から晩まで友達と会って喋れて楽しかったな~」という感覚なのです。

この感覚をK.M.君も共有してくれているようです。
同行したMちゃんも同じ気持を持ってくれたようで、その後に嬉しいメッセージが届きました。

帰宅後に一人になってから初めて出来る作業というのも沢山あり、本当にやることはいっぱいです。しかしながら、それに義務感は微塵もないというのがやはり面白いですね~